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「表示」と「標示」の違いとは!使い分けをわかりやすく徹底解説!

更新日:

 
「表示だっけ?標示だっけ?」普段は気にとめたりしないのに、一度気になると、ペンを持つ手は止まったまま、どっちの「ひょうじ」が正解なのかが分かるまでは一歩も先に進めなくなりますよね。

同じ現象は「表題」と「標題」でも。

「ひょうだいの件に関して」の「ひょうだい」はどっちなの?

メール画面を開いたまま、腕組みで考える羽目に……というか、こういうときは調べた方が早いですね。

ない頭をしぼっても何も浮かんできません(笑)

ということで、今回は「表示」と「標示」の意味の違いや使い分けなどについて調べてみました。
 

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1.「表示」と「標示」の意味の違いと使い分けは?

「表示」と「標示」をそれぞれ広辞苑で調べてみます。

【表示】
①外部へあらわし示すこと。
②図表にして示すこと。

【標示】
・目印をつけて外部に表し示すこと。

 
「表示」は外部にあらわすこと、また図や表にして見せるという2つの意味があります。

一方の「標示」、「標示」の「標」は、しるしやマーク、サインの意味があります。

ですから「標示」は、ただ外部にあらわすのではなく、何らかの「目印」を付けてあらわすということです。

「表示」といえば、何らかの方法で外部へあらわし示すことですが、「標示」というと目印やマーク、サイン、看板などで示すことという違いがあるのです。

また、「標示」というべきところを「表示」ということもあります。

要するに、大きな「表示」の中に「標示」が含まれるということですね。

ですから、道路標識などは明らかに「標示」がピッタリ意味が当てはまるのですが、べつに「表示」を使用してもよいということです。

表示1

「表示」と「標示」の例文や使い分けはこちら。

【表示】

・価格の表示
(価格を表に見せる)

・意思表示
(意思をみんなに見せる)

・成分表示
(成分をわかるように見せる)

【標示】

・道路標示板
(交通情報などを看板で見せる『標識』)

・道路工事の標示
(交通情報などを看板で見せる『標識』)

・境界を標示する。
(国境などの境界を看板で見せる)

 
具体例を説明しましたが、よくよく見ると「標示」の方は「道路」や「国境」などといった、「地面」に設置されているものですよね。

これは、つまり人間の移動時に必要となる「目印」をあらわすこと、それが「標示」ということです。

「標示」の使い方は、ほぼ「人間の移動時の目印」に限定されるということです。

ですから、そういった「道路標識」的な目印以外は、ほぼ「表示」と覚えておいて間違いありません。
 


 

2.「表題」と「標題」、「表札」と「標札」の意味の違いと使い分けは?

同じように、「ひょうだい」も「表題」と「標題」があります。

日本語って本当にややこしい(。´・ω・)

広辞苑を調べてみると、「表題」と「標題」は一つの項目で以下のような意味がありました。

【「表題」「標題」】
①書物の表紙に記された書物の名。外題(げだい)。
②演説・談話・芸術作品・演劇などの題目。

 
つまり、「表題」と「標題」は意味に違いはないということですね。

広辞苑では「表題」と「標題」の違いは言及されていませんでしたが、よくよく調べますと以下のような使い分けがされていました。

【表題】
・一つの文書全体のタイトル

【標題】
・文書を構成する各章ごとのタイトル

 
表示2

たとえば、一冊の小説の表紙のタイトルが「表題」で、小説の1章2章…と続く各章のタイトルが「標題」といった使い分けですね。

使い分けをするのであれば、こういった使い方をしましょう。

ただし、基本的には「表題」も「標題」も意味は同じです。

こういった使い分けをしないからといって、間違いというわけではありません。

それから「表札」と「標札」ですが、これはどちらも門や戸口にさげる居住者の氏名をしるした札のことです。

つまり同様の意味であり明確な違いはないようです。

一般的には「表札」と書くことが多いかな。

最近は「防犯上の理由から表札をださない」という家も多いですよね。

我が家の表札はまだ曽祖父の名前のままです(笑)

曾祖父が他界して半世紀、表札をかえようという者が一人もいないとは……一家そろって面倒臭がりにも程がある(笑)
 

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「表示」と「標示」もまぎらわしいのですが、「表記」と「標記」の違いもわかりにくいです!

使い分けが必要な「表記」と「標記」については、下の記事をご覧ください!

表記と標記の違い!あるポイントを押えると使い分けが簡単!

 
 

まとめ

以上が、「表示」と「標示」の意味の違いや使い分けなどについてでした。

「表」はただあらわすこと、「標」はしるしやマークと覚えておくと、どちらの漢字を使うべきか分かりやすいですね。

また、道路標識的なものは「標示」、それ以外は「表示」と覚えておくのも一つです。

悩んでも分からないときには「表示」と「表」の方を書いておくのがおすすめです。

「表示」は全てに当てはまります。

同じ読み方でありながら意味が違う言葉はまぎらわしいですよね…。

特に「迎える」と「向かえる」は気を付けないと、意味が違うので大変なことになってしまいますよ!

もしよかったら、下の関連記事をご覧ください。

迎えると向かえるの意味の違い!実は驚きの差があった!

 

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