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「雌雄を決する」の由来/語源を解説!読み方は?そもそも意味は?

      2018/08/03

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「ついに雌雄を決する時が来た」や「雌雄を決する戦い」など「雌雄を決する」という言葉は、小説やドラマ、映画、あるいは歴史を語るときにはよく登場する言葉ですよね。
でも、この「雌雄を決する」って、そのまま解釈すると「雄(おす)雌(めす)を決める」ということなのでしょうか?
なんだか意味がわかりませんよね…。
ということで、今回は「雌雄を決する」の意味や由来などについて調べてみました。
 

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1.「雌雄を決する」の由来/語源/意味/読み方は?

「雌雄を決する」は「しゆうをけっする」と読みます。

では、その意味を広辞苑で調べてみます。

【雌雄を決する】
・戦って勝敗をきめる。優劣をきめる。

 
つまり、どっちが強いのか、またはどっちが優れているのか、などの勝ち負けを決めるということですね。

「雌雄を決する戦い」とは「勝ち負けを決める戦いのこと」「雌雄を決する時が来た」というのは「勝ち負けを決める時が来た」という意味です。

では、なぜ勝ち負けを決めることを「雌雄を決する」というのか。

それは、多くの生き物は雄(オス)が強く雌(メス)が弱いというところからきています。

もちろん例外もありますよ。

たとえば、人間の場合は違うのではないか?といった意見もあるかと思います。

人間の場合は、戦う方法は体力以外にも様々です。

頭脳で勝負したり、言葉で勝負したり、料理や芸術なんていうのもあります。

しかし、体力勝負や筋力勝負となると、同じような体格の人間の場合はやはり男性の方が女性より勝ります。

つまり「雌雄を決する」とは一般的な強弱、雄が強く雌が弱いことから、「雄(強者)か雌(弱者)かを決める」=「雌雄を決する」と言うようになったのです。

雌雄を決する

「雌雄を決する」の語源・由来は、中国の歴史書「史記」の中の「項羽本紀」にあります。

中国の楚(そ)の武将「項羽(こうう)」の言葉です。

「願はくば漢王と挑戦して、雌雄を決せん。」

この発言の意味を解説します。

楚(そ)と漢(かん)は、それまで何年も戦いを続け、人々は兵役や、軍の食糧運搬などに疲れ切っていたのです。

そこで、項王(項羽)は漢王(劉邦/りゅうほう)に言ったのです。

「世の中は何年も戦いが続き人々は苦しんでいるが、その戦いの原因は私たち二人です。」

「したがって、私とあなたとで決戦をして、雌雄を決するのがよいと思うのですがどうでしょうか。」

ですが、結果的に劉邦は項羽からの一騎打ちの希望に受けてたつということはしませんでした。

 

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2.「雌雄を決する」は差別用語?

「雌雄を決する」は、雌を敗者・弱者と決めつけていますし、雌よりも雄の方が強い・優れていることが前提の言葉です。

これは一見「女性差別なのでは?」、と思う人もいるかもしれません。

確かに、今の時代に「女性は、常に敗者である!」とか「男性は女性より優れている!」などと発言するものなら、政治家や著名人であればまず強烈なバッシングを受けることは間違いないでしょう。

男女差別

ですが、オリンピックで男女別々に競技を行うのは、身体能力に間違いなく差があるからなのですね。

体力は男性の方が優れているのは事実なのです。

逆に、女性は男性にはない能力があり、女性が優れている部分もあるのです。

また、「雌雄を決する」は中国の古い歴史書「史記」から生まれたことわざです。

そういった、現在とは全く違う時代に生まれたことわざを、今の時代の常識に当てはめることが果たしてよいことなのでしょうか?

これは、他の古いことわざなども否定してしまう危険があるのではないでしょうか。

ということで、私個人の意見としては「雌雄を決する」は差別用語ではないと考えています。

もし、気になさる方がいるのならば、「雌雄を決する」を使わないように意識してもらえばよいと思います。
 

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まとめ

以上が「雌雄を決する」の意味や語源などについてでした。

「雌雄を決する」とは勝ち負けを決めることです。

「雌雄を決する」の由来は、中国の歴史書「史記」の中の「項羽本紀」にあります。

中国の楚の武将「項羽」の言葉、「願はくば漢王と挑戦して、雌雄を決せん。」です。

「国と国の戦いは、多くの人が苦しむことから、私とあなたの代表者二人で対決して勝負をつけませんか。」という意味です。

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