韓国料理といえば「ビビンバ」、日本でも人気ですよね。
ところで、ビビンバは「ビビンバ」なのか、それとも「ビビンパ」なのか……どっちの表記も見かけるのでどっちの発音をするべきか迷います。
「ビビンバがビビンパなのか、それとも、ビビンバとビビンパは全く別のものなのか」と悩むわけです。
ということで、今回は「ビビンバ」と「ビビンパ」正しいのはどちらなのか、またビビンバの歴史について調べてみました。
1.「ビビンバ」と「ビビンパ」はどっちが正しい?
日本では「ビビンバ」と表記したり発音することが多いですよね。
では、韓国人はどう発音しているのかというと、韓国人の発音をそのままカタカナで表すと「ビビンパ」「ビピンパ」という表記になるそうです。
また、現地語読み仮名では「ピビムパプ」、ローマ字で表記すると「Bibimbap」です。
これをみると、「ビビンバ」と「ビビンパ」は同じものですが、「ビビンパ」の方が現地語に近いみたいです。
ちなみに、韓国語では、「b」と「p」の発音の区別があいまいだそうです。
ハングル文字は表音文字ですが、「b」と「p」は同じ文字です。
このため、「ビビンバ」や「ビビンパ」と聞こえたり、あるいは「ビピンパ」と聞こえたりするのですね。
ということで結論は、もともと発音が違う外国の言葉を日本人がカタカナとして表現するわけですので難しいのですが、日本人の耳で聞き取れる音では「ビビンパ」の方が正解に近いと思いますが、今まで普通に使用されてきた「ビビンバ」でも間違いではないと思います。
「ビビンバ」の「ビビ(ン)」が「混ぜる」、「バッ(パッ)」が「ご飯」の意味です。
【韓国料理の名前の正しい発音】
下は、販売されている製品。
日本語表記では「ビビンパ」よりも「ビビンバ」が圧倒的に多いようです。
旨そうですね…。
2.「ビビンバ」の定義や歴史は?
ビビンバは、昔は「コルドンバン」と言われていたそうです。
朝鮮初期の世祖(1455~68年在位)の時代の記録に「コルドンバン」が登場します。
さらに1800年代末の是議全書にも「コルドンバン」または「ブビムバブ」が記録されています。
ちなみに「コルドンバン」の「コル」が「まぜる」、「ドン」が「保存」、「バン(バッ・パッ)」が「飯」です。
混ぜご飯ということですね。
ということで、「ビビンバ」の定義は、ご飯にいろいろなおかずをのせて混ぜて食べる料理のことです。
ビビンバは、丼などの容器にご飯(白米)を入れ、その上にナムルや肉、卵などの具(大体5種類)を載せ、コチュジャンやごま油で味付けをした混ぜご飯です。
具の盛り付け方は、冷やし中華に似ていますよね。
ユッケをのせたユッケビビンバ、タコや貝などの海鮮を載せたヘムルビビンバなど、ビビンバにのせる具は地域や家庭、お店ごとに様々です。
そして、ビビンバはきれいに盛り付けてありますが、食べるときには混ぜます。
具とご飯をよく混ぜてから食べるのが本場の食べ方です。
そういえば韓国料理ってやたら混ぜますよね。
昔見た韓国の宮廷料理のドラマ(なんだっけ、チャングム?)でも、細かく刻んだりすりつぶして混ぜるという料理が多かったような気がします。
あれは、料理人は大変だなあと思って見ていました。
私は混ぜて食べるのが苦手(カレーライスも納豆もだめです)なので、ビビンバも混ぜずにそのまま食べちゃいます(;´∀`)
【ビビンバの食べ方】
ちなみに、日本でビビンバといえば、石焼ビビンバのイメージが強いですよね。
私も昔は、あの石焼の器に入っているのがビビンバだと思っていました。
この石焼ビビンバ、実は大阪発祥です。
大阪の韓国料理店が最初に石焼の器にビビンバを入れたそうです。
へえ、韓国発祥だと思っていたけど、違ったんだ( ..)φメモメモ
あの石焼の器、最後までアツアツだし、おこげも楽しめるけど、猫舌泣かせの器ですよね。
私は猫舌なので、さめるのを待たなきゃ食べられません( ;∀;)
でも、大丈夫。
ご飯は麺のようにのびたりしないから!
ちょうどいい温度になるまで、かき混ぜもせず食べもせず、じーっと待っています。
ちょっとした不審者です(笑)
まとめ
以上が、「ビビンバ」と「ビビンパ」のどっちが正しいのか?やビビンバの歴史についてでした。
ビビンバは韓国の混ぜご飯で、現地に近い発音は「ビビンパ」です。
「ビビンパッ」と小さな「ツ」が表記されることもあります。
でも、日本では「ビビンバ」と言う方がポピュラーなので、私はこれまで通り「ビビンバ」発音にしたいと思います。
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