韓国料理、おいしいですよね。
寒い冬に食べる韓国料理は格別です。
特に人気の韓国料理といえば、あつあつ豆腐がおいしい「スンドゥブ」、それに辛いスープで体の芯からあたたまる「チゲ」ですが、そういえばこの二つって違う料理なのかな。
ということで、今回は「スンドゥブ」と「チゲ」の違いについて調べてみました。
1.「チゲ」とは?キムチ鍋とチゲの違いは?
「チゲ」とは、韓国の鍋料理のことです。
日本では「チゲ鍋」という言葉を耳にしますが、「チゲ」という言葉の中に「鍋料理」の意味も含んでいるので、「チゲ鍋」と言ってしまうと本来の意味は「鍋料理の鍋」になってしまいます。
「腹痛が痛い」みたいなものですね(^^;)
一般的なチゲは一人用の石鍋にアサリやシジミ、スープを入れ、コチュジャンや粉唐辛子で辛く味付けします。
具は魚介類や肉、野菜など、ランチョンミートやツナ缶を入れることもあります。
ただ、日本でも水炊きやちゃんこ、土手鍋にカレー鍋と色々な鍋物がある通り、韓国のチゲも色々です。
日本で一番有名なのが、キムチ鍋!
キムチを入れたチゲです。
キムチ鍋はチゲの一つなのですね。
【キムチチゲのレシピ】
韓国では発酵の進んだ酸味のあるキムチを使うことが多いそうです。
さらに、テンジャンという韓国みそで味付けをしたテンジャンチゲ、唐辛子みそで味付けをしたコチュジャンチゲ、具にランチョンミートやインスタントラーメンを入れるプデチゲなどがあります。
また、チゲにご飯を入れると「クッパ」、日本でいうお雑炊ですね。
「テンジャン」と「味噌」の違いについては、以下の関連記事をどうぞ!
2.「スンドゥブ」とは何?意味は?
「スンドゥブ」とは韓国の豆腐の名前で、漢字で書くと「純豆腐」です。
スンドゥブは豆乳に凝固剤を入れた後、絞らずそのままにします。
なので、日本の汲み出し豆腐(おぼろ豆腐)に似ていますね。
水分が多く、とても柔らかい豆腐です。
日本の冷奴のように、スンドゥブにヤンニョムカンジャンという薬味入りのしょうゆを垂らして食べることもありますが、日本でスンドゥブといえば、スンドゥブチゲをさすことが多いですね。
スンドゥブチゲは名前の通り、スンドゥブの入ったチゲ、つまり鍋料理です。
スンドゥブチゲでは鍋にアサリやシジミを敷きます。
スンドゥブ、さらに肉や野菜などの具を入れて、スープまたは水を加えます。
味付けはコチュジャンやトウガラシ、にんにく、ごま油など、韓国特有の辛みのきいた味をつけたら、具と一緒に煮込みます。
アサリやシジミからもだしが出るのでとてもおいしいスープになります。
最後に生卵を落としたら完成!
【スンドゥブチゲの素】
【スンドゥブチゲのレシピ】
寒い冬に食べたい韓国のスンドゥブチゲです。
日本でもスンドゥブチゲの素や豆腐のスンドゥブをスーパーで見かけることが多くなりましたよね。
スンドゥブチゲを食べたい方はぜひお試しあれ。
「ビビンバ」については、コチラの関連記事をご覧ください!
まとめ
以上が、「チゲ」と「スンドゥブ」の違いについてでした。
「チゲ」は鍋もの・鍋料理の意味で、日本語の「○○鍋」と同じです。
「スンドゥブ」は韓国の豆腐の名前ですが、日本ではチゲにスンドゥブを入れたスンドゥブチゲが有名なので、「スンドゥブ」だけで「スンドゥブチゲ」をさしていることが多いです。