ボランティアとバイトの違いって、お金をもらえるかどうかだっけ?
でも、有償ボランティアっていうのもあるし……
ということで、今回はボランティアとバイトの違いなどについて調べてみました。
1.「ボランティア」と「有償ボランティア」、「アルバイト」のそれぞれの違いは?
「アルバイト」とは、お金を目的とした労働のことです。
つまり、お金を稼ぐために働くのがアルバイトですね。
「ボランティア」とは、元々は「義勇兵」の意味で、「志願者。奉仕者。自ら進んで社会事業などに無償で参加する人。(広辞苑より)」のことです。
社会奉仕活動が「ボランティア」です。
ボランティアはお金を目的としない「無償」が基本ですが、世の中には「有償ボランティア」なるものもあります。
有償ボランティアは、1998 年に特定非営利活動促進法が施行され、特定非営利活動法人つまり「NPO 法人」が増えてくるのと同時に増加しつつあります。
このNPO 法人で活躍するのが多くのボランティアなのですが、有償ボランティアの場合も多いようです。
でもお金をもらうのなら、アルバイトと同じじゃんという気もしますよね……。
実は違いがあるのです。
それでは、こまかく「有償ボランティア」と「アルバイト」の違いを解説します。
①「給料」か「謝礼」「経費」か
支給されるお金が「給料」なのか「謝礼」「経費」なのかの違いです。
仕事の対価の位置づけで「給料」としてお金が支払われる場合はアルバイト、お金の性質が仕事の対価ではなく「謝礼」や「経費」として支払われるのが有償ボランティアです。
また、アルバイトの場合はきちんと最低賃金を考慮されて支給されます。
ただし、有償ボランティアであっても高額な謝礼が支給されるものもあるようです。
②雇用契約などの有無
雇用契約や請負契約を結ぶのがアルバイトですが、ボランティアは自主的に参加していただくものですので、基本的に雇用契約などはありません。
ただし最近は、後々の様々なトラブル防止のために、ボランティアであっても有償・無償を問わず契約締結する使用者があるそうです。
③使用者の指揮監督下における労働かどうか
基本的に使用者側の指示命令のもとに決められた時間で仕事を行うのがアルバイト、有償ボランティアは拘束時間などはなく休むことも可能です。
ただし、業務の内容により使用者側の指示命令がなくてはできないボランティアもありますので、一概に判断するのは難しい面があるかもしれません。
2.「慈善事業」「チャリティー」と「ボランティア」の違いは?
慈善事業は、ボランティアと似ていますが、慈善事業にはキリスト教や仏教など、宗教に基づく活動であることが多いです。
また、「慈善事業」は病人など弱者救済を目的としていることが多いですが、ボランティアは社会的な奉仕活動なので、弱者救済だけを目的としていません。
つまり、公園のゴミ拾いはボランティアではありますが、慈善事業とはいいません。
「チャリティー」は慈善事業とほぼ同じで慈善の精神に基づいて行われる公益的な活動です。
ただ、チャリティーは募金をつのり、集まった現金を寄付する場合が多いです。
チャリティーで有名なのが24時間テレビですね。
ボランティアとチャリティーの違いは、ボランティアは奉仕活動、チャリティーは慈善活動での弱者救済です。
まとめ
以上が、ボランティアとバイトの違いなどについてでした。
ボランティアはすばらしいことだけど、あまり無茶はしない方がよいですね。
怪我なんかしてしまうと本末転倒です。
奉仕活動と思っても、怪我をしてしまうと周囲に迷惑がかかってしまいますよ。
ところで、「ボランティア」や「チャリティー」や「バイト」もそうですが特にカタカナって意味がまぎらわしいですよね…。
たとえば「スチール」と「アイアン」、「鉄」はどっちだと思いますか?
詳細については、下の記事を覗いてみてください。