韓国料理の調味料というと、日本ではコチュジャンが一番有名かな。
韓国料理ではコチュジャンの他に、カンジャンやテンジャンなどもよく使われます。
カンジャンは「醤油」、韓国のおしょうゆです。
ではテンジャンは?…味噌の仲間?
ということで、今回はテンジャンと日本の味噌の違いなどについて調べてみました。
1.韓国の「テンジャン」と日本の「味噌」の違いは?
「テンジャン」は韓国の味噌です。
「テン」が「かたい」、「ジャン」はよく耳にするとおり伝統調味料の総称です。
韓国の味噌ときくと、日本の味噌との違いが気になりますね。
テンジャンは大豆を粗めにつぶして作ります。
出来上がりも大豆の粒が残っています。
また、少しクセのある独特の香り、日本の納豆に似た香りがします。
まあ発酵食品ってどれも独特の香りがしますよね。
日本の味噌も慣れていない人には独特の香りがするでしょうし、でも納豆の香りとなるとまたちょっと違いますかね。
テンジャンと日本の味噌の違いは、みその香りが煮た後も続くこと!
沸騰させても香りが残るのです。
日本では味噌汁は沸騰させないように作りますが、テンジャンは沸騰させても香りが飛びません。
むしろ、煮立てるほど風味が強調されます。
味の方は、テンジャンは塩気が強めで、ご飯にとても合いますよ。
では、テンジャンの作り方をみてみましょう。
【テンジャンの作り方】
・大豆を12時間以上水につけて、煮てから水分をとりすりつぶします。
・つぶれたら四角く固め乾燥させて、藁(わら)で縛ってぶら下げて乾燥させます。
・2週間以上かけて完全に乾燥させたら、甕(かめ)に入れ塩水を加え40日~60日間漬けた後、塩水を除いて別の甕に移し、さらに熟成させます。
・この時の使った塩水はカンジャン、つまり韓国の醤油になります。
【日本の味噌の作り方】
・日本の味噌は、水に18時間以上つけた大豆を煮てつぶし、塩と麹を混ぜ合わせた後、熟成させます。
作り方は細かく見ると色々違いがありますが、テンジャンと日本の味噌で大きく違う点は、テンジャンにはゆでてつぶした大豆を固めて藁で縛って乾燥させる工程があることです。
ちなみに、藁と大豆というと納豆の製造と似ています。
納豆の風味があるのは藁の影響でしょうかね。
2.韓国味噌「テンジャン」を使った料理はどんなのがある?
韓国料理でテンジャンは、日本の味噌と同じように使われているようです。
たとえば、日本でいうところ「味噌汁」が韓国の「テンジャンチゲ」、作り方も日本の味噌汁と似ています。
【テンジャンチゲの作り方】
①鍋にだし汁とあさりを入れて加熱する。だし汁は日本の味噌汁と同じで大丈夫です。
②鍋に具を入れて、中火で煮る。具はズッキーニやねぎ、豆腐、えのきだけなどが定番です。
③具に火が通ったらテンジャンを溶かし入れ、2~3分煮込む。テンジャンを入れた後、沸騰させても大丈夫です。
「沸騰させても大丈夫」を除けば、味噌汁と同じ作り方ですね。
韓国料理が好きな方、自宅でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
お好みでニンニクやトウガラシを入れるのもおすすめです。
冬は体が温まりそうですね。
【テンジャンチゲの作り方】
また、韓国料理の代表ビビンバにもテンジャンを使うことがあります。
その名も「テンジャンビビンバ」、テンジャンはご飯との相性がばっちりです。
「スンドゥブ」や「チゲ」については、以下の関連記事をどうぞ!
3.おすすめ「テンジャン」は?
韓国旅行のお土産や韓国料理を自宅で作るときにおすすめのテンジャンがヘチャンドル社のテンジャンです。
本場の味と同じで、日本人の口にも合います。
「韓国で食べたあの味を日本で再現したい」「食べやすいテンジャンを探している」という方はぜひお試しあれ。
【ヘチャンドル 在来式 テンジャン】
「ビビンバ」については、コチラの関連記事をご覧ください!
まとめ
以上が、テンジャンと日本の味噌の違いやおすすめのテンジャンなどについてでした。
韓国料理はとてもおいしいので、自宅でも作れたらうれしいですよね。
テンジャンチゲなら、味噌汁とほぼ同じなので、自宅でも簡単に作れそうです。