「机」と「テーブル」、どちらも生活に欠かせない家具ですが、そういえば両者の違いってなんだ?
私は勉強や仕事をするのが「机」、食事をするのが「テーブル」というように使い分けていましたが、この使い分けで合っているのかな…。
ということで、今回は「机」と「テーブル」の違いなどについて調べてみました。
1.「机」と「テーブル」の定義と違いは?
「机」も「テーブル」も脚の上に天板がついた台ですが、使用目的や使用方法に違いがあります。
勉強したり、仕事をしたり作業をするのが「机」です。
英語でいえば「デスク(desk)」ですね。
学校などで「机と椅子」というような使い方をしている通り、「机(デスク)」は勉強や仕事などの作業するための家具なのです。
そのため、「机(デスク)」は、一人用でなおかつ天板は四角のものが多いです。
また、引き出しや棚が付いているものもあります。
「机」や「デスク」がつく言葉には、「学習机」「机上の空論」「デスクワーク」「デスクトップパソコン」など、仕事や勉強に関するものが多いですね。
そしてもう一方の「テーブル(table)」は日本語でいえば「食卓」です。
食事をしたり、お茶をするのが「テーブル」です。
テーブルは一人用のテーブルもありますが、複数人が一緒に使用できる広さのものが多いです。
また、天板は四角もあれば円形もありますし、天板や脚に装飾が施されているものものあります。
テーブルは飲食がメインの目的ですから、食事には不要な引き出しや棚はついていません。
「テーブル」がつく言葉には、「テーブルクロス」「テーブルマナー」など、食事に関するものが多いですね。
2.「卓」や「台」と「机」や「テーブル」との違いは?
「卓」とは「物を置く台。机。テーブル。」のことです。
つまり「卓」とは物をのせる目的のものなので、「机」も「テーブル」も「卓」のグループになります。
「台」には、「物をのせたり据えるもの。人がのるためのもの」などの意味があります。
ですから「台」は、物をのせる目的では「卓」と同じです。
ただし、「台」は人ものります。
「卓」と「台」の違いは、「卓」は物をのせるもの、「台」は物と人がのるものですね。
ただし、イメージでは「卓」は「食卓」「麻雀卓」などの言葉があるとおり人が囲む目的のため「卓」が汚れていないケースが多く、「台」は「燭台」「砲台」「お立ち台」など人が囲むことは少なく「台」が汚れても大丈夫であるケースが多いです。
そして、「卓」のグループには「机」や「テーブル」が含まれます。
まとめ
以上が、「机」と「テーブル」の違いなどについてでした。
勉強したり仕事をするのが「机」、基本的には一人用で引き出しや棚がついていることが多いです。
食事をしたりお茶をするのが「テーブル」、こちらには引き出しはついていないことが多いです。
ところで、似たような日本語と英語のパターンで「居間」と「リビング」があります。
「居間」と「リビング」は同じような意味ですが、元々は意味が違うってご存知でしたか?
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