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「タンチョウ」と「ツル」の違いは?違う鳥?同じ鶴?徹底解説!

更新日:

 
「ツル」というと「タンチョウ」「丹頂鶴」を思いうかべる方は多いのでは?

「ツル=タンチョウ」なのか、それとも「ツル」と「タンチョウ」は違うものなのか……そういえば、どっちが正解なんだろう。

ということで、今回は、「タンチョウ」と「ツル」の違いについて調べてみました。
 

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1.「タンチョウ」と「ツル」の違いとは?「丹頂鶴」とは違う?

調べたみたところ、「ツル」の一種が「タンチョウ」です。

日本では、千円札や昔話などでタンチョウが親しまれているため、ツルというとまずタンチョウを浮かべますが、世界では、いや日本国内でもタンチョウ以外のツルがいます。

タンチョウもそれ以外のツルの仲間も全て含めて「ツル」です。

また、タンチョウを「丹頂鶴」とツル(ヅル)をつけて呼ぶこともありますよね。

タンチョウと丹頂鶴は同じもので、標準和名が「タンチョウ」です。

タンチョウは、日本で親しまれているツルですが、見られるのは北海道の一部だけ。

そういえば、私はタンチョウを見たことがありません。

ツルって動物園にもいませんよね?いるのかな。

タンチョウはアムール川(ロシア)流域で繁殖し、冬になると越冬のために中国の江蘇省沿岸部や朝鮮半島に南下します。

一部は日本にもやってきて北海道の釧路湿原で越冬、最近では十勝平野や根室地区でも越冬するタンチョウを見ることができるそうです。

また、北海道東部には、周年生息(留鳥)のタンチョウもいるそうです。

タンチョウは全長102~147cm、小学生くらいですね。

翼を開いた時の翼開長は240cmです。

体は白い羽毛で覆われていますが、顔~首、それにお尻は黒いです。

また、丹頂鶴の「丹」は「あかい」と読みますが、その名前の通り頭には赤い皮膚(肉瘤)があります。

 
【タンチョウ (丹頂鶴)】

 
タンチョウ1
 

2.ツルの種類は?たくさんいるの?

世界には、タンチョウ以外にも多くのツルがいて、その一部は越冬のために日本にやってきます。

日本最大のツル渡来地が鹿児島県の出水です。

ここには10月中旬から12月にかけて、約1万羽のツルがシベリアから飛来、冬が終わる3月まで出水にとどまります。
 


 
出水に飛来するツルは約15種類、このうち毎年見ることができるのは以下の5種類です。

・ナベヅル
頭以外、鍋の底のすすに似た灰色の毛でおおわれて頭は白く、頭上は皮膚が裸出して赤い

・マナツル
真鶴、青味がかった灰色の羽毛で被われ、頭頂から首の後ろ、喉などは白い

ツル

・クロヅル
全身、白っぽい灰色の毛でおおわれていて頭頂は羽毛がなく赤い中型のツル

・カナダヅル
生息数が世界で一番多いツル、全身は濃い灰色で頭は赤い

・ナベクロヅル
ナベヅルとクロヅルの夫婦の間に生まれた雑種で体の色は薄い灰色
 
 
出水でツルを観察するときは、朝の6:30~7:00の間がおすすめとのこと。

冬に早起きして外に出るのは大変ですが、ツルを見るためには仕方ありませんね。

今度の冬は出水に、ツルに会いに行ってみようかな。
 

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まとめ

以上が、「タンチョウ」と「ツル」の違いなどについてでした。

タンチョウ(丹頂鶴)はツルの一種で、日本ではほかにもナベヅルやマナヅルなど、シベリアから越冬のために南下してくるツルを見ることができます。

どのツルも美しいですね。

タンチョウを見たい方は北海道へ、色々なツルを見たい方は鹿児島へ!

冬の旅行先の参考にしてください。

 

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