大福もお餅も大好きですが、そういえば、大福とお餅ってどう違うのでしょう。
そもそも、大福の皮(生地)ってお餅?それとも求肥??あれ、どっちだっけ。
ということで、今回は大福と餅の違いなどについて調べてみました。
1.「大福」と「餅」の違いは?
まず分かりやすい方から。
「餅」とは、蒸したもち米を臼(うす)と杵(きね)でついたものです。
中に餡(あん)を入れたら、餡餅です。
おいしいですよね。
また、一方の「大福」を広辞苑で引いてみました。
中に餡を包んだ餡菓子の一種。大福。
あれ?ということは、餡餅が大福ということ?
と、一見同じ餅のようなのですが、餡餅と大福の違いは、通常の餡餅にくらべて大福の方がよりきめ細かく念入りについた餅を使います。
また、大福は白玉粉を使用する場合もあるのですが、これは餡餅でも使用する場合があります。
それから餡餅にくらべ、大福は柔らかくつき薄くのばした餅に餡を包んだ餅菓子で、餅と同量かそれ以上の餡を包むことが多く、餡餅より餡の量が多いです。
焼かずに食べる大福と、生のほかに焼いて食べることもあるのが餡餅です。
豆大福(餅に豆)や草大福(餅によもぎ)、餡の代わりにイチゴを入れた苺大福やアイスクリームを入れた雪見大福など、現在では色々な大福があります。
餅は時間が経つとかたくなります。
時間が経ってもかたくならない、おいしく食べられる大福のために、最近では餅よりもかたくなりにくい求肥やもち粉に砂糖を加えてつくった生地で餡を包んだ大福もあります。
以下の動画は、白玉粉から作る大福の作り方です。
【白玉粉で作る本格苺大福】
2.「求肥」とは?餅との違いは?
「求肥」とは、「求肥飴:白玉粉を蒸し、あるいは水とあわせて熱を加え、これに白砂糖と水飴(みずあめ)を加えて練り固めた、柔軟で弾力ある菓子。(以下省略、広辞苑より)」のことです。
白玉粉はもち米を水挽きして乾燥させた粉のことです。
白玉粉のかわりにもち粉を使うこともあります。
【求肥の作り方】
白玉粉ともち粉の違いはこちらです。
もち米を水洗いし、石臼で水挽き、沈殿したものを乾燥させたものが白玉粉です。
寒中、水をかえながら、10日間ほど水にさらしその後乾燥させるため「寒ざらし粉」ともいいます。
もち米のでんぶんを取り出しているので、なめらかでつるりとした食感でのびがあるのが特徴、白玉団子や桜餅、大福に使用されます。
もち米を水洗いし乾燥させたものを粉にしたのがもち粉です。
米の風味が強いのが特徴で、白玉粉よりもきめが細かいです。
白玉粉と同様、求肥などに使われます。
白玉粉ももち粉も原材料は同じもち米ですが、水挽きする白玉粉と乾燥させてから粉にするもち粉といった加工法に違いがあります。
どちらも求肥を作るのに使われます。
餅とは前項の通り、蒸したもち米をついたものです。
「求肥」と「餅」の違いは、白玉粉やもち粉に砂糖を加えて作るのが求肥、もち米をついてつくるのが餅です。
まとめ
以上が、大福と餅の違いや求肥と餅の違いなどについてでした。
よりきめ細かい餅に餡を入れたものが大福です。
最近は、やわらかい求肥で餡を包んだ大福が人気のようです。
お菓子に関する記事です!
もしよかったら、ご覧ください。