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「啓蒙」と「啓発」の違いとは!啓蒙は差別用語?明快に解説!

      2017/06/12

「啓蒙してやる」と言われるとむっとするし、「啓発」と言われると「胡散臭い」と身構えてしまいます。
私は騙されないぞ(`・ω・´)
そういえば「啓蒙」と「啓発」、一字違いの言葉だし意味も似ているような気もしますが、違いはどこにあるのでしょう。
使い分け方は?
ということで今回は「啓蒙」と「啓発」の違いについて調べてみました。
 

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1.「啓蒙」と「啓発」の意味と違いは?使い分けは?

まずは「啓蒙」と「啓発」を広辞苑で引いてみましょう。

【啓蒙】
(「啓」はひらく、「蒙」はくらいの意)無知蒙昧な状態を啓発して教え導くこと。

【啓発】
知識をひらきおこし理解を深めること。

なるほど、「啓蒙」と言われてむっとする理由がなんとなく分かりましたね(^^;)

「啓蒙」は「無知で道理をわきまえない人々に正しい知識と道筋を教えてあげること・啓発すること」です。

「啓蒙」の成り立ちは「動詞+目的語」です。

「蒙」は「覆いかぶさること」「めしい」のことで「暗い・道理に暗い・無知」という意味があります。

「啓発」は同じ意味の漢字を二つ並べた言葉です。

「跳躍」と同じ作りですね。

啓発には教えてあげることという意味もありますが、「啓発される」と受け身にして「他人の意思や行為によって知的な刺激を受ける」という使い方をすることが多いです。

「啓蒙」と「啓発」の例文や使い分けは、

・学生が教授の思想に啓蒙される
・教授が学生に啓発される(×啓蒙される、これだと教授失格です)

啓蒙は「上の者から下の者へ」という意味があります。

下の者が上の者を啓蒙することはありません。

啓蒙と啓発の違い1
 

2.「啓蒙」は差別用語なの?なぜ?

最近では、「啓蒙」という言葉を使うことが少なくなりました。

お役所も「啓蒙事業」ではなく「啓発キャンペーン」と言いますよね。

「啓蒙」は差別用語ではありませんが使い方によっては差別的な印象を与えてしまうので、使うときには注意が必要です。

「啓蒙」がなぜ差別的かというと、

・啓蒙する相手を「無知・馬鹿・道理をわきまえない」と捉えているから。

・欧米の植民地支配を連想させるから

・「蒙(めしい)」を「無知」ということが、視覚障碍者に対して差別的だから。

 

たしかに、役所が住民に対して「無知な大衆を啓蒙してあげよう」というのは、むっとしますね。

ひと昔前には役所の「啓蒙事業」というのが多くありましたが、今では「啓蒙事業」という言葉はとんと聞かなくなりました。

「啓蒙する」という言い方は教授と学生という間柄でもあっても現在ではあまりしませんが、「啓蒙される」という言い方は差別ではありませんし、現在でもよくします。

啓蒙された側から「啓蒙されました」というのは、相手への感謝や尊敬を最大限にあらわした言葉ですよね。

啓蒙と啓発の違い2
 

まとめ

以上が、「啓蒙」と「啓発」の意味や違いなどについてでした。

「啓蒙する」は使わない方が無難です。

「(相手を)啓発する」も、避けた方がよいですね。

新興宗教や怪しいセミナーの勧誘に聞こえてしまいます。

「啓蒙される」「啓発される」という言い方はOKです。
 

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