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「病気」と「障害」の違いを解説!難病との違いは?意味や定義は?

      2017/10/23

「病気」なのか、「障害」なのか、「病気が障害に」なることもあるのかないのか、よくわかりませんよね。
また、精神科では「それは病気じゃないの?」というときでも「○○障害」とつくこともあります。
うーん、ますますわからん。
ということで、今回は「病気」と「障害」の違いなどについて調べてみました。
 

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1.「病気」と「障害」の定義と違いは?「難病」の場合は?

「病気」については明確な定義はありません。

何らかの理由で、痛みや機能低下が起きるなど、健康をなくした状態「病気」です。

ただし、外傷による健康をなくした状態は「病気」には含みません。

「障害(者)」については障害者基本法で「(障害者とは)なんらかの障害があって、かつ継続的に日常生活や社会生活を送ることが困難(な人)」と定義づけられています。

障害には、以下のものがあります。

・身体障害
・知的障害
・精神障害(発達障害含む)

生まれつき、あるいは事故や病気の結果、日常生活や社会生活に支障をきたすものが「障害」です。

ということで、がんは病気だけど、たとえば、がんの手術で脚を切除した場合は障害者になります。

難病については「難病法(難病の患者に対する医療等に関する法律)」があり、これに当てはまるもの「難病」です。

また、「病気」と「障害」では、病気は進行性で治る可能性もありますが、障害は時間が経過しても良くも悪くもならない、という分類もあるようです。

ただ、これはきちんとした区別や定義ではなく、あくまでイメージや「そのようなことが多い」という話です。

「障害」では、症状が固定しています。

訓練などで日常生活への支障を小さくすることはできるけれど、障害自体は完治させたり改善させることはできないことが多いです。

またそのほかに、治療の対象になるのが「病気」、治療の対象外は「障害」といった分類もあるそうです。

これも「そのようなことが多い」という話です。

末期がんなどでもう治療方法はなしというときも、がんはがん、病気です。

これが一般的な病気と障害の違いなのですが、実はこれ精神疾患の場合の「病気」と「障害」には当てはまりません。

その違いについては、次項をどうぞ。

病気1
 

2.精神科の「病気」と「障害」の違いとは?

前項の定義や違いは、実は精神科には当てはまりません。

精神科では「○○障害」「○○症」など「○○病」ではない病名(障害名)がつくことが多いですよね。

精神科では、原因や因果関係が明らかなものについては「○○病」原因や因果関係がはっきりしないときには「○○障害」「○○症」と名付けられ分類されます。

原因は特定されない(もしくは一つでない)けれど、症状は共通しているというとき、原因特定はひとまず脇におき症状のみに注目、同じ症状を一つのグループにして「○○障害」「○○症」と名付けます。

たとえば、統合失調症は、原因は特定されない(もしくは一つでない)けれど、どの患者さんにも同じ症状があるため、ひとまとめにして「統合失調症」というのです。

ほかには、適応障害やパーソナリティ障害、パニック障害、社会不安障害、摂食障害などがこれに当てはまります。

原因や因果関係が明らかでないことから、有効な医学的対処法が確立していなケースもあります。

よって、有効な医学的対処法が確立していない症状の場合「障害」となります。

うつ病は脳の神経伝達物質の働きによるものと、原因が特定されており有効な医学的対処法が確立していますので、「障害」ではなく「病気」です。

病気2
 

3.「障害」と「障碍」と「障がい」の違いは?

「障害」「障碍」「障がい」のうち、一番古い言葉が「障碍」です。

「障碍」は元々は仏教用語で、平安時代には使われていました。

「悪魔や怨霊などが邪魔すること、さわり」という意味で、「しょうげ」と読んでいましたが、明治以降は「しょうがい」と読むようになりました。

「障害」は江戸時代末期には使われはじめていたようです。

江戸から明治にかけて「障害」と「障碍」、どちらも使われていましたが、大正時代には「障害」が一般的になりました。

戦後もその流れが続き、当用漢字表や法令用語改正例には「障害」のみが採用されています。

ただ、最近は「障害」ではなく「障碍」「障がい」と書くことが多くなりましたよね。

これは「障害」が差別にあたるのでは?という考え方があるからです。

障害の「害」の字が問題です。

もともとは「害(さしさわり)のある人、持つ者」という意味で「障害」と書いていました。

ほとんどの方は今でもこのように理解していると思います。

ただ、一方で「害」には公害や害虫、害悪など「害を与える」という意味があります。

つまり、「障害」と書くと「(周囲に)害(迷惑など)を与える人」というイメージがつくのです。

「障碍」であれば、「さわりがある」という意味なので、害を与えるというイメージはありません。

また、「障がい」とひらがなにしてしまえば、「害」のイメージも払しょくできます。

ということで、最近では「障碍」や「障がい」と表記することが増えています。

病気3
 

まとめ

以上が、「病気」と「障害」の違いなどについてでした。

病気については明確な定義はないようですが、「障害(者)」については法律で定義されているので、それに当てはまったら障害、難病も「難病法」によって定義づけられています。

「障害」の表記については、色々な意見がありそうですね。

「子供」か「子ども」か問題と似ているような気がします。
 

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