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表記と標記の違い!あるポイントを押えると使い分けが簡単!

更新日:

 
「表記」と「標記」、どちらも読み方は「ひょうき」。

ビジネスシーンでは、どちらもよく登場する言葉です。
 
 
「ひょうきの件について…」といった使い方をしますよね。

文書を読むと、「何となく○○の件だな…」と想像がつきますので、ほぼ困ることはありません。

ですから、文書を読む分にはほぼ問題は発生しません。
 
 
しかし、この「表記」と「標記」、意味が違います!

自分自身で「ひょうきの件…」と文書を作成する時は、意味を理解しないまま使うとミスになってしまうことも!
 
 
実は、自分も文書作成が苦手でよくミスをしました。

そういった苦い経験から、過去にこういった言葉の違いを徹底的に調査していました。
 
 
実は、この「表記」と「標記」、あるポイントを押えるとすごく簡単に使い分けが出来てしまうのです!!
 
 
ということで、本記事では「表記」と「標記」の意味の違いや使い方などについて徹底的に調査した結果をお伝えしていきます。
 

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1.「表記」と「標記」の意味の違い!

最初に「表記」と「標記」の違いのポイントについてお伝えします。

それぞれの代表的な意味は以下のとおりです。

「表記」とは、おもてに書くこと。また、書きあらわすこと。

「標記」とは、標題として文書の最初に書きしるすこと。また、目印をつけること。

 
「おもて」だとか「標題」という言葉を見ると少々ややこしく感じられるかもしれませんが、シンプルに伝えるならば…

・タイトルや目印に対して使うのが「標記」で、それ以外は「表記」

このように考えて良いと思っておいてください。
 
 
特にビジネス関係であれば、このポイントを押さえておけば間違いないでしょう。

メールの件名をあらわすのに「標記の件について」と「表記の件について」のどちらが正しいかという疑問をよくききます。

この場合はメールの件名、つまりタイトルに対しての言葉ですので、前者の「標記の件について」が正しい使い方です。
 
 
と、これが大まかな違いなのですが、表記の使い方も含めて考えていくと、やはり多少のややこしさはついてきます。

細かい使い方をもう一歩掘り下げてお伝えしていきますね。
 


 

①「表記」と「標記」、「書く」か「タイトルを書く」か!

違いの1つめは、前の項でチラッと触れたとおりのこれ。

「おもてに書く」、または「書きあらわす」ことが「表記」。

そして「標題」、つまり「タイトルとして書く」や「目印として書く」ことが「標記」です。

単純に「書きあらわす」と、「タイトルや目印を書く」の違いになります。

■ケーススタディ
a.この書類には必ず名前も “ひょうき” しておいてください。

○表記
×標記

b.メールの件名には「元号変更に対する社内システム改善案」と “ひょうき” してください。

○標記
×表記

 
記入
 

②「表記」と「標記」、「書き方」か「タイトル」か!

そして、見方を変えれば「何をどのように書くのか」、つまり「書き方」という部分も違いの要点になってきます。

「表記」は、「文字」や「記号」などの書き方を指しています。

たとえば、「カタカナで表記してください」といった使い方をします。
 
 
そして「標記」は、「タイトル」や「目印」を指しており、書き方に関する意味はありません。

ということで、「表記」は「書き方」。

そして、「標記」は「書き方」ではなく「タイトル」や「目印」ということですね。

■ケーススタディ
・この書類に記載する名前はカタカナで “ひょうき” してください。

○表記
×標記

 
 
 
ここまでが、「表記」と「標記」に違いについてです。

こうしてみると、似ているようで全く違う言葉だということが分かりますね~。
 
 
これで、基本的な使い分けについては問題ないと思いますが、言葉をしっかりと把握するためには、辞書的な意味を知っておくに越したことはありませんので、そこも取り上げておきます。

次の項では、より理解を深めていただくために、先に取り上げた例文以外の使い方も紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。
 


 

2.それぞれの辞書での意味と、さらに多くの例文集!

では、「表記」と「標記」の意味が辞書ではどうなっているのか、ですよね。

最初は「表記」から。

【表記】
①おもてに書きしるすこと。おもて書き。「―の金額」
②文字・記号などで書きあらわすこと。「―の統一」

引用元:旺文社国語辞典

そして「標記」です。

【標記】
①目じるしをつけること。また、その符号。
②標題として文書のはじめに書きしるすこと。また、その書いた事柄。

引用元:旺文社国語辞典

最初の項で説明した内容とほぼ一致していますね。

それでは、今度は具体的な使い方です。

①「表記」の使い方!

表記の住所へ返信してください。

・氏名欄は必ず漢字表記でお願いします。

・ひらがな表記の本は子供には読みやすい。

・自身の住所を表記する。

手紙
 

②「標記」の使い方!

・この標記がある看板が集合場所です。

標記の件についてはよろしくお願いいたします。

標記のとおりです。

標記についての討議を始めます。

標識
 

3.ところで「表記」と「表示」はどう違う?

「表記」と似た言葉で、「表示」という言葉があります。

ややこしいですよね…。

「表記」と「表示」の違いは下のとおりです。

「表記」は、⽂字や記号などを書きあらわすこと。

「表示」は、相⼿に伝えるためにはっきりとあらゆるものを使って⾒せること。

 
簡単に言ってしまえば、「書く」のが「表記」で、「見せる」のが「表示」です。
 
 
また、「表記」はその目的には触れていませんが、「表示」は相手に伝えるといった目的がはっきりしているのですね。

さらに、目的以外に手段の違いもあるのです。

「表記」は「書く」という手段を用いますが、「表示」はあらゆる手段を活用するのです。
 
 
と、簡単に説明しましたが…。

下の関連記事では、この「表記」と「表示」の違いをさらに詳しく解説していますよ。

 
もしよかったら、ご覧になってください。
 

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「書きあらわす」のが「表記」ですが、「書き記す」といった意味の「明記」という言葉があります。

そして、「明記」に似た意味で「記載」や「掲載」という言葉も存在しますが、それぞれの違いをご存知ですか?

もしよかったら、下の関連記事を覗いてみてください。

「明記」「記載」「掲載」の違いを解説!意味や使い分けは?

 
 

まとめ

以上が、「表記」と「標記」の意味の違いや使い方などについてでした。

「表記」と「標記」は読み方が同じで、しかもどちらも同じ「記」という漢字を使っていますのでまぎらわしく感じますよね。
 
 
ですが、「標記」は「タイトル」や「目印」のことです。

「タイトル」や「目印」以外の場合は「表記」の方を使う、と覚えておいてください。

ポイントは、「タイトル」「目印」ですね。

「書きあらわす」のが「表記」ですが、「かく」という字にもいろいろな漢字があります。

「書く」「描く」「画く」、3種類の違いをご存知ですか?

詳しくは、下の記事をご覧ください。

「書く」と「描く」の違いを解説!「画く」は?意味と使い分けは?

 

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