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「支度」と「仕度」の違いはあるの?意味は?漢字を徹底調査!

      2018/03/28

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支度や準備は苦手、いつも当日の朝に慌ててやっています。
前の晩にやっておけばよかったと後悔しながら、ね。
我ながら学習能力がありません。
ところで、「したく」には「支度」と「仕度」、二つの漢字がありますが、この二つには意味や使い方に違いはあるのでしょうか。
また、支度と準備、用意の違いは?
ということで、今回は「支度」と「仕度」の違いなどについて調べてみました。
 

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1.「支度」と「仕度」の意味に違いはあるの?

広辞苑で「したく」を引いてみると、「支度・仕度」と一緒に載っていました。

意味はどちらも同じ「用意。準備。あらかじめ計画すること。(広辞苑より、一部省略)」で、使い分けはありません。

ただ、「したく」の語源を調べてみると、「したく」は元々「支度」で、「仕度」は後でできた当て字なのです。

「支度」の「支」は「ささえる」という意味ですよね。

ほかに「はかる」という意味があります。

たとえば「支配」の「支」は「ささえる」ではなく「はかる」意味で使われています。

仕事量などを「はかり」、分配し監督・指揮のもと部下に仕事をさせるという意味です。

また、「度」にも同様に「はかる」という意味があります。

「濃度」や「温度」、「角度」など「はかる」意味で使われています。

「支(はかる)」と「度(はかる)」を合わせると「支度」、「こまかく見積もること。計算すること。」という意味で、そこから「用意。準備。あらかじめ計画すること。」という意味が派生しました。

そして後からできた当て字「仕度」ですが、「したく」の「し」に「する」という意味の「仕」を当てて「仕度」と書くようになったのです。

「仕」は「仕事」の「仕」で、「つかえる」という意味のほかに「する」という意味があります。

「仕切り」や「仕込み」などは、「する」の意味ですね。

支度1
 

2.「用意」と「準備」と「支度」の意味の違いは?

「支度」は、「用意。準備。あらかじめ計画すること。(広辞苑より、一部省略)」です。

では「用意」はというと「準備。したく。(広辞苑より、一部省略)」です。

じゃあ「準備」は?「ある事をするのに必要な物や態勢を前もってととのえること。用意。支度。(広辞苑より)」です。

うむ、これは見事な堂々巡り(^^;)全部同じではないか…。

広辞苑って時々、役に立ちません。

ただ、よくよく見くらべると、「準備」だけ少し毛色が違いますよね。

「準備」だけ「必要な物や態勢を前もって」というほかにはない説明があります。

つまり準備は、支度や用意よりも前に始めるのです。

また支度や用意は、たとえば「試験の用意」なら、「受験票は持った。筆記用具もカバンに入れた。鉛筆も削った」ということですし、「旅支度」というと旅行鞄に下着や洋服を詰める作業のことですよね。

要するに支度や用意は、物事を始めたり予定を遂行するために必要なものを揃えたりカバンに詰めることなのです。

ただし、持ち物を揃えたり鞄に詰めることを準備といっても問題ありません。

ただ主に準備は長期的ですので、「試験の準備」というと試験の何ヶ月も前から始める試験勉強のことで、実際に試験に出るか出ないか分からない問題や参考書を勉強することも「準備」に含まれます。

また、試験のための「心の準備」というように、心構えや決心についても「準備」は使われます。

「試験の用意をする」というときは、前述の通り、受験票や筆記用具をカバンに詰めること。

試験を受けるのに必要なものを試験前に揃え、いつでも試験会場に行けるようにすることです。

試験勉強のことを「試験の用意」や「試験の支度」とは言いませんし、試験に対する心の準備を「心の用意」や「心の支度」とは言いません。

支度も用意とほぼ同様の使い方なのですが、支度は使われるシーンが主に「食事の支度」や「旅支度」「身支度」などに限られます。

支度が使われるのは、主に食事を作ったり、出かける・旅に出るために必要なものを揃えるときなどです。

これら以外では、「用意」を使います。

支度2
 

まとめ

以上が、「支度」と「仕度」の違いなどについてでした。

「支度」と「仕度」は同じ意味で、使い分けもありません。

元々は「支度」で「仕度」は当て字です。

「準備」と「用意」、「支度」の違いは、「準備」は前もって行うことで長期的、「用意」や「支度」は直前に行う、また必要なものを揃えることです。

「準備」を「用意」とはあまり言いませんが、「用意」を「準備」と言うことはあります。

たとえば「明日の用意」を「明日の準備」などですね。

なので、迷ったときには「準備」を使うとよいですよ。
 

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