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「蔵」と「倉」の違い!「庫」も含め使い分け/違いを徹底解説!

      2017/07/03

蔵のある家はお金持ちのイメージですよね。
白壁の蔵を見かけると「あの蔵、何が入っているんだろう」と想像してしまいます。
ところで、「くら」というと、「蔵」と「倉」の字がありますよね。
それに「庫」も「くら」って読むんじゃなかったっけ?
この三つの「くら」、それぞれ違いはあるのでしょうか?使い分けは?
ということで、今回は「蔵」と「倉」、「庫」の違いなどについて調べてみました。
 

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1.「蔵」と「倉」と「庫」の意味の違いと使い分けは?

「蔵」と「倉」、「庫」はそれぞれ中に入れるものが違います。

【蔵】
大事なものを隠してしまいこんでおくところ、物品をおさめる

【倉】
穀物を入れるところ

【庫】
兵車(戦闘用の車)を入れる、書物を収める

 
「蔵」の漢字をよく見ると、「匿(かくまう)」の字が隠れています。

つまり「蔵」は金目のものや財産、商売の在庫品などを隠してしまいこむための建物なのです。

大切なものをしまい込む蔵には火事や盗難を防ぐための工夫がされています。

土壁(土蔵)も火事や盗難防止の一つ、土壁は耐火性能が高いのです。

余談ですが、江戸時代の蔵は火事から守るために、蔵の開口部(戸)も土戸にしたり、窓や戸の開口部をなるべく小さくするという工夫がほどこされていました。

また、ひとたび火事が起こると、開口部をしめて隙間を練り土で目塗りして火事から蔵の中身を守っていたそうです。

「倉」の字は「食+口」、つまり、食べるものを入れるのが倉です。

日本史で最初に出てくる建物が「高床式倉庫」ですよね。

これはねずみや湿気から穀物を守るために高床式の倉が作られていたそうですよ。

私が腑に落ちないのが「正倉院」、あれ、なぜ「倉」の字なんでしょうね。

国宝がいっぱい収められているのに。

「庫」は兵車(戦闘用の車)を入れる建物、言われてみれば、「車」の字がちゃんと入っていますね。

 
「正倉院」の「倉」もそうですが「宝庫」の「庫」など、上記の説明どおりではない使い方もあるようです。

語源は上記のとおりですが、意味的には必ずしも「蔵」→「財産」、「倉」→「食物」、「庫」→「車」といった具合に完全に凝り固まっているわけでもなさそうです。

 
【鳥取県倉吉市 白壁土蔵群 赤瓦】


 
蔵1
 

2.「蔵」と「倉」と「庫」の使い方を例文で紹介!

「蔵」と「倉」と「庫」の使い方を例文でご紹介します。

・高床式倉庫

・穀倉
穀物を備蓄する倉庫。

・ヨーロッパの火薬庫

・車庫

・蔵が建つ
(蔵が建つほどの)大金持ちになること。
反対の意味は「うだつがあがらない」

・お蔵入り
映画や芝居の上演が中止になること。
企画などがボツになり、日の目を見ないこと。

 
ただ、このお蔵入りの語源は「蔵」ではなく千秋楽の「楽」のようです。

なんでも、江戸時代、人気のない芝居は千秋楽を待たずに上映が中止してしまいました。

「千秋楽の前に中止になる」→「千秋楽になる」→「らくになる」ひっくり返って「くらになる」→「おくらいり(お蔵入り)」となりました。

江戸時代には、途中でだめになってしまうことを「らくになる」「くらになる」と言っていたそうですよ。

ふーん、私はてっきり、蔵に封印するから「お蔵入り」なのだと思っていました。

蔵2
 

まとめ

以上が、「蔵」と「倉」と「庫」の違いや例文などについてでした。

そういえば、「蔵」や「倉」の字がつく名字って多いですよね。

大倉(大蔵)さん、倉田さん、蔵持(倉持)さん……きっとご先祖様が家に蔵を持っていたのかもしれませんね。

私も蔵があるようなお金持ちに生まれたかった……と親に言ってみたところ、「蔵を建てて親に楽をさせてやるくらいのことが言えないのか」と怒られました(^^;)

おおせ、ごもっともです。
 

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