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「訓示」と「訓辞」の違いを解説!意味や使い分けは?

      2018/11/30

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社長や上司からいただく有難い教え、これを「くんじ」といいます。

でもこの「くんじ」、漢字が2種類あります。

「訓示」と「訓辞」ですね。

何となく同じような意味にみえるこの2つ。

実は違う意味であり、使い方に気を付けなくてはいけません!!

ということで、今回は「訓示」と「訓辞」の意味の違いや使い分けなどについて調べてみました。
 

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1.「訓示」と「訓辞」の意味の違いと使い分けは?

①「訓示」と「訓辞」の意味の違い!

まずは、「訓示」と「訓辞」を広辞苑で調べてみます。

【訓示】
①教え示すこと。
②年齢・地位などの上の者が下の者に対して教え示すこと。また、その教え。

【訓辞】
・教えいましめる言葉。

 
「訓示」と「訓辞」どちらも「教える」という部分では同じです。

また、「教える」のは「心得」だったり、失敗をしないようにする「いましめ」だったり、様々です。

会社にたとえるなら、社長や会長が多くの従業員が集まった中で行う演説ですね。

「今年のわが社の方針は…、お客様のニーズを第一に…。」といった、言葉です。

ですが、「訓示」と「訓辞」の大きな違いは、「訓示」は「動詞」であり、「訓辞」は「名詞」であるということです。

広辞苑の意味をみていただくと、「訓示」は「教え示すこと」となっているのに対し、「訓辞」の方は「教えいましめる言葉」となっています。

つまり、「訓辞」の方は名詞ですので「言葉そのもの」のことであり、「訓辞する」といった動詞のような使い方はしません。

そして、「訓示」は動詞で「教え示すという行為」であり、サ変動詞で「訓示する」といった使い方をします。

「訓示」は動詞、「訓辞」は名詞なのですが、その理由について漢字の持つ意味から紐解いていきます。

訓示

②「訓示」と「訓辞」の漢字の持つ味とは!

「訓示」と「訓辞」、両方に共通している「訓」から。

「訓」とは、「おしえる」「さとす」といった意味があります。

「家訓」や「教訓」の「訓」も、「おしえ」といった意味で使われていますね。

そして「訓示」の「示」とは、「しめす」「あらわす」といった意味があります。

ですから「訓示」は、「おしえさとし、しめす」という意味。

つまり、「しめす」という動詞ですね。

そして「訓辞」の「辞」とは、「言葉」「言語」といった意味があります。

「辞典」や「辞書」の「辞」も、「言葉」といった意味で使われているとおり。

ですから「訓辞」は、「おしえさとす、言葉」という意味になります。

つまり、「言葉」という名詞です。

ということで、もう一度「訓示」と「訓辞」の違いをまとめると、「訓示」は「教え示す」という動詞なので行為のこと、「訓辞」は「教えいましめる言葉」という名詞なので言葉やその内容のことです。

ですから「訓示する」とはいいますが、「訓辞する」とはいいません。
 

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③「訓示」と「訓辞」の具体的な使い方!

では、「訓示」と「訓辞」の具体的な使い分けを例文で説明しますね。

【「訓示」と「訓辞」の使い方】

・社長が訓示するぞ。
(社長が演説をする:演説するという動詞なので訓示)

・来年は君が訓示しなくてはいけない。
(君が演説しなくては:演説するという動詞なので訓示)

・訓示が貼り出された。
(書面で示す:示すとうい動詞なので訓示)

・社長から訓辞をいただく。
(社長から言葉をいただく:言葉という名詞なので訓辞)

・これから訓辞を聴かなくてはいけない。
(これから言葉を聴かなくてはいけない:言葉という名詞なので訓辞)

・訓辞を述べる。
(言葉を述べる:言葉という名詞なので訓辞)

 

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2.「挨拶」や「説示」とは?「訓示」「訓辞」との意味の違いは?

「訓示」や「訓辞」と似た意味の言葉で「説示」があります。

「説示」の意味も広辞苑で調べてみますね。

【説示】
・教えや説などを説き示すこと。また、その文。

 
挨拶

「説き示す」という言葉が入っていますが、「説く」とは「相手を納得させるために、物事の道筋・筋道をわかりやすく述べる意。」という意味です。

つまり「説示」とは、「訓示」よりもさらにわかりやすく教えを示すという意味です。

また、「訓示」と「挨拶」の違いもまぎらわしいですよね。

「挨拶」には様々な意味があるのですが、「訓示」と混同しそうなのが、会合などでよくある挨拶ですよね。

「来賓の○○様より、ご挨拶をいただきます。」というやつです。

この場合の「挨拶」は、お祝い気持ちである「祝意」や感謝の気持ちである「謝意」という意味があります。

「訓示」は「教える」行為なのですが、「挨拶」は教えたりはしません。

「祝意」や「謝意」を述べるのが「挨拶」です。
 

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まとめ

以上が「訓示」と「訓辞」の意味の違いや使い分けなどについてでした。

「くんじする」とか「くんじされる」といった使い方は動詞ですので「訓示」です。

その言葉や内容のことを指すときには名詞なので「訓辞」を使います。

「訓辞する」とは使わないので注意してくださいね。

また、「訓示を述べる」も間違いですよ。

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