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糖尿病で足がなくなる?糖尿病で必須フットケアとチェックポイント!

      2017/08/11

糖尿病の合併症で足(下肢)を切断しなくてはいけなくなる人が、毎年1万人以上もいるといわれます。
そうなるきっかけのほとんどは、意外にも靴ずれなど足の小さなキズ。
糖尿病が進むとキズが治りにくくなります。
足のキズはやがて潰瘍をつくり、さらに黒く変色して組織が腐ってしまう壊疽に・・・・・。
大切な足を守るためには、日ごろのフッ卜ケアが欠かせません。
そこでここでは、糖尿病の方のフットケアの方法についてお伝えします。

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1.どうして糟尿病で足を切ることになるのか

糖尿病はこれといった自覚症状のない病気ですが、進行すると皮膚の感覚が鈍くなる「糖尿病神経障害」が起こります。

また、高血糖の状態が続くとケガが治りにくく、細菌やカビ(水虫など)に対する抵抗力も弱まります。

そのため、糖尿病がある程度進んだ患者さんのなかには、足のキズが潰瘍になったり、爪の水虫(爪白癬)のために爪がボロボロになったり、足の形が変形したりする人がいます。

これら、足に起こるさまざまなトラブルを「足病変」といいます。

足病変をさらに悪化させるのが、動脈硬化です。

糟尿病で血糖コントロールが悪く、高血糖の人は動脈硬化も進みますが、下肢の動脈に「閉塞性動脈硬化症」が起こると、血流が悪くなり、足に十分な栄養や酸素が行き渡らなくなります。

その拮果、遣瘍はますます治りにくくなり、さらに細菌が感染すると、その部分が腐ってしまいます(壊疽)。

壊疽は急速に進むため、足を切断しなければならなくなるのです。

最近は、壊疽の範囲が狭ければ、血管を移植する手術で切断が回避できることもありますが、年聞1万人以上の人が、糖尿病性の壊疽で足を失っているのが現実です。

フットマッサージ
 

2.足病変は早期発見が大切、足のチェックを日課に

足にキズができていないかチェックしたり、小さなキズから細菌が入り込まないように足を清潔にしたりして、足病変を防ぐことを「フットケア(足のケア)」といいます。

フットケアは決して難しいものではなく、毎日の生活のなかで、自分でできます。

まず大切なのは、足に異常がないか1日の終わりにチェックする習慣をつけること。

靴ずれ、切りキズ、引っかきキズの有無だけではなく、皮膚の乾燥やひび割れ、ウオノメやタコ、水ぶくれ、皮膚の色の変化などがないか点検しましょう。

とくに注意したいのは、皮膚の色の変化と、化膿や悪臭の有無です。

もし、皮膚が青黒くなっているところや、化膿しているところ、悪臭のするキズがあったら、できるだけ早くかかりつけ医に相談しましょう。

毎日足を見ることで、小さな変化に気づきやすくなり、異常を早期に発見することができます。

足の指アップ
 

3.ウオノメやタコの処理は専門職や皮膚科医に相談を

足の清潔を保つことも、フットケアの基本です。

足は毎日洗い、洗ったあとはタオルでやさしく水分をふきとり、乾燥させましょう。

あまり熱いお湯を使ったり、ナイロンタオルや軽石でゴシゴシ洗うのはよくありません。

お湯の温度は37度~39度くらいがベストです。

洗ったあとは保湿クリームを塗り、乾燥してひび割れができるのを防ぎます。

足をケガから守るためには、靴下を履くようにしたり、自分の足に合う靴を履くことが大切。

靴は、なかに小石などの異物が入っていないか、確認してから履くようにします。

糖尿病神経症があると、感覚が鈍くなるため、小石が入っていても気づきにくく、それでケガをすることも少なくないので気をつけましょう。

糖尿病神経症の人は、こたつや湯たんぽ、あんかなど、暖房器具によるやけども要注意です。

爪切りをするときのポイントは、爪をまっすぐに切ること。

角を切り込みすぎないようにし、深爪も避けてください。

爪が厚くて硬い、視力が悪いなどの理由で、自分で切りにいときは家族に切ってもらったり、病院の看護師に相談しましょう。

ウオノメやタコを自分で削るのは危険なので、かかりつけ医に相談するか、皮膚科を受診しましょう。

足病変に気づいたときや、爪切りなどのケアが自分では難しいときは、医師に相談を。

病院によってはフットケアの専門職がいるところもあります。

医師が足病変の危険が高いと判断すれば、公的医療保険でフットケアを受けることもできます。

毎日行いたいフットケア

①足に異常がないか、毎日点検する。指の間や足の裏もチェック
【具体的なチェックポイント】
・皮膚の乾燥、ひび割れ、水ぶくれ、皮膚の色の変化(青黒いなど)、化膿、悪臭、爪の異常(爪の水虫、巻き爪、貫入爪、深爪など)、切りキズ、引っかきキズ、腫れ、ウオノメ、タコ、靴ずれ
②毎日足を洗って清潔にする
③乾燥やひび割れを防ぐために保湿クリームを塗る
④ケガを防ぐために靴下を履く
⑤自分の足に合う靴を履く
⑥靴を履く前に小石などがないか必ずチェック
⑦こたつや湯たんぽ、あんか、カイロなどによるやけどに注意
⑧爪はまっすぐに切り、深爪はしない

 
【フットケア実践編】


 
 

4.足病変と糖尿病神経障害のサイン

日本糖尿病対策推進会議が、全国20万人の糖尿病患者さんに足の外観や症状について聞いた調査で、多かった項目は以下のとおりです。

参考で掲載します。

足の外見的変化(足病変)
①水虫など足に感染症がある・・・29.9%
②皮膚が乾燥したり、ひび割れしている部分がある・・・27.1%
③皮膚がカチカチになっている部分(角質)が増えてきた・・・19.2%

足の症状(糖尿病神経障害)
①足がつる、あるいはこむら返りが起こる・・・35.0%
②足の先がしびれる・・・20.1%
③足の先がジンジン、ピリピリする・・・18.9%

(日本糖尿病対策推進会議のポスターより引用)

病院の医師
 

まとめ

以上が、糖尿病のフットケアの方法でした。

足の点検はお風呂に入ったとき、ついでに行うと忘れにくいです。

習慣化しましょう。

もし、ウオノメやタコができたら、絶対に自分で削ってはいけません。

また、爪が白~黄色に濁り、分厚くなってポロポロくずれる場合は爪の水虫かもしれません。

皮膚科で治療しましょう。
 

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