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「なお」と「また」の違いと使い分け!使い方はどちらが先?順番は?

更新日:

 
文章を書くのって難しいですよね。

自分で自分が何を書いているのか、何を書きたいんだか、わからなくなってしまいます。

文章を書くときの悩みといえば、「あれ、何ていうんだっけ」「ほら、あれよあれ、あの名前が……出てこない」というのもありますが、それと並んで深刻なのが、「この文章とこの文章は何でつなげばよいの」「『また』だっけ、『なお』だっけ」という接続語問題です。

接続語一つで、がらっと文章の意味やニュアンスが変わってしまうのですから、どの接続語を選ぶのかはとても大切なのです。

ということで、今回は「なお」と「また」の違いや使い分けについて調べてみました。
 

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1.「なお」と「また」の違いと使い分けは?順番は?

「なお」と「また」を広辞苑で引いてみましょう。

接続語の意味だけ書きだします。

【なお】
《接続》ある事柄を述べた後で他の事柄を言い添えるときに使う語。

【また】
《接続》
①その上に。そのほかに。
②ならびに。
③話題を変える時にいう。それから。

 
「なお」は前の文章を補足する文章をつなげるときやさらに強調したい文章を後につなげるとき、ある事柄を述べた後で他の事を言い添えるときに使います。

「また」は「そのほかに、ならびに」というように並列する、前の文章に追加で説明する、前の文章に別の文章をつなげるときに使います。

【なお】
「前の文章」→「なお」→「前の内容を補足・強調」
「なお」の後の文章は前の文章に関連した内容でなおかつ、その内容の強調や補足の意味を持ちます。

【また】
「前の文章」→「また」→「別の内容の追加」
「また」の後の文章は前の文章に関連した内容でなおかつ、全く別の内容が並列して追加の意味を持ちます。

 


 

【「なお」の具体的な使用例】

・この競馬場は世界で一番長い直線コースで有名です。なお、直線距離は1500mもあるのです。(補足)

・この電車は電気系統の故障により出発が15分遅れました。なお、電車が遅れた関係で列車通過待ちのため次の駅で5分ほど停車いたします。(補足)

・○○高校が夏の甲子園大会の優勝を決めました。なお、○○高校はこの優勝で夏の大会30回目の優勝となり最多優勝記録となります。(補足、強調)

【「また」の具体的な使用例】

・町の特産品はみかんです。また、レモンの生産量も日本一です。(追加)

・バレー日本代表セッターは○○がつとめる。また、○○は実はアタッカー経験がある。(追加)

 
なお1

使用例のとおり「なお」は前の文章を受けて、その補足・強調をする文章をつなげるときに使いますが、「また」でつなぐ文章は前の文章に並列した内容ですが、全く別の内容であり、補足や強調をするわけではありません。

そらから、「なお」と「また」の使い方と順番についてです。

一つの文章から次の文章へ移るときは接続語を使いますが、文章が移るたびに接続語が連続してくると文章がくどくなり理解しにくくなります。

「接続語」を過剰に連続で使用するのは極力やめましょう。

「なお」と「また」の順番には決まりごとはないのですが、全体を読み直して「接続語」が「補足」「強調」「追加」のどれなのかを確認し文章の意味がストレートに伝わるような使い方ができているのかチェックしましょう。
 


 

2.「及び」と「又は」の違いは?

「及び」は、英語で「and」で「及び」で結合される両者が「どちらとも」「両方」という意味で使います。

「又は」は、英語で「or」で「又は」で結合される両者の「どちらかが」「どちらかを」という選択的な意味で使います。

「及び」と「又は」の違いは、「及び」では集合の全体「どちらも」「両方」を示すのに対して、「又は」は集合の中の一つ「どちらか」を示すことです。

・A及びB→AもBも、AandB
・A又はB→AかB、AorB

なお2
 

【「及び」と「又は」の具体的な使用例】

・履歴書及び身分証明書を持参してください。→履歴書と身分証明書、両方持参

・履歴書又は身分証明書を持参してください。→履歴書か身分証明書、どちらかを持参

・履歴書、身分証明書及び受験票を持参してください。→履歴書と身分証明書と受験票、全てを持参

 

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「なお」や「また」はビジネス文書などで使いますが、「宜しく」や「よろしく」という言葉も文書で使いますよね。

実はこの「宜しく」と「よろしく」、使い分けが必要であることをご存知でしたか!!

下の記事で詳しく解説していますので、もしよかったら覗いてみてください。

「宜しく」と「よろしく」の使い分けと違い!ビジネスではどっち?

 
 

まとめ

以上が、「なお」と「また」の違いや使い分けについてでした。

「なお」は前の文章を補足したり、さらに強調する文章をつなげたいときに使います。

「また」は、ただ前の文章に別の文章をつなげるときに使うので、「なお」よりも「また」の方が使う頻度は高いです。

「及び」と「又は」では、英語の「and」と「or」の違いと理解すると分かりやすいですね。

「及び」は「どちらも、どれも全部」、「又は」は「どちらか、どれか一つ」です。

ビジネス文書では、「下記のとおり」や「以下のとおり」といった使い方をしますよね。

この「下記」と「以下」、キチンと使い分けができていますか??

下の関連記事で詳しく解説していますので、もしよかったらご覧ください。

「下記」と「以下」の違いと使い分けを解説!使い方のポイントは?

 

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