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「漁夫の利」の意味と使い方!例文で故事成語の漁夫の利を解説!

      2017/06/16

中国由来の故事成語って、元となった話を知らないと、漢字だけを眺めていてもいまいち意味がわかりませんよね。
「漁夫の利」もそんな故事成語の一つ、漁夫の利って何だ……釣った魚のことか?
ということで、今回は「漁夫の利」の意味や語源、使い方などについて調べてみました。
 

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1.「漁夫の利」の意味と由来・語源は?

広辞苑によると「漁夫の利(ぎょふのり)」とは「(ギョホノリとも)「[戦国策(燕策)]双方が争っているすきにつけこんで第三者が利益を横取りすること。」とのこと。

広辞苑の通り、「戦国策」に書かれた故事が由来の言葉です。

戦国策とは中国の史書で、国別の策略が33編で構成され、その一つが燕策(えんさく)です。

漁夫の利の元になった故事がこちら。

シギがハマグリの肉を食べようとしたが、ハマグリに嘴(くちばし)を挟まれた。

「今日も明日も雨が降らなければ水が切れ、息絶えたハマグリになってしまうだろう」(このままでは干からびるぞ)とシギはがハマグリに言ったら、ハマグリは「今日も明日も嘴を出せずにいたら、飢えて息絶えたシギになってしまうだろう」(このままでは餌を食べることができないぞ)、つまりお互いに「離さなければ危険だぞ」と言って譲らなかった。

そこへ漁師が来て、シギもハマグリもどちらも捕らえてしまった。

 
シギがハマグリの肉を挟み、ハマグリがシギの嘴を挟み、両者が身動き取れなくなってしまった状態に乗じて、漁夫が利益を独り占めにしてしまったという話ですね。

私も熱くなると、周りが見えなくなってしまうので、こういうこと、よくあります(;´・ω・)

 
【故事成語】


 
漁夫の利の意味と使い方1
 

2.「漁夫の利」の類義語・対義語は?例文は?

「漁夫の利」と同じ・似た意味を持つ言葉には、

・鷸蚌の争い(いつぼうのあらそい)
・犬兎の争い(けんとのあらそい)
・田父の功(でんぷのこう)
・濡れ手で粟(ぬれてであわ)
・両虎相闘いて駑犬其の弊を受く(りょうこあいたたかいてどけんそのへいをうく)
・両虎食を争う時は狐其の虚に乗る(りょうこしょくをあらそうときはきつねそのきょにのる)

などがあります。

いずれも「思いがけない利益を得る」「すきをついて利益を横取りにする」の意味です。

一番目の「鷸蚌の争い」は実は、「漁夫の利」と由来が同じ、元々は「鷸蚌の争い、漁夫の利となる」と言っていたのが、短くなって「漁夫の利」と言うようになりました。

「漁夫の利」の対義語は、

・二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)
・犬骨折って鷹の餌食(いぬほねおってたかのえじき)

などがあります。

「二兎を~」は「欲張ったら結局一つも手に入らないよ」の意味、「犬骨折って~」は「労して得た獲物を横取りされる」の意味です。

さらに、「漁夫の利」を英語で言うと、

・Two dogs fight for a bone and the third runs away with it.

二匹の犬が一本の骨を争っていたら、三匹目の犬がその骨をくわえて走り去ってしまった、という意味です。

どの国も、お説教のときは同じようなことを言われるのですね(;´・ω・)

「漁夫の利」の使い方・例文は、

「漁夫の利を得る」
「漁夫の利を狙う」
「二人がトップ争いをしているうちにお互いに消耗失速し、三番手が漁夫の利で優勝をさらってしまった」
「毛沢東は裏で日本軍と手を結び、蒋介石と日本を戦わせて漁夫の利を得ていた」

などです。

漁夫の利の意味と使い方2
 

まとめ

以上が、「漁夫の利」の意味や語源、類義語などについてでした。

「漁夫の利」の由来となった戦国策の故事は中学や高校の試験でもちょくちょく出題されますよね。

学生の皆さんは、一度原文を読んでおくとよいですよ。

模試で出題されたときに役に立ちます。
 

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