「トースト」とは、スライスした食パンを焼いたもの。
そして、トーストをつくる装置が「トースター」です。
では、「ホットサンドメーカー」とは…??
これは、「サンドイッチ」を焼く装置のことです。
どちらも、食パンを焼くことに違いはないのですが…。
じゃあ、「ホットサンドメーカー」と「トースター」では何がどう違うのか?
また、「ホットサンドメーカー」しかない場合、これが「トースター」の代わりになるのか?
ということで、「ホットサンドメーカー」と「トースター」の機能の違いや代用の可否について、わかりやすく解説していきます。
実は、「代用」が可能ですよ!
詳しくは、本文をどうぞ!
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「トースター」とは!
そもそもトースターとは、スライスした食パンを焼くエジソンが発明した電気調理器具のこと。
電気製品が誕生する前は、網を使って炎で焼いていました。
このトースターも、大きくポップアップ型とオーブン型に分かれます。
①「ポップアップ型トースター」とは!
まず、ポップアップ型から特徴を説明していきます。
ポップアップ型のトースターの特徴は、縦置きでスライスした食パンを縦に差込み焼きます。
そして焼くための熱源と食パンの距離は、近くてしかも両面とも均一。
そのおかげで、食パン全面が均等に美味しく焼き上がるのです。
さらに、一気に素早く高温で焼くため、パン中の水分蒸発を極力抑え、表面はサクサク中はモチモチの仕上がりに。
ただし、欠点もあります。
ポップアップ型は食パンを縦に差し込む関係上、パンの上に具材を乗せることができません。
ですから、正真正銘の「トースト」、つまりスライスした食パンを焼いたものを楽しむだけということ。
上はお手頃価格で人気の、アイリスオーヤマポップアップトースターです。
②「オーブン型トースター」とは!
オーブン型は、スライスした食パンを水平に置いて焼き上げます。
ですから、野菜やチーズ、ピザソースなどを乗せて焼くことも可能。
ただし、熱源とパンとの距離があるため、ポップアップ型のように一気に高温で焼き上げるという部分で若干のマイナス評価が。
トーストの美味しさは、いかにして水分を閉じ込めて「モチモチ感」を出すか、しかも外側で「サクサク感」を出すかですから。
ですが、現在ではそういった欠点を補うために「即熱タイプ」や水分を補充してくれる「スチームタイプ」などもあり、食パンの美味しさには差は無くなっています。
上は、急過熱が特徴のアラジンのグラファイトトースター。
瞬時に高温にすることで、一気に焼き上げます。
上は、スチームタイプのバルミューダトースター。
美味しいと評判ですよ。
2.「ホットサンドメーカー」とは!代わりになる?
それでは、問題のホットサンドメーカーについて解説していきます。
①「ホットサンドメーカー」とは!
前項の「オーブントースター」は、具剤を食パンの表面に乗せて焼くことができましたが、「ホットサンドメーカー」は具剤を食パンに挟んで焼き上げます。
ですから、具剤とパンを一緒に焼き上げて、手軽に栄養も取れるというのがホットサンドメーカーのメリット。
その具剤も、その日の気分でいくらでもかえられます。
②「ホットサンドメーカー」は「トースター」の代わりになる?
では、この便利なホットサンドメーカーはトースター代わりになるのか?
実は、それほど簡単なことではありません。
ホットサンドメーカーは、熱源から熱をパンに直接伝えるのではなく、熱源から「金属」をとおしてから伝わりますので、「一気に過熱」というわけにはいきません。
ですから、残念ながら食パンの水分はある程度失われてしまいます。
では、どうすればよいのか?ですよね。
この問題を解決するには、十分に温度が上がるまで待ってから焼くのです。
金属が冷たい段階で食パンをセットしてしまうと、徐々に温度が上昇し、水分が蒸発してしまいます。
しっかりと、あたためてから食パンをセットしましょう。
それから、ホットサンドメーカーは食パンを「圧縮」して焼く装置です。
通常は、食パン2枚と具剤を圧縮して焼き上げますが…。
実は、圧縮してしまうと味自体に違いはありませんが、食感が落ちて残念な結果になってしまいます。
せっかくのふんわりした食パンが、ギュッと硬くなってしまうのはもったいないですよね。
したがって、ホットサンドメーカーをトースター代わりにするのであれば、「圧縮」を避ける意味で、食パン1枚のみで隙間をつくることを意識してください。
そうすることで、ふわっと焼き上げることができますよ。
ビタントニオのホットサンドメーカー。
ワッフル他、様々な型のプレートがついています。
まとめ
以上が、「ホットサンドメーカー」と「トースター」の機能の違いや代用の可否についてでした。
食パンのモチモチ感をとるならば、「トースター」。
そして、サンドイッチをとるならば「ホットサンドメーカー」ですね。
ただし、「ホットサンドメーカー」は「トースター」の代わりになります。