Investigate Blog

お役立ち情報を深掘りしてご紹介いたします!

*

「国際法」と「条約」の違いを解説!意味の違いは?

      2018/09/23

Pocket
LINEで送る

テレビでニュースをみていると、「○○条約」とか「国際法」といった言葉が出てくることがあります。
そういったニュースが報道されるということは、さまざまな国家間でいろいろな摩擦が起きているということなのですね。
ところで、この「国際法」と「条約」ってどういった関係性があるのでしょう…。
しかも「法」というくらいなので、拘束力とかはあるのでしょうか?
ということで、今回は「国際法」と「条約」の意味の違いなどについて調べてみました。
 

スポンサードリンク

 

1.辞書による「国際法」と「条約」の意味の違いは?

まずは、辞書で「国際法」と「条約」の意味を調べてみます。

【国際法】
・国際社会における国家間の権利・義務を規定する法。国際公法。

【条約】
・国家間の合意によって取り決めた約束。また、その文書。

 
「国際法」は国家間の権利や義務などを規定する法で、「条約」は国家間の合意によって取り決めた約束、ということで内容が似ているように感じます。

それもそのはず、「条約」とは「国際法」の中の一つだからです。

「国際法」とは、「条約」と「国際慣習法」の2つから成り立っているのです。

では、「国際法」の一つである「条約」から細かく説明しますね。

世界
 

2.「条約」とは何か?

「条約」とは、複数の国と国とが結ぶ約束のことです。

2つの国と国が結ぶ約束が「二国間条約」、3つ以上の国で結ぶ約束が「多国間条約」です。

「条約」といえば、ニュースなどでよく出てくるのが「日米安全保障条約」ですね。

略して「日米安保」といいます。

日本とアメリカとの二国間で交わした約束です。

共創

「日米安全保障条約」の内容は、日本が他国から攻撃を受けた際にアメリカが守ってくれるという約束になっています。

他にも、日本国内にアメリカの軍事拠点を置く、といった内容も含んでいます。

日本国内にある米軍基地がそれですね。

この条約があるおかげで、現在の日本の平和が保たれているといっても過言ではないかもしれません。

たとえば、仮に日本の領土を奪おうとしている国があったとしても、「世界最強のアメリカ軍がバックにいるので、そう簡単に日本の領土を奪うことはできないぞ…。」となって躊躇してしまうわけですね。

この日米安全保障条約は、1960年に締結されましたので既に50年以上も守られてきました。
 

スポンサードリンク

 

3.「国際慣習法」とは何か?

「国際慣習法」とは、諸国の慣習を基につくられた法のことです。

そして「国際慣習法」の驚くべき特徴は、文字として存在していないということ、つまり不文律ということです。

不文律ですので、「あなた、それは普通ダメでしょ!!」とか「それは、こうするのが当たりまえ!!」といったことが基本になるのですね。

たとえば、裁判官は判決の前に過去の「判例」を基にしますが、そういったものと思っていただければわかりやすいかと思います。

国際慣習法には、「他国の領土を侵略してはいけない」とか「捕虜を虐待してはいけない」といった「それって当然でしょ」というものが当てはまります。

多国籍企業2
 

4.「国際法」とは何か?

「条約」と「国際慣習法」を全てあわせて「国際法」といいます。

では、「国際法」と日本国内にある「国内法」との違いは何か?

日本国内には、治安を守る警察がいて、法を犯した人は逮捕されやがて裁判所が裁きます。

しかし、世界全体の治安を守る警察は存在しません。

また、国際司法裁判所は存在するものの、判決を出したとしても強制する力はありません。

つまり、「国際法」「条約」「国際慣習法」全て一応は法的拘束力があるといえますが、強制執行力はないのです。

日本国内には、強制執行力がある警察官や裁判所がありますが、世界の国々を強制執行する機関は存在しません。

強制執行力がないのであれば、好き勝手にやりたい放題になってしまうのでは?と思いますよね。

仮にそういった国際法を全く無視し、好き勝手にやりたい放題の国があったとしたら、世界中から信用されなくなるとともに非難の的になるでしょう。

そうなることで、国際間の貿易や交流などに支障をきたしてしまいます。

ですが、「貿易など関係ねえ!」「国際交流などどうでもいい!」という国があるかもしれません。

そういった場合は、その国の自主性に任せるしかないということですね。

しかし、国際法違反も度が過ぎると、国際連合が動きます。

つまり「国連」ですね。

ボンバージャケット1

ですが、この国連も絶対的なものではありません。

国連の常任理事国は現在5カ国。

この5カ国の常任理事国は「拒否権」を持っています。

つまり、この「拒否権」を行使することで、国連の活動は完全にストップしてしまうのです。

たとえば、常任理事国の1国が国際法違反をした場合、国連が制裁を加えようとしてもその国の拒否権によって制裁ができなくなってしまうのですね。
 

スポンサードリンク

 

まとめ

以上が、「国際法」と「条約」の意味の違いなどについてでした。

「条約」とは、国と国との約束事。

そして「国際法」とは、「条約」と「国際慣習法」を総合したものです。

国際法に反する行動をした場合、国際司法裁判所が裁いてくれます。

一応は法的拘束力があるのですが、強制執行力はありません。

これはつまり、国際法に違反したからといって、その行為をストップする力はないということ。

 - 暮らし・生活・雑学