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「素案」と「草案」の違いを解説!原案は?意味や使い分けは?

      2018/12/04

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「素案」と「草案」、この二つ読み方が似ていますよね。

新聞などによく登場する言葉です。

実はこの「素案」と「草案」、意味が似ているのですが、微妙な違いがあります。

さらに「原案」という言葉もあるし…。

ということで、今回は「素案」と「草案」の意味の違いや使い分けなどについて調べてみました。
 

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1.「素案」と「草案」の意味の違いと使い分けは?

「素案」は「そあん」、「草案」は「そうあん」と読みます。

広辞苑によると、この二つの意味は以下のとおり。

【素案】
・練り上げてまとまった案にする前の、大もとになる案。

【草案】
・したがき、草稿。合議して決めるために、まず作られた案。「憲法草案」

 
どちらも、「最終的な案の前段階の案」という意味は同じなのですが、「素案」と「草案」の違いは、素案の方が「初期段階の案」、草案は「正式な案となる一歩手前の案」というところです。

つまり「素案」があり、素案をさらに改良したものが「草案」です。

【「素案」→「草案」】

最初は「ざっくりと」「だいたい」の感覚で「素案」を決めて、徐々により良い「草案」をつくる、つまり段階を踏んで完成形に近づけるイメージですね。

さらに、「素案」の前の段階には「骨子案(こっしあん)」があります。

「骨子案」とは、その名のとおり「骨組み段階の案」という意味で、「素案の前段階の案」のことです。

【「骨子案」→「素案」→「草案」】
 

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それでは、簡単に具体例で説明しますね。

たとえば、町内で「ゴミ置き場が汚く悪臭がある」という問題点があり、「対策が必要なのでは」といった意見があったとしましょう。

するとその対策決定のプロセスは以下のとおりとなります。

①ゴミ対策【骨子案】
・ゴミ置き場の使い方のルールを定める
・ゴミを散らかすカラス対策を実施する

②ゴミ対策【素案】
・ゴミ出しの時間を一定時間に限定
・収集後のゴミ置き場の掃除当番を決める
・ネットなどでカラスの侵入を防ぐ

③ゴミ対策【草案】
・前日のゴミ出しを禁止
・収集後のゴミ置き場の掃除当番を1週間交代の輪番制とする
・金網製のゴミ用ケースを購入
・カラスが寄り付かないグッツによる対策

④ゴミ対策【案】
・ゴミ出しの時間を朝4:00からゴミ収集車到着までとする
・ゴミ置き場の掃除当番は、A氏からK氏まで1週間交代の輪番制
・ゴミ置き場の掃除時間はゴミ収集車到着以降、朝10:00までとする
・金網製のゴミ用ケースは○○社へ製造依頼(5万円)
・住民は全員カラス対策専用のゴミ袋を使用することとする

 
こんな感じでしょうか。

「骨子案」から「素案」、「草案」、「案」となっていく中で、徐々に詳細な対策に変化していきます。

最終的に、最後の「案」を町内会の総会で承認されれば、正式決定となり「案」の文字がなくなるわけですね。

考える

わかりやすく説明するために、わざと全て箇条書きにしましたが、実際には箇条書きから徐々に文章となり、案が煮詰まるごとに文字数が多くなっていきます。

さらに、実際にはゴミ対策などごく簡単な案件では「骨子案」「素案」「草案」などの段階は省略されるケースが多く、法律や憲法など重要な案件などで多く使われます。

ちなみに、草案の「草」には「本格的ではないもの」「ぞんざいな」という意味があります。

草は木になることはできないので「かたくならない、やわらかいまま」ということから「本格的でない」という意味として使われてきたようです。

たとえば、「草野球」や「草競馬」もそういった「本格的ではない」という意味で使われています。
 

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2.「原案」とは?「素案」「草案」との意味の違いは?

「素案」「草案」のほかに、「原案」という言葉もあります。

ややこしいですよね。

「原案」を広辞苑で調べます。

【原案】
・もとの案。多く、修正案に対していう。「原案通り可決する」

 
ということで、「原案」と「草案」はほぼ同じ意味です。

忖度1

ただし、広辞苑の意味の例に「原案通り可決する」とあるとおり、決定する一歩手前の案という意味でもあります。

そうなると、前項で解説した決定直前の「案」と「原案」がほぼ同じ意味でもあるということになります。

曖昧ですね…。

まあ確かに、「草案」と「原案」と「案」の線引きは難しいです。

ただし、「原案」の一般的な使われ方は、広辞苑の意味に「多く、修正案に対していう」とあるとおり、審議して可決した「修正案」の対義語として使われます。

たとえば、「修正された○○法案の、原案との相違点は…。」「原案は修正されることなく可決した」といった感じですね。
 

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まとめ

以上が、「素案」と「草案」、「原案」の意味の違いや使い分けなどについてでした。

物事を決定するプロセスは、「骨子案→素案→草案」です。

ただし、「草案=原案=案」となる場合もあります。

「原案」は主に「修正案」の対義語として使われます。

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