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「事象」と「現象」の違いとは?具体例でわかりやすく解説!

更新日:

 
「事象」と「現象」。
 
 
「現象」は頻繁に使いますし意味もなんとなく理解しているつもりでしたが…。

では、「事象と何が違うのか?」といわれてしまえば…、「同じ意味では?」と思ってしまいます…。
 
 
ですが、微妙でありながらも違いがあるようです…。

ということで、「事象」と「現象」の意味を徹底的に紐解いてみましたよ!!
 
 
本記事では、「事象」と「現象」の意味の違いと使い分けについて、徹底調査した結果をお伝えしていきます。

かなり深掘りしましたのでご期待ください!
 

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1.「事象」と「現象」の意味と違いとは?

「事象」と「現象」をそれぞれ広辞苑で調べてみます。

【事象】

①ことの成行き・様子。ことがら。

②[数]確率が定められることがら。試行の結果をみて、起ったか起らなかったかが確定されることがら。標本空間の部分集合と同一視される。偶然事象。

引用元:広辞苑

【現象】

①観察されうるあらゆる事実。

②本質との相関的な概念として、本質の外面的な表れ。

③カント哲学の…

引用元:広辞苑

「現象」の③は省略します(笑)

日常生活にはあまり関係なさそうな意味だったので。

それにしても、広辞苑では「事象」と「現象」の違いがよくわかりませんね…。
 
 
まずは、「事象」と「現象」の違いを端的に説明します。

「事象」とは、主に視覚で経験できる出来事のことで、漠然としていて抽象的です。

「現象」とは、人間の全ての感覚で経験する物事のことで、具体的です。

 
微妙な部分については、こういった違いです。
 
 
そのほかの意味も持っていますよ。

「事象」については数学などで使う確率の用語で、ある条件により引き起こされる結果の意味があるのです。

また、「現象」は物事の本質に対し、その本質ではない表面的な意味合いがあります。
 
 
なんとなく、ご理解いただけましたでしょうか。

では、ここからさらに噛み砕きわかりやすく説明していきますね。
 


 

①「事」「現」「象」の漢字の意味とは!

最初に、漢字の持つ意味から解説します。
 
 
「事象」の「事」とは、「こと」のこと。

つまり、「出来事」のことなのですが、漠然とした抽象的な意味があるのです。

そして「事象」の「象」とは、「かたち」や「ありさま」といった意味。

ということで、「事象」は出来事が形に出ますが抽象的ということになります。

形にあらわれますので、視覚で確認できるということもできますね。
 
 
 
「現象」の「現」とは、「あらわれる」こと。

つまり、実際に目や耳などで人間が経験できる物事といった意味で、具体的です。

「象」は「かたち」「ありさま」。

あわせると、「現象」は実際に目や耳などで人間が経験できる具体的な物事といった意味になります。
 
 
 
「事象」は漠然としていて抽象的な視覚で経験する出来事、「現象」はハッキリと人間が全ての感覚で経験する具体的な物事、ということですね。

雨
 

②「事象」より「現象」の方が広い意味を持っている!

「事象」は漠然としていて抽象的であると説明しました。

そういったこともあり、「事象」を使うシーンは少なく限られます。
 
 
一方の「現象」は、かなり意味が広く世の中でも頻繁に登場する言葉。

実際に、「自然現象」「社会現象」といった具合によく耳にしますよね。
 
 
「事象」も「現象」も微妙なニュアンスの違いはあるものの、ともに出来事を意味しています。

つまりこれは、広い意味の「現象」がありその一部が「事象」であるともいえます。

ですから、「現象」と「事象」を同じ物事に使用しても間違いではない場合があるということですね。
 


 

③物事の本質に相反する意味で使われる「現象」!

物事の本質に対し、その本質ではない表面のことを「現象」といいます。

本質の相反する意味として使われます。
 

④「事象」は確率の用語でもある!

広辞苑の意味②にあるとおり、「事象」は確率の用語でもあります。

実験や観測などで引き起こされる結果のことを「事象」とよびます。
 
 
たとえば、サイコロを投げると1から6の目が6分の1の確率で出ますが、このそれぞれの目が出ることを「事象」というのですね。

6面体のサイコロを投げることが条件で、その条件で起きる結果が「事象」なのです。

事象1
 

2.「事象」と「現象」の使い方!

「現象」の例文や単語からご紹介します。

『社会現象、自然現象、生理現象、心霊現象』
目で見て分かるものだけでなく、聞いたり触ったりして分かる物事が「現象」ですね。

『現象にとらわれず、物事の本質を見極めろ』
これは広辞苑にある「現象」の②の意味です。
このときの「現象」は、物事の表面や上っ面という意味です。

 
次に「事象」の例文や単語をご紹介します。

『自然事象、自然界の事象』
「現象」と同じ意味で「事象」を使うこともあります。

『誤った使い方が原因と思われる事象』
確率の用語としての「事象」です。
誤った使い方という条件に対し、その結果が「事象」ということになります。

事象2

ちなみに、和英辞典で「事象」と「現象」を引いてみると以下のとおりでした。

・事象=phenomenon(フィナマナン)
・現象=phenomenon、effect(エフェクト[効果])

同じ単語でした(^^;)
 

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まとめ

以上が「事象」と「現象」の違いや使い分けについてでした。

自分で書いておいてなんですが、分かりにくいですね(^^;)

でも、「事象」の方が限定的に使われることが多く、「現象」の方が広義で使われることは分かりました。

日本語って難しいですね。

「事象」「現象」をあらわす意味の言葉が「現況」「現状」「状況」「状態」。

こういったまぎらわしい言葉の違いを詳しく解説している記事がありますよ!

もしよかったら、覗いてみてください。

「現況」と「現状」の違いを解説!意味と使い分けは?

「状況」と「状態」の違いを徹底解説!意味の違いと使い分けは?

 

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