私の妻は、毎朝「クロワッサン」を食べます。
私は、和食派なのでご飯と味噌汁が基本。
ところで、妻が「クロワッサン」を食べるとき、どうしても表面の層が剥がれてこぼれ落ちてしまうのですが…。
この「層」、なんとなく「パイ生地」に似ているような…。
実はこの「クロワッサン」…、もしかして「パイ生地」なのだろうか??
そんな疑問がうまれたことから、この2つを徹底的に調べてみました。
本記事では、「パイ生地」と「クロワッサン」の違いについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!!
1.「パイ生地」と「クロワッサン」の違いとは!
最初に、「パイ生地」と「クロワッサン」の違いを簡潔にお伝えします。
また、バターを多く使うこととサクサク感があるのが特徴で、パンのようなふっくら感フワフワ感はない。
「クロワッサン」とは、小麦粉とバターなどでつくった生地をイースト菌で発酵させたて焼き上げた食べ物のことで、パンの部類に入る。
そして、バターの使用料は「パイ生地」ほど多くなく、イースト菌で発酵させるのでふっくら感フワフワ感があることが特徴。
簡単にまとめると、こういった違いです。
それでは、それぞれについてさらに詳しく解説していきますね。
2.「パイ生地」とは!
「パイ生地」の最大のポイントは、「パン」ではないということ。
原料は小麦粉なのでパンと同じなのですが、パンではなく「料理」や「お菓子」の部類に入ります。
たとえば、リンゴと合わせて焼き上げれば「アップルパイ」ですし、肉を詰めれば「ミートパイ」ですが、これらをパンとはいいません。
「パイ生地」がパンではない大きな理由は、イースト菌を使った発酵という過程がないということ。
パンがふっくらフワフワするのは、このイースト菌が大きな役割を果たしているのです。
ですから、イースト菌が使われていない「パイ生地」はフワフワ感がありません。
それから、バターの使用量にも大きな違いがあります。
「パイ生地」は「クロワッサン」と比べて、多くのバターが必要。
このバターが焼いている時に溶けて、生地内に気泡をつくります。
その気泡が、膨らみとサクサク感を演出するのですね。
パイの実物を紹介します。
これは、フロム蔵王のアップルパイ。
リンゴは国産の「紅玉」を使っています。
直径が21センチ。
人気のお菓子です。
3.「クロワッサン」とは!
「クロワッサン」は「パン」です。
ですから、パンではない「パイ生地」とは全くの別物ということ。
そもそもパンの定義としては、イースト菌による発酵がなくてはいけません。
こいった過程があることで、ふっくらフワフワに仕上がるのですね。
ちなみに、イースト菌は生き物です。
イースト菌が食事をすることでガスを発生させ、そのガスの気泡によってフワフワになるということ。
さらに、「クロワッサン」の「パイ生地」との違いはもう一つ。
それはバターの使用量です。
「クロワッサン」は、「パイ生地」ほど多くのバターは使いません。
ところで、「クロワッサン」はフランス発祥のパンで、フランス語で「三日月」という意味。
1683年に、オーストリアで起きた第二次ウィーン包囲が由来します。
これは、オスマントルコ軍と中央ヨーロッパ諸国連合軍による戦い。
この戦いで、中央ヨーロッパ諸国連合軍が勝利したことから、敵国であるトルコ国旗の三日月をかたどったパンがつくられました。
勝利のお祝いのようなものでしょうかね…。
最近の「クロワッサン」はこれ。
基本的に「クロワッサン」は三日月形が原則なのですが…。
最近は、逆に三日月形は少なくなったような気がします。
この画像も三日月形ではありませんし…。
ちなみに、この画像の「クロワッサン」は人気の製品ですよ。
まとめ
以上が、「パイ生地」と「クロワッサン」の違いについてでした。
「パイ生地」と「クロワッサン」の違いはイースト菌による発酵があるかどうか。
「パイ生地」は、イースト菌を使いませんのでパンではありません。
「クロワッサン」は、イースト菌で発酵させるのでパンです。
それから、バターの使用量が多いのが「パイ生地」で、少ないのが「クロワッサン」です。
ところで、パンについて解説してきましたが、「パン」といえば「トースター」で焼きますよね。
このトースターについて詳しく解説した記事があります。
美味しく焼ける高性能トースターも紹介していますよ!
よかったら、ご覧ください。