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「修理」と「修繕」の違いを解説!意味と「補修」との使い分けは?

更新日:

 
「修理」と「修繕」って意味に違いはあるのかな。

同じような意味だと思うのですが、使い分けは?

ということで、今回は「修理」と「修繕」の意味や使い分けなどについて調べてみました。

ちなみに私は自他ともに認める破壊魔、ちょっと調子が悪くなった家電にとどめをさすのが得意です(笑)
 

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1.「修理」と「修繕」の意味の違いと使い分けは?英語では?

まずは広辞苑を調べてみました。

【修理】
・つくろいなおすこと。修繕。

【修繕】
・つくろいなおすこと。つくろい。修復。

 
ということで、広辞苑では修理と修繕はどちらも「つくろいなおすこと」ということで同じ意味です。

しかし、微妙な違いはないものか?と思いいろいろと詳しく調べてみました。

「修理」と「修繕」には以下のような違いがありました。

【修理】
・故障の原因を取り除いて、2度と同じ原因による故障が起こらないようにすること。

【修繕】
・つくろうことであり、故障の原因は追究せず、ただ機械の故障をなおしたり部品を交換すること。

 
なるほど、原因までさかのぼって故障をなおし同じ原因での故障が起きないようにすることが「修理」であり、故障した機械が動けばそれでいい、故障の原因までは追究しないというのが「修繕」なのですね。

「修理」の「理」は、「物事の筋道。道理」という意味で、漢字の組み合わせだけで判断すると「理にかなうように修復する」といった意味になります。

つまり、きちんと故障の原因を取り除き正常な状態にするという意味合いが強くなりますね。

「修繕」の「繕(つくろう)」は「わからないようにうわべをととのえる」や「はたから見た感じがいいように体裁をよくする」という意味で、漢字の組み合わせだけで判断すると「応急処置的に、その場しのぎ的な修復」といった意味になります。
 


 

【「修理」と「修繕」の違い!】

【修理】
・再発防止のために原因を取り除いてなおす。

【修繕】
・見た目をよくするようになおす。

 
修理1

では、「修理」と「修繕」の使い分けを例文で紹介します。

・パソコンの電源が入らなくなったことから、修理を依頼する。

・スマホを水没させ修理を依頼したが、機能回復は無理と言われた。

・空調設備の修繕作業は終了したが、故障原因は不明であった。

・コートに穴が開いたことから、修繕を頼んだ。

・アパートの壁に穴が開いたことから、修繕を依頼した。

 
 
ということで、例文を見ていただいてもわかると思いますが、修理は原因を取り除いて機能を回復させるのに対し、修繕は見た目をよくするためになおすことです。
 
 
ちなみに、英語では「修理」と「修繕」が同じ意味となっており、「fix(フィックス)」、「repair(リペア)」、「mend(メンド)」などです。

「fix(フィックス)」は最も一般的な修理・修繕で、機械や建物など大規模で複雑なものを修理・修繕するときには「repair(リペア)」、そうでないとき比較的簡単ものの修理・修繕は「mend(メンド)」です。

「service(サービス)」は「奉仕」の意味ですが、「修理」の意味もあります。
 


 

2.「補修」とは?英語では?「修理」「修繕」との意味の違いと使い分けは?

【補修】とは「補いつくろうこと。手いれ。(広辞苑より)」のことです。

「修理」や「修繕」と比べると、「補修」は「補う(おぎなう)」の意味が追加されていますね。

足りない部分を補うことで故障や破損をつくろいなおすことが「補修」です。

ということで、「補修」と「修理」や「修繕」との違いは、「補修」は完全に壊れる前に何かを補い延命することで、「修理」や「修繕」は壊れた箇所をなおすことです。

修理2

また、マンションなどの場合は「修繕工事」や「補修工事」を以下のように使い分けます。

【マンションなどの修繕工事】
・現状レベルを新築当初レベルまで回復させること。

【マンションなどの補修工事】
・現状レベルを実用上支障のないレベルまで回復させること。

 
マンションなどの場合においては、「修繕工事」はマンションを建設当初レベルにもどすことを目指しますが、「補修工事」は劣化や不具合が生じた箇所を使用に支障のないようになおすことを指しています。
 
 
「補修」を英語でいうと「fix(フィックス)」、「repair(リペア)」、「mend(メンド)」などで、これも「修理」や「修繕」と同じです。

その他に、「maintenance(メンテナンス)」も「補修」の意味があります。
 

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「修理」や「修繕」をしなくても済むようにすることを、「保守」や「保全」といいます。

「保守」と「保全」、この2つの意味の違いをご存知ですか?

詳しくは、下の記事を覗いてみてください。

「保守」と「保全」の違いを解説!メンテナンスとは?意味は?

 
 

まとめ

以上が、「修理」と「修繕」の意味や使い分けなどについてでした。

「修理」と「修繕」はどちらも「つくろいなおすこと」で同じ意味なのですが、あえて違いを区別するならば、機械や建物などの故障をなおし使用できる状態にすることが「修繕」、故障をなおすだけでなく故障の原因まで取り除くのが「修理」となります。

つまり、なるべく元の状態に近づけること、見た目をよくすることが修繕なのですね。

そして、それに加え再発を防ぐのが修理です。

そういえば、マンションって修繕積立金がありますよね。

ローンや管理費に加えて、修繕積立金もかかるから、分譲マンションでも毎月お金がかかると聞いたことがあります。

マンションは定期的に大規模修繕をするから、積立金が必要だったのですね。

「修理」や「修繕」の一歩手間で行うのが、「調整」や「調節」。

「調整」と「調節」の違いをご存知ですか?

詳細については、下の関連記事をどうぞ。

「調整」と「調節」の違いを徹底解説!意味の違いと使い分けは?

 

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