レタスがピンク色に変色する…。
ありますよね…。
この変色する原因の一つが包丁にあるのではないか?といった情報を耳にしたのですが…。
果たして、包丁はレタスを変色させているのだろうか?
ということで、包丁とレタスの関係を徹底的に調査してみましたよ!
本記事では、包丁がレタスに及ぼす悪影響について、調査結果をわかりやすく解説していきます。
深掘りしましたので、ご期待ください!
1.レタスを包丁で切るのはだめなのか!
レタスを美味しく食べるうえで、包丁を使ってカットするのはやめた方がいいですよ!
これが結論です。
包丁ではなく、手で直接ちぎりましょう。
では、なぜ包丁によるカットがよくないのか、その理由は主に4つ。
それでは、詳しく説明していきますね。
①金属の包丁がレタス酸化の原因!
金属製である包丁は、レタスの酸化を促進する起因になります。
レタスの切り口は、ある程度の時間が経過することで、ピンク色に変色します。
これが、レタスの酸化。
リンゴの皮をむいて、時間が経つと茶色くなるのと同じ現象ですね。
そして、金属の包丁はこの酸化を促してしまうのです。
②繊維組織の破壊を最小限に!
レタスは、繊維に沿って切ることで組織の破壊が少なくなります。
バナナにたとえるならば、バナナの皮。
通常は、手で縦方向に引っ張ってむきますよね。
これが、繊維に沿って切るということ。
これが、包丁で皮付きのままバナナを輪切りにしたとします。
この輪切りが、繊維の破壊になるのです。
手で、バナナを皮付きのまま輪切りにするのは難しいですよね。
これは、繊維に沿っていないから。
当然ですが、繊維に沿って切った時よりも痛みは大きくなるのです。
レタスの場合は、手でちぎることで自然に繊維に沿って切れます。
レタスも手でちぎることで、組織の破壊が少なくなって酸化が進みにくくなるのですね。
③断面積が直線よりもギザギザの方がドレッシングに絡む!
包丁でレタスを切ると、断面積は直線になります。
レタスの切り口が、包丁の直線のとおりとなるわけですね。
これが、レタスを手で切ることで、切口が若干ですが「ギザギザ」になります。
ということは、レタスの断面積に違いが発生するということ。
つまり、直線よりギザギザの方が、距離が長くなるわけで。
距離が長くなるということは、断面積が広くなるということです。
断面積が大きくなるということは、ドレッシングとよくからむということ。
これは、ラーメンをちぢれ麺にして、スープとからみやすくするのと同じ原理ですね。
④手でちぎった方が簡単
最後の理由は、これ、手でちぎった方が「簡単」であるということ。
まな板や包丁を準備することなく、手でちぎった方が簡単でしかも速いです。
時間の節約になりますね。
2.金属製以外の包丁の場合は?
通常の包丁は鋼製とステンレス製が一般的です。
レタスの酸化は、こういった金属と反応することで促進されます。
ただし、「鋼製」よりは「ステンレス製」の方が酸化の反応は鈍いようですけど。
では、金属製以外の包丁だとどうなのか?
金属製以外の包丁といえば、「セラミック製」や「アクリル製」の包丁があります。
こういった金属製以外の包丁であれば、レタスの酸化は幾分防止できます。
下のように、レタスの変色を抑制するレタスナイフが売っています。
ただし、これは金属製と比較してということですよ。
やはり、時間が経過することで酸化はするもの。
その時間の差ということですね。
これはつまり、手でちぎったとしても、より長い時間が経過すればやはり酸化は起こるということです。
3.レタスの酸化を防ぐ方法とは!
レタスの酸化を防ぐための方法は、食塩水で洗うこと。
リンゴを食塩水につけることで、変色がすくなくなりますよね。
それと同じ原理です。
詳しくは、下の関連記事で解説していますので、もしよかったら覗いてみてください。
酸化についても詳しく説明していますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
まとめ
以上が、包丁がレタスに及ぼす悪影響についてでした。
ということで、包丁でレタスを切る行為は、レタスの酸化を促してしまいます。
ですから、レタスは手でちぎりましょう。
その方が、早くてしかも美味しくいただけますよ!
それから、酸化を防ぐ方法については、上で紹介した関連記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
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もしよかったら、下の関連記事をご覧ください。