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「穴」と「孔」の違いを解説!意味の違いと使い分けは?

      2018/10/30

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「孔」は、音読みは「コウ」、孔子の「コウ」ですが、訓読みは「あな」ですよね。

「あな」というと、「穴」の字もあるけど、この「穴」とこっちの「孔」の字には意味に違いがあるのかな?使い分けは?

ということで今回は「穴」と「孔」の意味の違いと使い分けなどについて調べてみました。
 

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1.「穴」と「孔」の意味の違いと使い分けは?

では、広辞苑を調べます。

【穴(あな/ケツ)】
・くぼんだ所。または、向うまで突き抜けた所。

【孔(あな/コウ)】
・くぼんだ所。または、向うまで突き抜けた所。

 
広辞苑では「穴・孔」というように二つ一緒に記載されていますので、同じ意味ということです。

それでも、意味に違いがないのかさらに調べてみました。

【孔(あな/コウ)】
・何かが通るためのあな。

 
なるほど、「あな」は「あな」でも、何かが通るためにある「あな」のことを「孔」というのですね。

たとえば、「孔」を使う言葉は以下のようなものがあります。

【「孔」を使った言葉】
・鼻孔(空気が通る)
・瞳孔(光が通る)
・耳孔(音が通る)
・通風孔(空気が通る)

 
何かが通る、特に小さいものが通る「あな」に「孔」の字を使うことが多いです。

また、一説では「穴」はくぼんだ「あな」で、「孔」は貫通した「あな」という使い分けもあるようですが、貫通した「あな」に「穴」を使うこともありますし、くぼんだ「あな」にも「孔」を使う場合もありますので、この使い分けは正しいとはいえません。

さらに気をつけなくてはいけないことは、常用漢字表では「孔」を「あな」とは読みません。

「あな」という読み方では「穴」の方を使っておけば間違いはありません。

「孔」の漢字を使った言葉でも、読み方は「あな」ではなく「コウ」だけですものね。

穴1

一方の「穴」は比較的大きなものが通れる「あな」の場合に使われます。

【「穴」を使った言葉】
・洞穴(ほらあな)
・虎穴(こけつに入らずんば虎子を得ず)
・墓穴(ぼけつを掘る)
・穴埋め(損害を償うこと)

 
ただし、常用漢字表では「孔」は「あな」と読みませんので、小さな「あな」であってもズボンの膝にあいた「あな」の場合は「ズボンの穴」というように「穴」を使うのが一般的です。

ちなみに、人為的に地中に掘った「あな」には「炭坑」や「金坑」など、「坑」が使われます。
 

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2.「○○口」と「○○孔」の意味の違いは?

「孔」は「コウ」と読んで、よく「○○孔」といった使い方をします。

また、同じ読み方で「○○口」という言葉もありますよね。

どちらも、何かの「あな」のようなのですが使い分けを調べてみました。

「口」を広辞苑で引いてみます。

【口】
・動物の口に似たもの。
・外から内に通ずるところ。
①物や人の出入りする所。また、中の物を出し入れする(せばまった)所。
②そこから目的地などにはいって行く所。
③内外の境である開口部。

(一部省略あり)

 
また、「鼻口(びこう)」という言葉の意味を知るとなんとのなく伝わると思います。

【鼻口(びこう)】
①鼻と口。
②鼻のあなの入口。

 
特に②、つまり入り口の「口」です。

穴2

ということで、「点検口」や「通気口」「排気口」などの「○○口」というのは、壁や天井などに開いた穴の部分、「開口部」だけのことです。

要するに、その「あな」の「入り口」の部分だけを限定しています。

開口部があって、その奥につながっている管なども含めるときには「○○孔」ということになります。

まとめると、「あな」の開口部の入り口のことは「○○口」、「あな」の全体像が「○○孔」ですね。

「○○口」の「口」は、「あな」というよりは「出入口」なのですね。
 

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まとめ

以上が、「穴」と「孔」の違いについてでした。

「穴」と「孔」は同じ意味の漢字なので、どちらを使ってもよいですが、一般的には「穴」の字を使っておけば間違いありません。

「コウ」という読みで使用する場合は「孔」です。

「孔」を「あな」と読むのは常用漢字表外ですので、書類などで「あな」という読みで使うときには「穴」の字になります。

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