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「実情」と「実状」の違いとは!意味と使い方の微妙な違いを解説!

      2017/07/05

「実情」と「実状」の違い、分かりますか?
うーん、漢字の組み合わせを見ればなんとなく分かるかなあ……いや、いかんいかん。
こうやって、なんでも「なんとなく分かる」で済ませるから、ちっとも語彙が増えないのではないか(゚д゚)!
ということで、今回は、「実情」と「実状」の違いや使い分けについて調べてみました。
 

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1.「実情」と「実状」の意味の違いと使い分けは?

「実情」と「実状」を広辞苑で調べてみると、別々に記載されていました。

ということは、意味も違うということですね。

【実情】
①まことの心。真情。経国美談「悔悟の実情を表せしめり」
②実際の事情。ありのままの情況。「表向きはそうだが、実情はこうだ」

【実状】
①本来の姿。
②実際のありさま。「実状を視察する」

二つを比べてみると、目で見てわかる・外面的な物事のありさま「実状」です。

そして、その実状の裏に隠されていることや物事の内面まで見るのが「実情」です。

「情」には心や気持ちという意味がありますよね。

たとえば、「心情」「情熱」「感情」などの言葉があります。

「状」は「状態」や「状況」など、目でみてわかる様子を表すときに使います。

二つの使い分けや例文がこちら。

・被害の実状を調査する。
・トラック業界の実情を訴える。
・芸能界の実情を暴露する。
・間夫に尽くせる実情、こみ入つたる事(洒落本・婦身嘘)

こうして見てみると、「実情」は「事情」とよみかえることができますね。

実情1
 

2.「事態」と「状態」と「現状」と「実態」と「実情」はどう違う?

では、今度はさらに増えて、「事態」や「状態」、「現状」、「実態」などの使い分けも調べてみましょう。

これらも漢字の組み合わせを比べると、意味の違いが分かりやすそうです。

以下は広辞苑の記載です。

【事態】
事柄のありさま。事のなりゆき。よくないことに使う場合が多い。「非常事態」「事態を静観する」「事態の収拾を図る」

【状態】
物事がその時そうなっている(特に外面からもそれと分る)ありさま。ようす。「混乱した状態が続く」「健康状態」

【現状】
現在の状態。現況。「現状維持」

【実態】
実際のありさま。「実態調査」

「状」の字は目で見て分かるようすやありさまに使うことが多いです。

「態」の字もようすやありさまを表す漢字ですが、外面的・目で見てわかるありさまとは限りません。

「状態」と「実態」の違いは、「状態」はある一点での様子をあらわすのに対して、「実態」は普段の様子をあらわします。

例)
・体の状態がよくない
・小学生のネット利用の実態を調べる

また、「事態」と「実態」の違いは、「実態」が普段からそこにあることやものに対して使うのに対し、「事態」は急にあらわれたことやもの、今起きている出来事に対して使うことが多いです。

例)
・犯罪率一位の地域、その実態は?
・被災地の実態を調査する
・このような事態になるとは
・抗議活動が暴動に発展、軍が出動する事態となりました。

さらに、「実態」と「実情」の違いは、「実態」が外面からのものごとのようすをあらわすのに対し、「実情」には内面的に見たものごとのようすをあらわします。

なので、「実態」は「実状」と似ています。

例)
・空き巣被害の実態を調べる。(被害件数や被害状況、検挙率などを調べる)
・日本のものづくりが危ない!人手不足の実情を調べる。(人手不足の原因まで踏み込んで調べる)

実情2
 

まとめ

以上が、「実情」と「実状」の違いや使い分けについてでした。

「状」は外面的、「情」は内面的、事情やそれに携わる人の心情まで含めた「ものごとのようす」をあらわすと覚えておくとよいですね。

あとは組み合わせる漢字で意味が決まります。

「実態」や「実情」の「実」は「実際」「真実」「現実」の「実」、「ほんとうの」「ありのままの」という意味です。

「現状」の「現」は「現在」「現代」の「現」、「いまの」という意味です。
 

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