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「イスラエル」と「エルサレム」の違いを解説!首都なの?

      2018/12/10

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2017年12月、アメリカがエルサレムをイスラエルの首都と認定、アメリカの大使館をエルサレムに移転するという衝撃的なニュースが報道されましたね。

国際情勢音痴でなおかつ宗教問題音痴な私でも、またあの地域がごたごたするんだなということくらいは分かりました。

ただ、このニュースを聞いたときに一瞬「あれ?」と思ったことが一つ、そういえばイスラエルの首都って今まで一体どこにあったんだ?

そもそも、イスラエルはなぜあんなところにいるんだろう?

ということで、今回は「イスラエル」と「エルサレム」の違いや首都の問題などについて調べてみました。
 

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1.「イスラエル」と「エルサレム」の違い?首都の問題とは?

順番に見ていきましょう。

まず、地中海東岸一帯を「パレスチナ」と言います。

このパレスチナは地域名です。

旧約聖書の時代は「約束の地」という意味の「カナン」と呼ばれていました。

神様がアブラハムの子孫に与えると約束した土地なのです。

神様とアブラハムの関係については、下の関連記事で解説していますのでもしよかったら覗いてみてください。

【関連記事:「メッカ」と「エルサレム」の違い!】

この「約束の地」が現在まで続く争いの元なのですが、その話は後でします。

メッカ1

「イスラエル」パレスチナ地域に位置する国家です。

1948年のイスラエル独立宣言をもって建国しました。

パレスチナ問題でイスラエルとやりあっているのが「パレスチナ自治政府」です。

パレスチナ自治区は、現在はヨルダン川西岸地区とガザ地区の二か所です。

パレスチナ自治政府は「エルサレム」を首都としていますが、日本をはじめ多くの国が独立国家として認めていません。

ですから「パレスチナ国」ではなく、「パレスチナ自治政府」と呼んでいます。

一方のイスラエルも「エルサレム」を首都としていますが、首都については国連をはじめ多くの国が認めていない状況です。

国際的にはイスラエルの首都は「テルアビブ」とされています。

さらに「エルサレム」は、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地でもあります。

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地については、下の関連記事で解説しています。

【関連記事:「メッカ」と「エルサレム」の違い!】

ちなみにイスラエルはユダヤ教、パレスチナ人は主にイスラム教です。

まとめると、「イスラエル」はパレスチナ地域にあるユダヤ教徒の国、「エルサレム」はユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地であり、イスラエルが首都と主張、パレスチナも首都と主張しているということです。
 

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2.「エルサレム」の首都問題の発端は?

パレスチナ地域はかつて「古代イスラエル」があった場所で、その中でもエルサレムはユダヤ教徒にとってとても大切な場所、神様が「カナン(約束の地)」を自分たち、アブラハムの子孫に与えた場所なのです。

ですからユダヤ教徒は何が何でも、かつて自分たちの国家があったこの場所に、再び国を建国しなければならなかったのです。

しかし第一次世界大戦の時期、カナンの地にはアラブ人が暮らしていました。

自分たちの国を建国するためにはアラブ人を追い出して「約束の地」を取り戻さなければいけない、これが現在のパレスチナ問題の発端です。

このユダヤ教徒の悲願に目をつけ利用したのがイギリスです。

イギリスは1915年にはパレスチナにおけるアラブ人の国家独立を約束、さらに1917年にはユダヤ人国家の建設を「バルフォア宣言」として約束したのです。
 

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これは、イギリスが第一次世界大戦で対立していたオスマン帝国との戦いに利用したということ。

当時オスマン帝国の支配下だったアラブ人側からの側面攻撃を加えることが第一の目的、そして厳しい戦費をユダヤ人から援助してもらうことが第二の目的でした。

そして、第二次世界大戦後、ユダヤ人国家・イスラエルがちからずくで建設されたのですが、これで紛争が起きないわけがないですよね。

イスラエル1

アラブ人とイスラエルとの間ではこれまで何度も紛争が起きました。

さらに、アメリカはイスラエルの肩を持ち、イスラエルを支援するからますますアラブ人のイスラエル・アメリカ・イギリスに対する憎悪は大きくなるばかり、解決のめどはいまだに立っていません。

つまり、イスラエルはエルサレムを首都であると主張し、パレスチナもエルサレムが首都であると主張、平行線が続いているのです。

今回トランプ大統領は、イスラエルの首都をエルサレムと認めると発表しました。

これにより、パレスチナ人やアラブ諸国の反発が強まっているのです。
 

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まとめ

以上が、「イスラエル」と「エルサレム」の違い、首都の問題などについてでした。

イスラエルは国の名前、エルサレムは都市の名前です。

イスラエルとパレスチナが互いに「エルサレムは自分のものだ」と主張しているところに、今回のアメリカの発表があったため、ますますパレスチナ問題に火がついてしまったわけですね。

この問題は日本に住んでいるとよくわからないのですが、もし「神様が約束したから」「3000年前は俺たちの国だったから」という主張でこれまで住んでいた国や土地を追い出されたら……そりゃあ、怒りますよね(^^;)

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