野菜や果物などは、時間が経過することで品質が落ちていくもの…。
ですから、その品質の良否の境界、つまり「保存期間」を事前に把握しておくことは大切です…。
ただし、メジャーで代表的な野菜や果物については、その保存期間がしっかりと浸透しているのですが…。
その代表的な野菜の仲間でありながら、一つの「別品種」についてはなかなかその保存期間がハッキリしないもの…。
たとえば、「レタス」に対する「サニーレタス」もその一つ。
ということで、この「サニーレタス」について徹底的に調査してみました。
本記事では、サニーレタスの保存期間について、わかりやすく解説していきます。
条件別の日数に加え、その日数をさらに長持ちさせる方法もお伝えしますので、ご期待ください!
1.サニーレタスの保存期間とは?
最初に、何も手を施さない場合の保存期間をお伝えします。
サニーレタスを常温で放置し場合、保存期間は2日程度。
ただし、夏場など気温の上昇によっては1日程度しかもたない場合もありますので、気をつけてください。
そもそも、サニーレタスは常温での保存に向いていませんので、なるべく冷蔵庫保存をおすすめします。
ちなみに、サニーレタスを冷蔵庫に入れた場合の保存期間は4日程度。
これは、特に細工をすることなく、ただ冷蔵庫に入れただけの状態で長くて4日ということ。
しかも、サニーレタスの葉をバラバラにせず、「丸ごと」保存した場合です。
サニーレタスはいたみやすい野菜ですので、保存する場合は極力「丸ごと」を基本にしてください。
サニーレタスの保存期間は、常温で「約2日」、冷蔵庫で「約4日」とお伝えしましたが…。
その保存期間内であったとしても、「緑色が黄色っぽくなった」「シャキッとしていたものが柔らかくなった」「表面がヌルヌルしてきた」といった状態になってきた場合…。
これは腐ってしまった可能性があります。
こういった状態のサニーレタスは、たとえ保存期間内であったとしても食べてはいけません…。
2.サニーレタスを長持ちさせる保存方法は?
続いて、保存期間をさらに延ばす方法をお伝えしますね。
サニーレタスをより長持ちさせるには、主に2つの方法があります。
最初は、「キッチンペーパー」を使う方法から。
具体的な手順は、以下のとおりです。
①サニーレタスの芯に、濡らしたキッチンペーパーを巻いて輪ゴムで固定
↓
②キッチンペーパーはなるべく濡れた状態を維持(時々紙に水をつける)
↓
③その状態のサニーレタスをビニール袋に入れる
↓
④サニーレタスは芯を下にして立てた状態で冷蔵庫保存する
この①~④までの項目を全て実行することで、保存期間は2週間程度に延びます。
仮に、②のキッチンペーパーの水分補給を忘れてしまい、乾燥してしまった場合でも1週間程度は保存できますよ。
ちなみに、このキッチンペーパーは新聞紙を代用にしても大丈夫です。
この方法だと、「1週間」から長くて「2週間」までサニーレタスを長持ちさせることが可能ですが…。
それより、もさらに長持ちさせる方法があります。
それは、「爪楊枝」を使う方法で、具体的な手順は以下のとおり。
①サニーレタスの芯の切断面に3~4本の爪楊枝をしっかり刺し込む
↓
②その状態のサニーレタスをビニール袋に入れる
↓
③サニーレタスは芯を下にして立てた状態で冷蔵庫保存する
この①~③までの対策を施すことで、なんと保存期間が1か月に!
結構な長期保存が可能となります。
この「爪楊枝」なのですが、その代わりになる専用のアイテムも売っていますよ。
それから、同じ用途で下のようなタイプもあります。
どちらも、爪楊枝の役目を果たすアイテムですが、下の方は「スタンド」と一体型でサニーレタスを立たせる機能も兼ね備えています。
ところで、このサニーレタスの芯の切断面に爪楊枝を刺す意味なのですが…。
サニーレタスの「成長点」を破壊し、成長スピードを遅らせるという意味があります。
つまり、成長スピードが遅れることで、劣化するスピードも遅くなるということ。
そして、この爪楊枝を使った保存方法は、サニーレタス以外の野菜にも有効ですよ。
たとえば、普通の「レタス」や「キャベツ」「白菜」「ブロッコリー」などに活用することができます。
試してみてください。
まとめ
以上が、サニーレタスの保存期間と、その期間をさらに長持ちさせる方法についてでした。
サニーレタスの保存期間は、常温で「約2日」、冷蔵庫で「約4日」です。
また、キッチンペーパーを使って冷蔵庫に入れることで、「1週間」から長くて「2週間」まで保存することが可能です。
さらに、爪楊枝を刺して冷蔵庫に入れると、なんと保存期間が「1か月」に。
余談ですが、サニーレタスは冷凍保存も可能ですが、その場合の保存期間は約3週間。
凍らすよりも、爪楊枝を刺して冷蔵庫に入れた方が長持ちします。
レタスについての関連記事の紹介です。
ちなみに、上の記事の「変色」とは、レタスがピンク色になった場合のことです。
ぜひ、読んでみてください。