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「三方一両損」はおかしい?意味・あらすじを徹底調査!なんか変?

      2017/07/23

落語に「三方一両損」という話があります。
これ、「ああ、なるほどね」と思いつつも、若干腑に落ちない気持ちになるというか、もやっとした気持ちになる話ですよね。
また、「三方一両損」をもじった「三方一両得」という言葉もあるみたい。
こっちはどんな意味なのかしら。
ということで、今回は「三方一両損」の意味などについて調べてみました。
 

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1.「三方一両損」の意味は?なんかおかしくない?

「三方一両損」は落語の一つで、こんなお話です。

あるとき、左官の金太郎が三両拾いました。

正直者の金太郎は三両を自分の懐にしまったりせず、落とし主の大工吉五郎に届けます。

しかし吉五郎は「一旦落とした以上、もう自分のものじゃない」といって頑なに受け取りません。

これに怒った金太郎とメンツを守りたい吉五郎、「受け取れ」「受け取らない」でついに喧嘩になってしまいました。

そこで大岡越前守は、三両に一両を足し四両にしたうえで、金太郎と吉五郎に二両ずつ渡します。

三両が二両になった金太郎と吉五郎、さらに一両出してやった大岡越前、三方(三人)とも一両ずつ損しているということで「三方一両損」で解決、めでたしめでたし。

 
一度聞いたときには納得してしまいそうになりますが、よくよく考えてみると、「金太郎は二両丸儲けじゃん」という気が……正しい見事な裁きのようで、どこか腑に落ちない、もやっとしたお話です。

まあでも、金太郎は本来お金の拾い主として三両もらう権利があるのに、二両に減ってしまったから「一両損」ということなのでしょうかね。

 
【柳家小三治 三方一両損】


 
三方一両損1
 

2.「三方一両損」には続きがあった?「三方一両得」とは?

上記の「三方一両損」のお話には続きがあるそうです。

金太郎と吉五郎の話を聞いた、二人の不届き者、奉行所から一両せしめてやろうと悪企みをします。

それぞれ1.5両ずつ出して三両に!

その後で、金太郎と吉五郎を倣って、「受け取れ」「受け取らない」の喧嘩をしてみせたのです。

もちろん、嘘の喧嘩です。

二人の訴えを聞いた大岡越前守、二人の嘘に気付かぬふりで、「よく正直に届けてくれた。二人とも正直者である」と二人を誉めたうえで、「三両だから喧嘩になるのだ。わしが一両受け取ってやるから、残りの二両を二人で分けなさい。こうすれば三方一両得、三方とも得をする」という沙汰(裁定)を出しました。

 
これが「三方一両損」の続きで、「三方一両得」の意味です。

「三方一両損」ももやっとした話ですが、「三方一両得」は完全な詐欺ですね(^^;)

しかも大岡越前一人が得をしてしまうという結末…。

まんまと丸め込まれたのは二人の不届き者、やっぱり嘘や悪企みを働くのはよくないですね。

というか、1.5両という出し方ができるのなら、金太郎と吉五郎も1.5両ずつ分ければよかったのに……。

現在では「三方一両得」は、「三方とも(全員)得をする結論や結果」という意味で使われます。

【例】
・債務不履行に陥ったA社をB社が買収することが決定した。これにより、A社B社それに経産省にとってもよい結果を得ることができ、三方一両得である。

三方一両損2
 

まとめ

以上が、「三方一両損」の意味などについてでした。

「三方一両損」ならいいけれど、「三方一両得」には気を付けて!

得と見せかけて損していることが多いです。

当事者以外の口がうまい第三者には気を付けた方がよいです。

気付かないうちに口車に乗せられそう……(´・ω・`)

「いい解決策があるよ」の言葉には警戒します。
 

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