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「控除」と「徴収」の違い!式を使ってわかりやすく解説するよ!

更新日:

 
「控除」とか「徴収」というと、よく年末調整の時期に耳にする言葉。

なんとなく「控除」はお得感を、そして「徴収」は嫌な気分になります。
 
 
しかし、「徴収」の意味はなんとなく理解できていても、「控除」となるとどのようにお得なのかをよく分からずにいました…。

これでは、いけませんね!
 
 
ということで、「控除」と「徴収」の意味を徹底的に紐解いてみましたよ!!
 
 
本記事では、「控除」と「徴収」の意味の違いと使い分けについて、徹底調査した結果をお伝えしていきます。

かなり、深掘りしましたのでご期待ください!
 

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1.「控除」と「徴収」の違い!

では、「控除」と「徴収」の違いを端的にお伝えします。

「控除」とは、お金や数の計算対象から除外することです。

「徴収」とは、お金や税金などを取り立てることです。

 
「除外」と「取り立てる」の違いですが、さらに詳しく説明していきますね。
 

①「除外」と「取り立てる」の違い!

「控除」も「徴収」も、税金がらみでよく使う言葉。

ですが、この2つの言葉の意味は全く違うものです。
 
 
税金などを「取り立てる」のが「徴収」

そして、税金を算定する際に、課税の対象から「除外」するのが「控除」になります。
 
 
ですから、納税者にしてみれば、「徴収」は支払うことで家計を圧迫するもの。

一方の「控除」は、納税額を減らされるので家計にとって優しいものになります。
 
 
次項では、具体的な計算例に当てはめてみますね。

お金
 

②「除外」と「取り立てる」を税金で説明!

「控除」が除外することで、「徴収」が取り立てることですが、実際に税金に置きかえて説明します。
 
 
たとえば、収入1000万円で税率が33%の場合の税金は下のとおりとなります。

1000万円×33%=330万円

したがって、「徴収」される税金は330万円ですね。
 
 
今度は、収入1000万円で税率が33%なのですが、たとえば扶養控除として38万円の控除が認められていたとします。

その場合は、計算式は下のとおりとなります。

(1000万円-38万円)×33%=317万4600円

つまり、納税額の算定対象である1000万円から、38万円を除外するということ。
 
 
38万円が「控除」されることで、税率が同じ33%でも納税額が317万4600円に減額されました。

「控除」とは、こういったように税金などの算定対象から除外するということなのです。

お金
 

③「控除」と「徴収」の違いを整理!

ということで、一度「控除」と「徴収」の違いを整理しますね。
 
 
「控除」とは、税金などを確定する時に、その計算対象から除外すること。

そして「徴収」とは、税金などを取り立てることです。
 
 
わかりやすく表現すると、税金の割引が「控除」で、税金を取られるのが「徴収」ということもできます。
 


 

2.「控除」と「徴収」の辞書での意味!

次に、辞書では「控除」と「徴収」がどういった意味になっているのかみていきますね。
 

①「控除」の辞書での意味!

【控除】
・(計算の対象から)金銭・数量などを差し引くこと。特に全部または一部の収入について課税対象から除外すること。「基礎―」「扶養―」

引用元:旺文社国語辞典

最初の説明のとおりですね。
 
 
例文に「基礎控除」とありますが、「基礎控除」と「給与所得控除」の違いは、下の関連記事をご覧ください。

 
寡婦2
 

②「徴収」の辞書での意味!

【徴収】
①一定の法規に基づいて、国や公共団体が税金や手数料を取り立てること。
②一定の範囲の人からお金を集めること。「会費を―する」

引用元:旺文社国語辞典

意味①は税金などを集めることですね。

そして意味②は会費などを集めることですので、税金以外のことをあらわしています。
 


 

3.「控除」と「徴収」の使い方!

今度は、「控除」と「徴収」の使い方を例文でご紹介します。
 

①「控除」の使い方!

控除対象配偶者になる人の範囲は。

・ふるさと納税と医療費控除の関係。

・生命保険料控除で納税額が低くなる。

・給与所得控除額の計算方法。
 

②「徴収」の使い方!

・国民健康保険料が口座から徴収された。

・所得税は所得が少ない場合は徴収されないことがある。

・住んでいる町から住民税が徴収される。

・課内積立金の徴収

貯金
 

4.「控除」には似た意味の言葉がたくさんある!

「控除」には、似た意味の言葉がたくさんあります。

たとえば、「還付」
 
 
「控除」は税金などの計算対象から除外することでしたが、「還付」は税金などを元の持ち主へもどすといった意味です。

つまり、「控除」は納税額の確定前に除外され、「還付」は税金などを支払った後にもどされるといった仕組み。

どちらも、納税者にとって嬉しい仕組みですね。
 
 
詳細については、下の関連記事をご覧ください。

 

実際の計算の仕方を、税金の計算例で解説していますよ。
 
 
「徴収」や「控除」には他にも似た意味の言葉はたくさんありますよ。

もしよかったら、下の関連記事も覗いてみてください。

 

ぜひ、参考にしてください。
 

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まとめ

以上が、「控除」と「徴収」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「控除」とは、税金などを計算する時に、その計算対象から除外すること。

そして「徴収」とは、税金などを取り立てることです。
 
 
「控除」というと、「その控除金額がそのままもどるのか?」と勘違いされている方もいると思います。

ですが、これは間違い。

たとえば、基礎控除38万円といえば、38万円得するのではなく、税金の計算対象から38万円差し引くという意味です。

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