男性のビジネススーツでは、一番下のボタンは飾りボタンなのでとめません。
では、お葬式に参列するときの喪服では?
ビジネスマナーとは違うから、ボタンは全部とめるべき?
それとも、やっぱり外す??
また、ブレザーの金ボタンは大丈夫?
ということで、今回は葬式のときのスーツのボタンについて調べてみました。
1.葬式のときの男性スーツのボタンは全部とめるべき?
葬式では、一般的には準礼服のブラックスーツを着て参列することが多いでしょう。
準礼服の正式は一つ拝みボタンなので、ボタンをとめる/とめない問題で悩むことはそもそもないはずなのですが、最近では準礼服でも二つボタン三つボタンが増えていますよね。
葬式に参列するときも、ビジネスシーンと同様、一番下のボタンはとめません。
いつも通りに準礼服のブラックスーツを着てください。
【お葬式参列時の服装について】
お通夜や法事でもスーツの着用方法は同じです。
お通夜のスーツについてですが、遺族側ではなく会葬者としてお通夜に参列するときには「とりあえず急いで駆けつけました」という意味で準礼服でない普通のスーツを着てもよいです。
といっても、派手なスーツはだめですよ。
黒や濃紺、ダークグレーで、お通夜で悪目立ちをしないスーツを着てください。
そして、翌日のお葬式に参列するときは、必ず準礼服(礼服)を着てください。
2.ブレザーの際の金ボタンは避けるべき?
大人はお葬式にブレザーは着ません。
職業によっては制服がブレザーということもあるのかな。
そのときは、職場の決まり・指示に従うのがよいと思います。
困るのが子どもの制服ですよね。
実は私も中高と金ボタンつきのブレザーで困りました。
こんなときに限って、不幸は重なるもので……(´・ω・`)
制服であろうと、お葬式に金ボタンはあまりふさわしくありません。
指摘する人はいないでしょうが、目立ちます。
何より、本人が一番居心地が悪いですよね。
もし、お葬式に着て行ける私服(黒や濃紺のブレザー、ジャケット、ボレロなど)を持っている場合は、ブレザーの代わりにその私服を着ていくのがおすすめです。
特に、遠方のお葬式に出るときには、制服か私服かなんて、参列者には分かりませんから制服にこだわるよりもマナーに合った私服を着た方がよいでしょう。
どうしてもブレザーを着なければいけないときは、金ボタンを他のものに交換するか、ボタンの上にカバーをつけておきます。
(ボタンカバーは下をご覧ください)
【黒のボタンカバー】
葬式の時のワイシャツに関する記事はコチラです!
まとめ
以上が、葬式のときのスーツのボタンについてでした。
ビジネスでも冠婚葬祭のフォーマルでも、スーツのボタンマナーは同じです。
下のボタンは外しておきましょう。
ボタンが一つしかついていないときは留めてくださいね。
ボタンがお葬式にふさわしくない色・素材・デザインの場合は、ボタンを取り替えてください。
二つ、三つのボタン、取り替えるのに手間はかからないはずです。
替えのボタンがない、制服だからどうしても金ボタンのブレザーを着なければいけないというときには、仕方ありません。
そのままお葬式に参列してください。