お役立ち情報を深掘りしてご紹介いたします!

Investigate Blog

本ページはプロモーションが含まれています

暮らし・生活・雑学

「徴収」と「集金」の違いを解説!意味の違いや使い分けは?

更新日:

 
生活している中で、お金を集めたり、逆にお金を支払ったりといったことはしょっちゅうですね。

たとえば、友人や同僚たちと一緒に宴会をすれば、その会費の支払いがあります。

あとは、町内会の年会費などもありますね。

こんなとき、よく使われる言葉が「徴収」と「集金」。

この「徴収」と「集金」、同じような意味だと思っていたのですが、ニュアンスが若干違うようです…。

ということで、今回は「徴収」と「集金」の意味の違いや使い分けなどについて調べてみました。
 

スポンサードリンク

 

1.「徴収」と「集金」の意味の違いや使い分けは?

では、最初に「徴収」と「集金」の意味を辞書で調べてみます。

【徴収】
①一定の法規に基づいて、国や公共団体が税金や手数料を取り立てること。
②一定の範囲の人からお金を集めること。

【集金】
・料金や代金などを集めること。またその金銭。

 
「徴収」の意味の①は、公的機関が税金などを集めるという意味です。

たとえば、「税金の徴収」「源泉徴収」といった使い方をします。

重要書類

問題は、「徴収」の②の意味です。

この②の意味が、「徴収」と「集金」との違いがよくわからない部分なのですね。

「徴収」の②の意味は「一定の範囲の人からお金を集めること」で、「集金」が「料金や代金などを集めること」ということで、ほとんど同じことのような気がします。

ですが、「徴収」の「徴」という漢字の持つ意味がポイントになります。

「徴」は、「取り立てる」や「人を呼び寄せる」という意味があります。

「徴」の「取り立てる」は少し強権的なイメージですし、「人を呼び寄せる」というのもかなり強権的な意味合いがあります。

強権的といったイメージに近い言葉としては、たとえば「徴兵」「徴用」「徴集」といった言葉があります。

「徴兵」とは、国が国民を強制的に兵隊にすることです。

「徴用」とは、国が国民を強制的に働かせること。

そして「徴集」とは、国が国民自身や国民の物を強制的に集めることです。
 


 
ちなみに「徴収」の意味の①は「税金を取り立てること」となっていますが、これも強制的ですね。

つまり「徴収」とは、②の意味は「一定の範囲の人からお金を集めること」となっていますが、この「集める」は「取り立てる」といった強制的な意味合いが強いのです。

一方の「集金」は、文字どおり「集める」と「お金」が合わさった言葉。

つまり、単純に「お金を集める」という意味であり、強制性がなくても強制的であってもお金を集める行為全てが当てはまります。

ですから、大きな「集金」の意味の中に、強制性が強い意味合いの「徴収」が含まれるということ。

集金

ということで、「徴収」と「集金」の違いを一旦まとめます。

「徴収」と「集金」は、ともにお金を集めるという意味では同じです。

ですが、「徴収」は強制的にお金を取り立てるといった意味合いで、「集金」はただ単純にお金を集めるといった意味です。

会費や手数料など、お金を集める機会は数多くありますが、そういった場合は「徴収」という言葉を使うより「集金」を使った方がやわらかい言葉遣いになります。

強制的なイメージがある「徴収」を使用すると、反感を買ってしまう可能性がありますよ。

お金を支払うという行為は、ただでさえナーバスになりやすいものです。

やわらかいイメージの「集金」を使いましょう。
 


 

2.「徴収」と「集金」の使い方でのイメージの違い!

「徴収」と「集金」は、同じような意味でありながら、「徴収」に関しては強権的なイメージがあります。

ということで、具体的な例文で「徴収」と「集金」のイメージの違いを確認してください。

・年会費を集金させていただきます。
(それほど嫌なイメージはありません)

・いつの間にか口座から年会費が徴収されていた。
(無理矢理お金をもっていかれたイメージです)

現金

・職場のみんなが飲むコーヒーは、毎月メンバーから集金される課内費でまかなっている。
(課内費は当然の出費といったイメージです)

・毎月徴収される社会保険料の金額は大きくかなり厳しい。
(強制的に給料天引きされていて、生活へのダメージは大きいです)

・公共料金は、口座振替が主流になる前は集金員が各家庭を訪問していた。
(公共料金なので、強制性はあるものの若干やわらかいイメージになります)

・確定申告後に、過少申告加算税が徴収された。
(税金ですので強制的です)
 

スポンサードリンク

 

「徴収」と似た意味の言葉は結構多いのですが、その1つが「徴取」。

「徴取」と「徴収」の違いについては、下の記事をご覧ください。

「徴取」と「徴収」の違い!例文でわかりやすく解説するよ!

 
 

まとめ

以上が、「徴収」と「集金」の意味の違いや使い分けなどについてでした。

「徴収」も「集金」も、お金を集める意味は同じです。

しかし、同じお金を集めるにしても「徴収」の方が、「取り立てる」といった少し強権的な意味があります。

ですから、仲間うちでお金を集める際は単純に「お金を集める」という意味の「集金」を使いましょう。

ときどき、「回収」という言葉も使われますが、「回収」は「一度配ったり、渡したものを再び集める」という意味ですので、会費などを集める言葉としてはふさわしくないです。

「集金」を使いましょう。

ちなみに、「回収」の意味については下の記事で詳細に解説していますよ。

もしよかったら、覗いてみてください。

「回収」と「徴収」の違いを解説!徹底的に深掘りしたよ!

 

関連記事と広告

-暮らし・生活・雑学

Copyright© Investigate Blog , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.