私、学生時代には「ローファー」を愛用していました。
なんといっても履きやすいのがその理由。
社会人となった現在、職場を見渡せば「ローファー」の人もいれば「革靴」の人もたくさんいます。
ところで、「ローファー」以外の靴を「革靴」と呼びますが、「ローファー」のことをなぜか「革靴」とは呼ばないような…。
「ローファー」と「革靴」は別物なの?
ということで、この2つの靴について徹底的に調べてみました。
本記事では、「ローファー」と「革靴」の違いをわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「ローファー」と「革靴」の違いとは!
まずは、「ローファー」と「革靴」の違いを端的にお伝えします。
「革靴」とは、動物の皮をなめした革でできた靴のこと。
短くまとめると、こういった違いです。
それでは、それぞれについてさらに詳しく解説していきますね。
2.「ローファー」とは!
「ローファー」は、靴ひもがない靴のこと。
そして、履き口が低めでしかも広くつくられていますので、足の出し入れがしやすいことが特徴です。
つまり、脱ぎ履きがしやすい靴ということですね。
ちなみに、「ローファー」は「loafer」と書くのですが、意味は「怠け者」。
要するに、名前のとおり本来はビジネスなどの公式の場で履く靴ではなく、プライベートで履くカジュアルシューズなのです。
ただし、日本では普通にビジネスシューズとして愛用されていますので、そんなにかたいこと言わなくても…と思いますが…。
「ローファー」の素材は、動物の皮をなめした「皮革」を使うことが多いのですが、別にそういった決まりがあるわけではありません。
ですから「ローファー」は、皮革を使う「革靴」ではない場合があるということ。
この辺が、「ローファー」と「革靴」との違いですね。
もちろん、皮革でできた「ローファー」は「革靴」の一つということ。
「ローファー」は「コインローファー」が一般的ですが、その他にタッセルがぶら下がった「タッセルローファー」や、スコットランドの民族衣装であるキルトをあしらった「キルトローファー」といったものがあります。
その他には、馬の口に噛ませる金具であるホースビットをあしらった「ビットローファー」、何も装飾がなくコブラの頭のように見える「コブラヴァンプローファー」といったものも。
ところで、一番メジャーである「コインローファー」の名前の由来をご存知でしょうか?
これは、足の甲の部分にある「サドル」というところに、アメリカの学生たちが1セント硬貨を挟んでいたことからこの名称になったらしい。
「コインローファー」は「ペニーローファー」ともいいますが、「ペニー」とは「硬貨」のことです。
一つ、「ローファー」を紹介しますね。
これは、リーガルの「ビットローファー」。
馬の口に噛ませる金具である、ホースビットをあしらった「ローファー」です。
靴ひもがなくシンプルなことが特徴である「ローファー」なのですが、こういった装飾が加わることでグッときらびやかになりますよね。
オシャレです!
3.「革靴」とは!
「革靴」は、動物の皮をなめした革でできた靴のこと。
「靴」でなくてはいけませんので、足を露出するタイプのサンダル系は革製であっても「革靴」とは呼びません。
余談ですが、足をスリップさせて履く「スリッパ」も、かかと部分が覆われていませんので「靴」ではありませんよ。
また、動物の皮をなめした皮革でつくったものが、「革靴」ですので布製の靴やゴム製長靴などは対象外となります。
おすすめの「革靴」を紹介しますね。
これは、アメリカの「ロックポート」のビジネスシューズ。
歩きやすさを追求してつくられた「革靴」です。
スニーカー感覚で履けるということで、評判ですよ。
コスパも悪くありません。
まとめ
以上が、「ローファー」と「革靴」の違いについてでした。
靴ひもがなく、脱ぎ履きがしやすい靴が「ローファー」。
動物の皮をなめした革でできた靴が「革靴」。
「ローファー」は皮革を使うとは限りませんので、「革靴」とは呼べない場合があります。
当然、皮革でつくられた「ローファー」は「革靴」の一つですよ。
ところで、「靴」はどうしても臭くなりますよね…。
靴の臭いは、洗剤を使って水洗いしてしまえばなくなりますが…、皮革となるとそういったわけにはいきません…。
ということで、洗わずに靴の悪臭を取り除く方法を解説した記事がありますよ!
もしよかったら覗いてみてください。