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「武士」と「侍」の違いを解説!武者や浪人との意味の違いは?

      2017/10/25

「武士」と「侍」、どっちも刀を差している人ですよね。
ところで「武士」と「侍」って違うもの?同じもの??
時代劇を見ていても、違いがよく分かりません。
ということで、今回は「武士」と「侍」の意味や違いなどについて調べてみました。
 

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1.「武士」と「侍」の違いは?公務員はどっち?

「武士」とは「一般には武芸を習い、軍事にたずさわる者を広く指すが、武技を職能として生活する職能民と捉える立場からは平安後期に登場し江戸時代まで存続した社会層をいう。(広辞苑より)」とのことです。

「侍」「江戸時代には幕府の旗本、諸藩の中小姓以上、また士農工商のうちの士身分の者を指す。(広辞苑より、省略あり)」とのことです。

江戸時代でいえば侍は幕府の旗本、つまり「将軍」→「大名」→「旗本」の旗本で、その下の階級に「徒士(かち)」→「足軽(あしがる)」となっています。

「侍」とは、武士に含まれ、武士の階級も上から「侍(上層武士)」→「徒士(下層武士)」→「足軽(下層武士)」となっています。

ちなみに、騎乗(馬へ乗ること)が許されたのは「侍」だけでした。

武士と侍の違いをさらに比べてみると、時代によって多少の相違はあるものの、武士は武芸をおさめ軍事にたずさわっている者のことで、侍は武士のうち主君に仕えている(仕官した)者のことをいいます。

なので、武芸をおさめていても、主君がない者、つまり自分の仕えている人から禄(給料)をもらっていない者は武士ではあるけど侍ではないということですね。

武士の家(武家)に生まれれば武士ですが、武士だからといって侍になれるわけではないようです。

現在の公務員に近いのは「侍」ですね。

また、「武士」とほぼ同じ意味の言葉が「武者」です。

「武者」とは「戦いに従事する人。つわもの。武士。むさ。(広辞苑より)」の意味です。

「武士」と「武者」の違いをあえて区別するならば、武者の方が戦の戦闘員としての意味合いが強いです。

つまり、「武士」は階級的な意味合いが強く「武者」とは戦う人ということで職業的・職人的といった意味合いですね。

「武者」を含む言葉は以下のようなものがあります。

・武者絵
・武者震い
・落ち武者
・若武者
・鎧武者

「武士」とは「武士は食わねど高楊枝」(貧しくて食事ができなくても、楊枝を使っていかにも食べたように見せること)といったように気高く見せる、誇りや階級をイメージできる言葉ですが、「武者」というと甲冑をつけて出陣するぞ!というイメージです。

 
【江戸時代の武士の写真】


 
武士1
 

2.「武士」と「浪人」の違いは?受験に落ちた「浪人生」と意味は同じ?

「浪人」とは「中世~近世、主家を去り俸禄を失った武士。浪士。」のことです。

侍がクビになると浪人になるわけですね。

また、主家自体が取り潰しの憂き目にあうと、その家臣たちは浪人になります。

浪人であっても、武士であることは変わりません。

幕末、近藤勇や土方歳三が中心となって浪士(浪人)を集めて結成したのが新選組です。

ただ、新選組には武士以外の、商人や農民の息子もいたようですが。

「浪人」には「入学試験や入社試験に不合格となり、次の試験に備えていること。また、素の者。(広辞苑より)」という意味もあり、「失業した侍」が語源となっています。

私も「浪人だけはしたくない」と懸命に受験勉強をしたものです。

ちなみに、「仮面浪人」とは大学に通いながら、別の大学への入学のために受験勉強をしている人のことです。

武士2
 

まとめ

以上が、「武士」と「侍」の意味や違いなどについてでした。

武士の中に侍がおり、武士の中で仕官している者が侍です。

また、侍がクビになるなどして仕官先を失ったら浪人になります。

ですが、浪人でも武士は武士です。
 

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