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「やぶさかではない」の意味は?同意?まんざらではないとは違う?

      2017/06/01

「協力するにやぶさかではないよ」と言われたとき、「嫌々協力してくれているのかな、それとも、喜んで協力するよという意味なのかな」と悩んでしまいますよね。
嫌々なら、協力してもらうのも悪いし、こちらから「無理しなくていいよ」と言った方がいいのかなあ……でも、せっかく協力してくれるっていうのに断るのもなんか感じが悪いかなあ、とか。
どうして、日本語ってややこしいのか……私の日本語力が低いだけか(笑)
ということで、今回は「やぶさかではない」の意味や語源について調べてみました。
 

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1.「やぶさかではない」の意味や語源は?

「やぶさかではない」は「やぶさか」に打ち消しがついた言い方です。

「やぶさか」を広辞苑で引くと、

・吝か(やぶさか)
①物惜しみするさま。けちなこと。吝嗇(りんしょく)。
②未練なさま。思い切りの悪いさま。
③(「…に―でない」の形で)…する努力を惜しまない。快く…する。

これを見たところ、「やぶさか」自体が物惜しみするだとか思い切りが悪いというネガティブな言葉、「やぶさかではない」はそのネガティブな「やぶさか」を打ち消しているので、ネガティブではない言い方というわけですね。

つまり、「協力するにやぶさかではないよ」というとき、「協力する努力を惜しまない」「快く協力するよ」という意味で、「嫌々協力する」という意味ではないということです。

「やぶさか」の語源は平安時代までさかのぼります。

平安時代、物惜しみするという意味で「やふさがる」という動詞がありました。

また、けちであるという意味の「やふさし」という形容詞もありました。

これらの言葉が「やぶさか」の語源だといわれています。

鎌倉中期になると、「やふさがる」という動詞は使われなくなり、かわりに「やふさ」+接尾語「か」で「やふさか」という言葉が生まれます。

これが濁音化したのが「やぶさか(吝か)」です。

やぶさかではない1
 

2.「まんざらではない」の意味や語源は?

「やぶさかではない」とよく似た言葉に「まんざらでもない」という言葉があります。

こちらも、後ろに打ち消しがついているのが分かりにくさの理由。

肯定しているのか否定しているのか、ぱっと聞いただけでは分かりませんよね。

「まんざら」を漢字で書くと「満更」、しかしこれは当て字で、元々は「真更」と書いていました。

「真更」の「真」は「本当に」の意、「更」は「さらに」の意、つまり「真更」は強い肯定の言葉なのです。

「満更」を広辞苑で引いてみると、

・満更
①全く。正に。ひたすら。
②(下に打消しの語を伴って)全くそれと定まっているのでもないさま。必ずしも。

さらに「満更でもない」については、「必ずしも悪くない。かなり気に入ったことを婉曲にいう語。」とあります。

たとえば「満更嫌でもない」というと、嫌ではない、むしろ好きだの意味になります。

分かりにくい……分かりにくいけど、「好き」とか「嫌い」をストレートに言うのが苦手な日本人らしい言葉ですね(^^;)

「やぶさかではない」と「まんざらではない」の例文をご紹介します。

・過ちを認めるのはやぶさかではない:快く過ちを認めよう
・満更の下手が造ったものとは異う(ちがう):全くの下手が造ったものとはちがう
・褒められるのも満更でもない:褒められるのも悪くない(嫌ではない)、むしろ褒められてうれしい

 
【遊ばれているけど、まんざらでもないハリネズミ】


 
やぶさかではない2
 

まとめ

以上が、「やぶさかではない」や「まんざらではない」の意味や語源についてでした。

「協力するのにやぶさかではない」という申し出があったときには、遠慮せずにじゃんじゃんお願いすればよいということですね、断るのはかえって失礼です(´艸`*)

今日からは「やぶさかではない」と言ってくれる相手のご厚意には甘えることにします。
 

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