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将棋の「歩」の裏が「と」の理由は?歩兵が「と」であるその由来は?

      2017/06/09

将棋は、最近はあまりやっていませんが、かつては将棋番組をみていた時代がありました。
最近の将棋は、コンピューターの実力もかなり強くなり、なんと日本のトッププロの棋士も対局で利用しているのでは?といった疑惑も噴出したほどです。
コンピューターの発展、素晴らしいですね!!
ところでこの将棋、駒が敵陣に進出すると「金」に成りますが、「歩兵」がなぜか駒の裏が「と」と書かれています。
なんだか不思議ですよね・・・。
ということで今回は、この「歩兵」の裏がなぜひらがなの「と」という文字であるかを調べてみました。

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1.そもそも駒が金に成る「成金」とは?

古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、「幸運に恵まれた愚か者」という言葉を残しています。

これは、知性や教養もないのに急に巨額な金銭や財産を手に入れた人のことを表していて、英語では「ニューリッチ」などと呼ばれることもあるそうです。

日本的に表現すれば、要するに「成金」のことですね。

この「成金」という言葉なのですが、将棋に由来しているといわれているのです。

将棋では、王将と金将以外の駒、つまり「歩兵」「香車」「桂馬」「銀将」を敵陣に進入させることに成功した場合、その駒を裏返して金将と同じ働きをする駒にできるのです。
(これは、選択肢ができるということで成金にならないことも選択できます。)

これを「金に成る」と言い、そこから転じて「成金」という言葉が生まれたとされているのです。

将棋の歩の裏がとの理由1
 

2.「歩兵」だけ「と」と記入されている理由とは?

「歩兵」「香車」「桂馬」「銀将」のそれぞれの駒の裏側には、晴れて金将と同じ働きができるようになったことを示す言葉が書かれているのですが、なぜか「歩兵(略して歩)」の裏側には、「金」ではなく「と」と読めるような文字が書かれているのです。

他の駒はちゃんと「金」に似た文字が書かれているのに・・・。

そのために歩が成ったものを「と金」と呼ぶのが一般的になっていますが、なぜ「歩」の裏だけが金ではなく「と」に似た字なのでしょうか?

実は、昔は「歩」の裏にもちゃんと「金」と書かれていたというのです。

しかし「歩」は駒の数が多いので、いちいち書くのが面倒になったのか、崩して書かれるようになり、ひらがなの「と」に似た文字になってしまったという説があります。

ここで大切なことは、あくまで「と」に似た字であって、「『と』と書かれているのではない」ということです。

字を崩して書いたという説が多く、「金」と同じく「きん」と読む「今」を崩して書いたら、「と」に似た文字になったという説もあります。

一方で、いや「金」や「今」ではなく「と」と書いてあるという説もあります。

「歩」は「止」を上下二つ組み合わせた字だから、「止」の略字である「と」を書いたというのがその説の根拠です。

最近の市販の将棋セットでは、駒のサイズが小さいこともあって、歩の裏にはカタカナの「ト」が書いてあることもあります。

これは、将棋セットの製造会社が勝手にひらがなの「と」と判断したものと思われますが・・・。

実はひらがなの「と」ではなく、略字が「と」に見えているという説が真実であるとすると、カタカナの「ト」と書くのは意味が違ってくるかもしれませんね。

 
【加来耕三 将棋のルーツは、古代インド】


 

まとめ

以上が、「歩兵」の裏がなぜひらがなの「と」という文字であるかについてでした。

そもそも将棋の始まりは、古代インドのチャトランガ(シャトランガ)が起源であるという説が最も有力だといわれています。

将棋の歴史は古いのですが、いつ頃からさされていたかははっきりしたことは、わかっていません。

ただ、江戸時代には間違いなく行われていたようです。

そんなに古いと・・・、「歩兵」の裏が「と」であるはっきりとした真相は闇の中ですね。

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