暑い夏場は、窓を開けて外の空気で涼みます。
屋外の温度が涼しいのであれば、なるべくエアコンに頼りたくないですよね…。
そういったわけで、虫の侵入を防ぐ意味で網戸をキチンと閉めて窓を開けるのですが…。
しばらくすると、なぜか小さな虫が!!!
この虫、形状が「蚊」に似ているのですが…。
どうやら「蚊」ではなく、「ユスリカ」らしい…。
この「ユスリカ」、どうやって網戸をすり抜けたのか???
調べるしかないですね!!
ということで、本記事ではユスリカが網戸から入ってくる理由と、その対策について解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!!
1.ユスリカが網戸から入ってくる理由とは!
この「ユスリカ」なのですが、「蚊」ではありません。
形状は「蚊」と似ているのですが、「蚊」と違い人を刺しませんので痒くなる被害もありません。
痒くなることはないのですが、やはり部屋の中を虫が飛んでいるのは嫌なもの…。
しかも、何かの拍子につぶしてしまった場合は、衣類に色が付着してしまいます。
この「ユスリカ」なのですが、「紫外線」が大好きで、それを目指して家にやってきます。
では、やってきてから、いかにして網戸をすり抜けるのか?
実は、この「ユスリカ」はサイズが「蚊」より小さめ。
「蚊」は、多くが4.5mm~5.5mm、大きいものでは10mmくらいのも存在します。
一方の「ユスリカ」は、0.5mm~5.5mmくらいで、大きさも似てはいるのですが小さい奴もたくさんいるということ。
では、網戸のサイズはどの程度なのか…。
網戸のメッシュにも種類がたくさんあるのですが、一般的なサイズは「18メッシュ」というもの。
この「18メッシュ」で、穴の大きさが1.15mmです。
つまり、「蚊」は防げるのですが、小さい「ユスリカ」はすり抜けてしまうのですね。
参考で、網戸のサイズの種類を紹介すると。
・18メッシュ→1.15mm
・20メッシュ→1.03mm
・24メッシュ→0.84mm
・30メッシュ→0.67mm
・40メッシュ→0.64mm
ちなみに、メッシュが細かくなる程、価格が上昇。
しかも、屋外の空気がとおりにくくなってしまいます。
つまり、涼しくなりにくいということ…。
虫が大嫌いな人は40メッシュを採用しているようですが、ただし高額なのですよ…。
ユスリカ対策も網戸を張り替えることで、ある程度は解決しますが、出費が高くつく…。
しかも、作業が大変ですよね…。
ということで、次項では網戸の張り替え以外のユスリカ対策を紹介します。
2.ユスリカの網戸からの侵入を防ぐ対策!
では、ここからはユスリカ対策について説明します。
①網戸用防虫剤!
網戸にスプレーするタイプ。
吊り下げや置くタイプもあるようですが、効き目はスプレーなどで網戸に薬剤を直接つけるタイプの方が大きいようです。
②紫外線カット!
ユスリカは、紫外線に集まります。
ということで、その紫外線をカットするためのグッズは以下のとおり。
a.紫外線カット蛍光灯カバー!
蛍光灯にこのカバーをかぶせるだけで、紫外線をカットすることができます。
b.遮光カーテン!
このカーテン、レースカーテンでありながら紫外線を99%以上カットしてくれます。
c.紫外線カット照明器具!
蛍光管そのものを、紫外線の出ないものに交換するという手もありますよ。
ちなみに、上の商品は蛍光灯ですが、LED照明も多くは紫外線が出ません。
受口が対応するならば、紫外線が出ないLEDにするというのも良いかもしれませんね。
ただし、LED購入時は紫外線発生の有無を必ずご確認ください。
③電撃式誘引灯!
電撃式で虫を退治する誘引灯です。
虫たちの、紫外線に集まる性質を利用したもの。
この製品は、屋外でも使えるそうなので、軒下などにぶら下げるのが良いかもしれませんね。
まとめ
以上が、ユスリカが網戸から入ってくる理由と対策についてでした。
生活上、網戸を開けることはありますし、人は扉を開けて出入りします。
ですから、虫の侵入を100%防ぐことは基本的には無理。
極力侵入を少なくする、といった気持ちでお試しください。
ちなみにユスリカの幼虫は、蚊の幼虫と同様に水の中で育ちます。
家の付近で、古タイヤの内側などの水が常時溜まっているようなところがあるならば、なるべく解消しましょう。