掃除機をかけている時は、その強烈な音のせいで会話ができなくなりますが…。
もう一つのうるさい機器が、「ドライヤー」。
ドライヤーも、なかなかの騒音です。
ところで、掃除機はだいたい日中に使うのですが、ドライヤーは夜に使うことが多く…。
静かな夜に、ドライヤーの騒音で隣近所は迷惑していないのだろうか…?
特に、他人と近接するアパートやホテルで使う場合は、できることなら迷惑を掛けたくないし…。
対策はあるのだろうか??
ということで、ドライヤーの仕組みについて徹底的に調べてみました。
本記事では、ドライヤーがうるさい理由と、対処法をわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.ドライヤーがうるさい理由とは!
まず、ドライヤーの原理から説明します。
ドライやーは、前方にあるヒータで温められた空気を、後方のファンを回転させることで外に押し出す仕組み。
それで、温かい風が発生します。
わかりやすく言えば、ストーブの後ろに扇風機があって、温かい空気が風になるということ。
ところで、この扇風機なのですが、家庭のリビングなどで使う大きなものや、片手で持ち運びできるハンディタイプの小さなものもあります。
大きな扇風機と小さな扇風機の風量には、明らかにパワーの差がありますよね…。
当然ですが、小型扇風機の風はどうしても劣ります。
これは、羽根の大きさが風量に影響しているということ。
小さな羽根で強力な風を起こすためには、回転数を増やすしかありません。
まさに、小さな羽根で強力な風を実現したのが「ドライヤー」なのです。
つまり、片手で持てるドライヤーは、小さなファンが大きな風を起こすため、高速回転で頑張っているということ。
ドライヤーがうるさい理由は、このモーターの高速回転の音なのです。
モーターの回転は、速くなれば速くなるほど音が大きくなるもの。
しかも、ファンの羽根の風切り音も加わります。
扇風機も、風量を強くすれば強くするほど音が大きくなりますよね。
2.うるさいドライヤーの対処法とは!
ドライヤーの音を小さくする方法は、風量のモードを下げるしかありません。
残念ながら、大きな風量モードのまま騒音を小さくすることは不可能…。
ですが、アパートなどで隣家へ騒音を漏らさない方法はあります。
それは、壁に貼り付ける防音シート。
意外にも、Amazonではそれほど高額ではありません。
ただし、壁全面に貼り付けるとなれば結構な枚数が必要になります…。
そうなると、静音タイプのドライヤーに買い替えた方が安上がりかもしれません。
ドライヤーにも、音が静かな「静音」をアピールポイントにしたタイプがたくさんあります。
ちなみにドライヤーの「ファン」は、タイプが2つ。
一つが、扇風機のような「プロペラファン」。
もう一つが、フード付き換気扇に使われる「シロッコファン」。
比較的シロッコファンタイプが静音といわれているのですが、購入時はファンのタイプで選ぶよりも音の単位である「デシベル(db)」の大きさで選ぶ方が合理的です。
おすすめは、下の製品。
これは、「パナソニックEH5305P」。
音の大きさは、 52デシベル。
犬が吠える声が90デシベルで、地下鉄の車内が80デシベル、事務所でガヤガヤしている音が70デシベルです。
そして60デシベルは、普通の会話や停止中の車のエンジン音。
このドライヤーは52デシベルなので、会話のレベルよりもさらに静かです。
ドライヤーは、デシベルが小さければパワーが落ちるといった反比例の関係。
ですから、この「パナソニックEH5305P」は音が静かではありますが、風量が 1.1立方メートル/分でやや劣ります。
少し音が大きいのが下の製品。
これは「モノクロームKHD1385」。
音の大きさは 60デシベル。
パナソニックよりも少しうるさいですが、それでも会話のレベルです。
その代わり風量は少し上がって、 1.6立方メートル/分。
音をとるか、風量をとるか、ですね。
ただし、どちらのドライヤーも静音タイプであることは間違いありませんよ。
ところで、ドライヤーもうるさいですが、アパートなどの集合住宅になるとテレビの音量も気になりますよね…。
テレビの適正な音量のチェック方法と、防音対策を解説した記事がありますので、よかったらご覧ください。
対策は、結構たくさんありますよ。
まとめ
以上が、ドライヤーがうるさい理由と、その対処法についてでした。
ドライヤーの小さなファンで巨大な風を起こすには、モーターの高速回転が必要です。
ドライヤーがうるさい理由は、こういったモーターの高速回転音とファンの風切り音。
ドライヤーの騒音を抑えるには、風量モードを小さくするしか方法がありません。
他人への迷惑を考えるのならば、防音対策か静音タイプのドライヤーに切り替えるましょう。
ところで、髪の毛を乾かすのに必要なのはドライヤーですが、洗濯物を乾かすのに必要なのが物干しスペースです…。
部屋干しの際の、物干しスペースは十分に足りていますか?
下の記事では、狭い場所での物干しアイデアを紹介していますので、よかったらご覧ください。
下の記事は、洗えない靴のニオイ対策を紹介していますので、こちらもぜひどうそ。