Investigate Blog

お役立ち情報を深掘りしてご紹介いたします!

*

「だんだん」は方言?意味を調査!愛媛?島根?鳥取?熊本?どこ?

      2018/10/30

Pocket
LINEで送る

2008年の朝ドラ「だんだん」では、島根県出雲地方の方言の「だんだん」が話題になりましたね。

「だんだん」は「ありがとう」の意味だそうです。

でもなぜ「だんだん」で「ありがとう」?

それに、私は他のドラマでも「だんだん」を聞いたことがあります。

あれは出雲でも島根県でもなかったはずですが……(。´・ω・)?

ということで、今回は「だんだん」の方言の意味や成り立ち、「だんだん」を使う地域などについて調べてみました。
 

スポンサードリンク

 

1.「だんだん」は方言?「ありがとう」の意味の地域は?

「だんだん」で「ありがとう」、実はこれ、広辞苑にもちゃんと載っています。

広辞苑で「段段(だんだん)」の最後の欄には、「(京都の遊里で用いられた語)ありがとう。」と記載、広辞苑公認の言葉・意味なのですね。

「だんだん」は近世後期の京都の遊里、つまり昔の京都の大人の遊び場で使われ始めました。

元々は「だんだんありがとう」というのが正式な使い方で、「ありがとう」が省略されて「だんだん」になったそうです。

「だんだん」の今現在の意味は、「少しずつ」「しだいに」「徐々に」といった意味です。

ですが昔の「だんだん」はそういった意味の他に「色々と」や「かさねがさね」といった意味もあったのです。

つまり、「色々とありがとう」や「かさねがさねありがとう」といった使い方で「ありがとう」だけが省略されたということなのですね。

そういえば、「どうもありがとう」も「ありがとう」を省略して「どうも」とか「どうもどうも」って使いますものね。

ちなみに「どうもありがとう」の「どうも」の語源は「どうも言えぬ」です。

「どうも言えぬ」は「何も言えない」という意味ですので、「どうもありがとう」とは「言葉に表すことができないほど感謝している」という意味なのですね。

やはり「ありがとう」は省略されやすいみたいです。

「ありがとう」の語源については、下の記事で解説していますのでもしよかったらご覧ください。

【関連記事:「有難い」の語源を解説!】

京都で使われ始めた「だんだん(ありがとう)」は都(京都)から地方へと広がった言葉で、朝ドラで有名になった島根県にも残っています。

「だんだん」=「ありがとう」の方言が残っている主な地域がこちらです。

・島根県
・鳥取県
・山口県
・愛媛県
・高知県
・福岡県
・長崎県
・熊本県
・大分県
・宮崎県

 

スポンサードリンク

 
ただし、必ずしもこの各県全域で使われているわけではなく、ごく一部の狭い地域で使われている場合も含んでいます。

「だんだん(ありがとう)」は土着の方言ではないので、離れた地域で同じ方言が使われているようです。

それでは、実際に「だんだん」を「ありがとう」の意味で使用している動画をご覧ください。
 
【松山城ロープウェイ】


 
私はこのロープウェイに乗ったことがあります……が!高所恐怖症すぎて、アナウンスの声はちっとも耳に入りませんでした(;´∀`)

まえがきで「だんだん」ではないドラマで「だんだん」を聞いたというのは、実は「坂の上の雲」のこと、あれは愛媛県伊予地方が舞台になっていました。

だんだん1
 

2.「だんだん」を「ありがとう」以外の意味で使う地域は?

また「だんだん」を「ありがとう」の意味ではなく、「色々と」「かさねがさね」という意味で使う地域もあります。

たとえば「色々と御世話になりました」は、「だんだん御世話になりました」といった使い方です。

「だんだん」を「色々と」「かさねがさね」という意味で使う地域はこちら。

・山形県
・新潟県
・富山県
・石川県
・滋賀県

など

 
だんだん2

京都を中心に、「だんだん」=「ありがとう」は西や南へ、「だんだん」=「色々と」「かさねがさね」は東や北に広がったのですね。

ちなみに「だんだん」発祥の地、京都やその隣県では「だんだん」を「ありがとう」「色々と」「かさねがさね」という意味での使い方は残っていません。

おそらく時代の経過により廃れてしまい、使われなくなったものと考えられます。

方言や言葉にもドーナツ化現象ってあるみたいです。
 

スポンサードリンク

 

まとめ

以上が、「だんだん」の方言の意味や使う地域などについてでした。

「だんだん」は「だんだんありがとう(色々とありがとう)」という使い方が始まりで、元々は京都の遊里で使われ始めた言葉です。

その後「ありがとう」が省略され「だんだん」だけで「ありがとう」の意味になりました。

現在では、京都や京都に近い地域には残っていませんが、島根県や愛媛県などでは今でも使われています。

また、京都から東や北に伝わったのは「だんだん」=「色々と」「かさねがさね」です。

 - 暮らし・生活・雑学