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「電撃」の由来を解説!「電撃」の言葉の意味や語源とは?

      2018/05/29

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「電撃結婚」や「電撃会見」の「電撃」は「知らない間に」「突然に」という意味で使われることが多いですよね~。
ですが、元々の「電撃」は「電撃結婚」の「電撃」とは意味が違うみたい……なのですよ!!
ということで、今回は「電撃」の意味や由来などについて調べてみました。
 

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1.「電撃」という言葉の意味と由来/語源は?

まずは、「電撃」を広辞苑で調べます。

【電撃】
・いなずまのように急激に敵を攻撃すること。比喩的に、突然のすばやい行動にもいう。
(一部省略あり)

 
なるほど、急な激しい攻撃と、突然の素早い行動のことですね。

では、この「電撃」の言葉の由来に移ります。

「電撃」の由来は中国の兵法書「六韜(りくとう)」の一つ「虎韜(ことう)」という戦法にあります。

虎韜の一文を引用すると、「大扶胥衝車三十六乗 螳螂武士共載 可以撃縱横 敗強敵 緇車騎寇 一名電車 兵法謂之電撃」……ありましたね、「電撃」。

何が書いてあるのかというと、「36台の衝車(古代の戦車)に兵士をのせたものを『電車』と名付け、縦横無尽に強敵をやぶる、この兵法を『電撃』という」というようなことが書いてあります。

つまり、「電撃」とは戦車を用いた戦法のことだったのですね。

「突然に、素早い」という意味は、元々は電撃にはなかったのです。

次に「電撃」とい言葉が登場するのはずっと時代が進んだ第二次世界大戦時、ドイツの「Blitzrieg(『Blitz』雷のように素早い+『rieg』戦法)(ブリトゥスクリーグ)」という戦法を日本語訳で「電撃戦」と呼んだときです。

これは、英語では「Lightning war(ライトニングウォー)」で直訳すると電光戦、稲妻戦とするのが正しいのですが、当時の日本は中国の兵法書から見つけた「電撃」と訳したのです。

「Blitzrieg」は戦車や飛行機などのスピードや機動力を生かした戦法のことだったのですが、日本人は「戦車を使う」ということから、虎韜の電車(戦車)を使う電撃という戦法に似ているということで「電撃」と訳しました。

しかし、元々のドイツ語を見ると「Blitzrieg」という戦法は、戦車は使うものの、大事なのはそこではなく「雷のように素早く」攻撃したり防衛することです。

そのため、日本でも「電撃(Blitzrieg)」という言葉には元々なかった「突然に、素早い」という意味が付け加わったのです。

現在では、「電撃」は「突然に、知らない間に、素早い」という意味で使われることが多いですね。

「電撃結婚」というと、芸能記者も知らない間に突然結婚したというニュースですし、「電撃会見」は「突然の会見」という意味です。

しかし、上記の通り、「電撃」には元々は「突然に、素早い」という意味はないので、電撃結婚や電撃会見の「電撃」は誤用といえば誤用なのかもしれませんね。

本来の意味で「電撃結婚」というと、「戦車を用いた戦法による結婚」というおかしな意味になりますね…。

電撃1
 

2.「電撃」と「感電」の違いは?

「電撃」には前項の「急激に敵を攻撃する」「突然のすばやい行動」のほかに「強電流を身体に感じた時に起る衝撃。(広辞苑より)」という意味もあります。

電気ショックのことです。
 

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これによく似た言葉が「感電」、こちらは「電気を通じている導体に身体の一部が接触して衝撃を受けること。」という意味です。

二つを見比べるとほとんど同じ意味なのですが、使い分けるならば、どちらかというと「電撃」は「衝撃」とう出来事を重点にしているのに対し、「感電」は「電気が流れる」という出来事を重点にしています。

わかりやすくいうと「感電により、電撃傷ができた」といった使い方をするとなんとなく伝わりませんか?

電撃の意味に「強電流を…」とありますので、一見「電撃の方が強い電流なのか」と思ってしまいますが、強さで使い分けはしていません。

電撃2
 

まとめ

以上が、「電撃」の意味や由来などについてでした。

電撃は元々は古代中国の戦車を使った戦法のこと、それがのちにドイツの「Blitzrieg」という戦法が元で「(雷のように)突然の、素早い」という意味が加わりました。

現在では後に付け加わった「突然の、素早い」という意味で使われることが多くなっていますね。
 

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