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相撲の「廻し」は洗濯しないって本当?力士のまわし、なぜ洗わない?

   

相撲の力士のシンボルといえば、やはりマゲと廻し(まわし)でしょうか。
世界的に見ても、スポーツ、格闘技界で、髪型の指定や廻しというのはちょっと異色かもしれません。
でも、相撲は元々神事であり、ほかのスポーツと一緒にするのはもしかしたら間違いなのかもしれませんね。
ところでこの「廻し」なのですが、「力士が引退するまで一度たりとも洗濯をしない」という噂を耳にしました。
ということで、今回は相撲の力士の「廻し」は本当に洗わないのか?またその理由などについて徹底的に調査してみました。
 

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1.相撲の力士の「廻し(まわし)」は洗濯しないって本当?洗わない理由は?

「廻し(まわし)」は、形状からも想像できると思いますが、元々は「ふんどし」です。

日本の伝統的な下着の「ふんどし」ですね。

そして、相撲の力士の「廻し」は引退するまで一度たりとも洗濯はしないのです。

信じられないかもしれませんが、絶対に洗わないのです。

では、なぜ洗わないのでしょうか??

まずその前に、「廻し」の役割から説明します。

【廻しの役割】

①腰と腹を固めて体を保護する

②対戦でつかむ箇所を作ることでより多くの力が発揮できる

 
体の保護は意外なような気がしますが、腰痛の人のコルセット的な役割でしょうか。

国外では、一般的に廻しのことを「相撲ベルト」と呼んでいます。

確かにウェイトリフティングでも腰の保護のため似たような形状のベルトを腰に巻きますものね。

廻しは腰の保護には効果が高いのでしょう。

それから、廻しの材質と価格です。

【廻しの材質と価格】

①絹100%

②オーダーメイド

③博多織や西陣織などの高級織物

④70万円~100万円

※十両以上の力士の本場所用です。

 
かなりの高級品です。

ということで、なぜ、廻しを洗濯しないのか?

それは、高級織物なので傷んでしまうというのが理由のひとつです。

もう一つの理由が、洗濯をすることで織物の生地が弱くなり、固く腰に巻いて体を保護する役目が果たせなくなるからなのですね。

何よりも、体の保護ができなくなるというのが一番の理由なのです。

そのほか、「験担ぎ」といった意味もあるようです。

【廻しを洗濯しない理由】

①織物の劣化防止

②体の保護力の維持

③験担ぎ

 
ただ、汗が染みこんだ廻しをそのままにしているわけではありません。

そのままだと、気持ち悪いですよね。

廻しを使ったあとは、土の汚れを払い天日干しにして乾かします。

また、アルコールで消毒する場合もあるようです。

ただし、例外的に廻しを洗う場合があります。

相撲部屋の師匠が逝去したときです。

師匠が逝去したときに限っては廻しの洗濯を行います。
 
 
それから、本場所用以外の稽古用の廻しについてです。

稽古用の廻しは木綿製で本場所用の廻しと比較して安価です。

価格は7,000円~20,000円程度。

こちらの廻しは、汚れがひどくなる度に廃棄しているようです。

ちなみに、土俵入りで披露される「化粧廻し」はさらに高額で、100万円以上が相場、高価なものは1,000万円もするものがあるとか…。

相撲の廻し1
 

2.そもそも相撲が裸に廻しだけの理由は?

古代のオリンピックでの競技は、短距離走・中距離走・レスリング・円盤投げなどでした。

しかも、出場選手は全員全裸で競技をしていたそうです。

全裸ですよ!全裸!!

パンツくらい履けばよいのではと思うのですが、実は全裸には理由があります。

それは、選手が不正を行わない証ということなのです。

日本の相撲も、現在でも身にまとうのは「廻し」だけという、裸に近い格好で行われています。

その理由は、相撲が神様に対して感謝の気持ちを捧げる神事だからというのが最大の理由なのです。

日本各地のお祭りで、神様に捧げる奉納相撲が行われます。

これは、相撲が神事であることの証なのです。

神様に対し、正々堂々と不正をせずに戦っているということを示しているのですね。

もともと相撲の起源は、古事記の「出雲の国譲り」の伝説とされています。

現在では相撲の神様とされている建御雷之男神(タケミカヅチ)。

その建御雷之男神が、出雲を治めていた大国主に、国を譲るように迫り、建御名方神(タケミナカタ)との戦いに勝ち、出雲を譲り受け、日本の礎(いしずえ)が築かれていったという伝説です。

また、海外にも日本の相撲と同じように、身にまとうものを減らし、裸に近い恰好で競い合う格闘技は多いです。

トルコのオイルレスリングで国技でもある「ヤールギュレシ」や、日本でも有名になったモンゴル相撲の「ブフ」などは裸に近いです。

これらの競技は、「武器は何も持っていないことの証明」を主な理由として、裸に近い恰好で競い合うようになったといわれています。

 
【モンゴル相撲 ブフ】


 
 

3.日本の国技は相撲じゃないって本当?

相撲は日本の国技と思っている人が多いと思われますが、実は日本の法律で国技を定めたものはありません。

相撲を催す施設に「国技館」という名前をつけたところから、相撲が国技であるという認識が広まったのです。

つまり、現在の日本に「国技」はないのですね…。

相撲の廻し2
 

まとめ

以上が相撲の力士の「廻し」を洗濯しない理由や、相撲を裸で行う理由などについてでした。

相撲に関する豆知識を紹介させていただきましたが、相撲が「国技」ではないって結構知らない方が多いのではないでしょうか。

ちなみに世界的に当り前である「国歌」や「国旗」も、日本の法律で定められたのは1999年になってからですから…。

意外なのですが、ごく最近です。
 

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