通販で靴を買うとき、「ヒール高」や「ソール高」という表記があることがありますよね。
「ヒール」と「ソール」、この二つの意味はどう違うのでしょう。
また、ヒールの高さとソールの高さで、どのくらい身長がアップするのか?
ということで、今回は「ヒール」と「ソール」の違いなどについて調べてみました。
1.「ヒール」と「ソール」の意味の違いは?
「ヒール」とは、主に靴のかかと部分のことです。
主に「靴のかかと」なのですが、「人間の足のかかと」の意味もあります。
図の赤い部分が「ヒール」ですね。
この靴のヒール部分を適度に高くすることで、体重をかかと以外に分散して疲れを軽減する効果があります。
また、足をけり出す力が早く地面に伝わることで、楽に歩くことができるのも利点の一つ。
さらに、見た目がよくなることから、ファッション的要素もありますね。
「ハイヒール」というと、かかと部分が高いヒールのこと、「ピンヒール」は細いヒールです。
また、「チャンキーヒール」はずんぐりとして太いヒールのことです。
「ソール」とは、主に靴底のことで、底の全体を指しています。
また「靴底」の意味のほかに、「人間の足の底」や「ゴルフクラブヘッドの底の部分」の意味もあります。
図の部分が「ソール」ですね。
靴の中にある中敷きは「インソール」といいますね。
逆に、外側に面した靴底は「アウトソール」といいます。
靴を購入するとき、「ヒール高が○センチ」や「ソール高が○センチ」、または「ソールの厚さが○センチ」といった表示がありますよね。
たとえば、「ヒール高が7センチ」で「ソール高が3センチ」だと、身長がどのくらいアップするのだろうと、悩むことがありませんか。
靴底全体が3センチで、そこに7センチのヒールがくっつく、ということは「3センチ+7センチ=10センチ」と思われるかもしれませんが、違います。
実際の「ソールの高さ」はこの図の赤い部分、要するにつま先部分だと思ってください。
つまり、こういうことです。
・ヒール高7センチ
・ソール高3センチ
・身長プラス7センチ
地面からかかとまでが7センチ、靴底の厚さが3センチ、ということになります。
ところで、上の「ソールの高さ」の図で赤い部分がありますが、この部分が厚くなった靴を「プラットフォーム」とも呼びます。
たとえば、厚底のブーツを「プラットフォームブーツ」といいます。
「プラットフォーム」とは「駅のホーム」が語源で、駅のホームが横にまっすぐと長いことから、本来は靴の底がつま先からかかと部分までまっすぐと平坦になっている厚底靴のことを指していました。
ですが、最近ではつま先部分とヒールが高くなっている靴のことを「プラットフォーム」と呼んでいます。
つまり、土踏まずの部分がえぐれているということ。
ちなみに「プラットフォームの高さ」という場合は、図の「ソールの高さ」の赤い部分のことで、同じ部分を指しています。
2.靴の「ヒール」や「ソール」は修理や交換はできるの?費用の相場は?
靴のヒール部分やソールは人間の体重がかかっていますので、減りやすい部分です。
もし減ってしまったり壊れてしまった場合は、靴屋さんや修理屋さんで修理や交換が可能ですよ。
修理にかかる費用の目安は以下のとおりです。
2000円~6000円
婦人靴のヒール
1000円~3000円
紳士靴のソール
2500円~7000円
婦人靴のソール
1300円~4000円
※両足の価格です。
もちろん、減り方の状態や、靴の素材により、この目安には当てはまらない場合もありますので気をつけてくださいね。
特に、ソールの部分が減りすぎると、さらにその上の層の部分も減りますので、修理費が高くなってしまいます。
つまり、靴底に穴があきそうな状態ですね。
靴の修理は、そういった状態になる前に行いましょう。
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まとめ
以上が、靴の「ヒール」と「ソール」の違いについてでした。
「ヒール」とはかかと部分のこと、「ソール」とは靴底全体のことです。
身長のアップは、「ソール高」ではなく「ヒール高」がポイントです。
ヒールの高さ分が、おおよその身長がアップする高さになります。
自分の経験では、高級な靴ほど長く履き続けることができますが、その分減りやすいヒールとソールはこまめな修理が必要になります。
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