家の中を飛び回る、邪魔な奴が「ハエ」。
邪魔ではありますが、とりあえず人を刺したりはしませんので、その辺は一安心…。
ですが…、「ハエ」とそっくりな「アブ」という奴もいます…。
この「アブ」、人や動物を刺して危害を加える種類もいるらしい…。
これはやはり、「アブ」と「ハエ」の違いを知っておく必要がありそうですね…。
ということで、この2つの昆虫を徹底的に調べてみました。
本記事では、「アブ」と「ハエ」の違いについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!!
1.「アブ」と「ハエ」の違いとは!
最初に、「アブ」と「ハエ」の違いを簡潔にお伝えします。
「ハエ」とは、ハエ亜目の環縫短角群に属する昆虫の総称。種類によっては人を噛んで血液を吸うものもいる。
「アブ」と「ハエ」は外見もすごく似ており、違いは「直縫短角群」と「環縫短角群」だけで、決定的な差がない。
簡単にまとめると、こういった違いです。
それでは、それぞれについてさらに詳しく解説していきますね。
2.「アブ」とは!
まず、「アブ」の画像をご覧ください。
「アブ」は、ハエ亜目の直縫短角群に属する昆虫の総称。
「ハエ」の方が、ハエ亜目の環縫短角群ですので、「直縫短角群」と「環縫短角群」の違いが何なのか調べました。
「アブ」の方の直縫短角群とは、成虫になる前のサナギの縫い目が直線であるということです。
つまり、サナギの殻を破る時に、直線的にカパッと割れるということ。
ちなみに「ハエ」の環縫短角群とは、前方に円形の縫い目があって、丸く開きます。
この違いで「アブ」と「ハエ」が生物学的に分類されていますが、見た目はほぼ同じ。
一般的には、「ハエ」は人を攻撃しませんが、「アブ」は人を攻撃するといったことで知られていますが、実は「ハエ」も吸血する奴がいます。
また、「アブ」の方も吸血するする種類は一部しかいません。
ということで、吸血するのが「アブ」で、吸血しないのが「ハエ」という分類は間違いです。
余談ですが、「アブは人を刺す」と言われますが、正確には「刺す」ではなく「噛む」。
実は、「ハエ」の方も吸血する奴は「刺す」のではなく「噛んで」います。
噛んで傷口をつくり、流れ出る血液を吸うのですね。
ですから、蚊に刺された時と違い血液がでます。
ちなみに、人の血を吸う「アブ」は「イヨシロオビアブ」「キンイロアブ」「ゴマフアブ」など。
あと、家畜などの動物の血を吸うのが「ウシアブ」「アカウシアブ」といった種類。
血を吸わない「アブ」では、花に集まる「ハナアブ」の仲間がいます。
「ハナアブ」の仲間たちの主な食料は、花の蜜や花粉など。
その他には、昆虫を襲って食べる種類もいますよ。
人の血を吸う「アブ」は一部ですが…。
人を追いかけてくる「アブ」がいたら、そいつが血を吸う奴です。
その時は、以下のスプレーで撃退してください。
アース製薬の「アチアブマグナムジェット」。
ハチにも効果がありますよ。
ちなみに、ハチは自分たちの身を守るために刺すのですが、アブの場合は食事のため。
ですから、アブは逃げてもしつこく追ってきますよ。
3.「ハエ」とは!
最初に、「ハエ」の画像をご覧ください。
「ハエ」は、ハエ亜目の環縫短角群に属する昆虫の総称。
サナギの殻が、「アブ」のように直線的に割れるのではなく、前方に円形の縫い目があり丸く開きます。
違いはただこれだけですので、見た目で「ハエ」と「アブ」を判別するのは難しいかもしれませんね…。
「ハエ」は、一般的に人を攻撃したりはしません。
ただし、前項でも触れましたが「ハエ」にも吸血する種類がいます。
その名は「サシバエ」。
主に、牛などの家畜を襲い血液を吸うのですが…。
サシバエに噛まれた牛たちは、多くのストレスを受けて乳量が減少してしまいます…。
また、家畜だけではなく人も噛みますよ。
危険です…。
ところで、家の中をうるさく飛び回る「ハエ」ですが…。
「駆除スプレーがない!」という場合や、「ハエたたきで潰したくない!」ということもありますよね…。
そんなわけで、「ハエを追い出す方法」や「ハエの捕まえ方」を解説した記事がありますので、ぜひ覗いてみてください。
結構簡単ですよ。
まとめ
以上が、「アブ」と「ハエ」の違いについてでした。
「アブ」と「ハエ」の違いは、サナギの殻の縫い目。
直線が「アブ」で、円形が「ハエ」です。
生物学的に違いはこれだけであり、見分けるのは困難…。
ただし、普段よく目にする「アブ」は横縞模様が多く、「ハエ」の方は横縞模様のものは少ないと思います。
これは、個人的な意見ですよ…。
ところで、「ハエ」についての説明でしたが、この「ハエ」…家に入らないようにできたらそれに越したことはありませんよね。
ということで、ハエの浸入経路や侵入を防ぐ対策について解説した記事がありますよ。
もしよかったら、下のリンクからご覧ください。