雷は危険です。
落雷は、街中や住宅地など場所を選びません。
しかも、人的被害の他に停電も引き起こす厄介者。
また、これだけではありません!!
テレビといった家電製品を破壊します!
このテレビを壊す雷なのですが、近所に落ちた雷が、電線や通信線、その他のケーブルなどを伝って家庭内の配線を流れる「雷サージ」が原因。
わずかな瞬間ですが、雷による異常高電圧によって、過剰な電流が家庭内の電気配線を流れるのです。
この雷サージによって、精密な家電製品であるテレビなどは壊れることに…。
家電製品も、精密であればあるほど故障しやすいのです…。
では、テレビを雷サージから守るにはどうしたらいいのか??
大丈夫ですよ!守る方法があります!
ということで本記事では、雷でテレビが壊れるのを防ぐ方法と壊れた時の対処法について、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.雷でテレビが壊れるのを防ぐ方法!
テレビを雷サージから守るには、電気の通り道を遮断する方法と、保護装置を活用する方法があります。
それでは、それぞれについて詳しく説明していきますね。
①電気の通り道を遮断!
まず、電気の通り道を遮断方法ですが…。
これは、ただ単に電源プラグをコンセントから抜くだけ。
あわせて、アンテナケーブルも抜いてください。
こうすることで、テレビが配線から切り離されますので、つまりは「電気の通り道が遮断」されたことになります。
単純に、電源オフするだけでは意味がありません。
電源をオフしただけでは、電源ケーブルとアンテナケーブルが繋がっていますので、「電気の通り道を遮断」したことにはなりませんよ。
それから、このプラグなどを抜く時には注意が必要!
雷がガンガン鳴り響いている時に引き抜くと、たまたま雷サージが発生したタイミングと重なることで感電します。
危険なので、雷が鳴っている状況で電源プラグを抜くのはやめましょう…。
電源プラグを抜くタイミングは、「これから雷が鳴るぞ!」といった時がベスト…。
とはいっても、雷の事前予測は少し大変ですよね…。
まだ、対策がありますので、次項をご覧ください。
②雷サージから保護する装置!
電源プラグを抜くより、はるかに簡単なのが雷サージ用の保護装置を使う方法。
ということで、電源タップを以下の製品に変えてみてはいかがでしょうか。
これは、雷ガード機能がある「電源タップ」。
テレビなどの家電製品を、雷サージから守ってくれる電源タップです。
この電源タップに電源プラグを差し込んで使うだけで、あとは何もする必要がありません。
USBポート付きのタイプもあります。
USBで使う製品であれば便利ですね。
アンテナケーブル用はこちら。
それから、コンセント差し込み口が多いアンテナケーブル用もあります。
あと、以下のような製品もありますよ。
これは、避雷器がついた「分電盤」。
ただし、この分電盤の取り付けには有資格者による電気工事が必要です。
また、電気専用ですので、アンテナ配線は守ってくれませんが…。
雷サージから、家庭内の電気製品全てを保護します。
さらに、大きい地震を感知して自動的に電源をオフする機能も。
電気による火災を防いでくれる便利な機能ですね。
ちなみに、テレビを守れるのは、近くに落雷することで起きる「誘導雷」による雷サージだけです。
付近の電柱や自宅に直接落ちる「直撃雷」による雷サージの場合、どのような対策をしたとしても家電製品を守ることはできません…。
2.雷でテレビが壊れたらどうする?
続いて、雷サージによってテレビが映らなくなった場合の対応方法を解説していきます。
①とりあえずリセットを試す!
雷サージによってテレビが映らなくなったとしても、必ずしも「壊れた」とは限りません。
テレビを「リセット」することで、機能が元どおりに戻る場合もあります。
まずは、「リセット」を試してみましょう。
テレビのリセット方法は、メーカーや機種によって異なります。
まずは、取扱説明書を確認してください。
やり方自体は簡単で、あるボタンを長押しするなど、難しいものではありません。
もし、取扱説明書を紛失してしまっている場合はリセット操作ができませんので、とりあえず電源スイッチをオフにしてから電源プラグをコンセントから抜いてみてください。
電源プラグをコンセントから抜いてから、数分待って再度プラグを差し込みます。
それで、電源スイッチをオンにしてみて正常に戻ったら終了です。
仮に、電源スイッチをオンにしても映らない場合は、再度電源スイッチをオフにして電源プラグを抜きましょう。
そのまま1時間ほど待ってから、プラグを差して電源スイッチをオンにしてください。
正常になったら終了ですが、映らなかった場合は壊れてしまっていることが考えられます。
メーカーに連絡して、操作の指示を仰ぎましょう。
それでも復帰しなかった時は、場合によってメーカー補償が適用される可能性もあります。
②損害保険に頼る!
テレビが壊れてしまって、しかもメーカー補償も効かない場合はどうすべきか…?
その時は、最後の手段でご加入の保険を確認してください。
火災保険や損害保険に加入しているならば、その補償内容がポイント。
「家財」に対しての保険が適用になっていれば、テレビを補償してくれる可能性があります。
保険会社へ、確認してみましょう。
賃貸物件の場合は、大家さんが保険に加入している場合もありますよ。
保険適用が確定したならば、あとは落雷の証明。
気象庁などの落雷に関する資料や、停電が伴った場合は電力会社に問い合わせてください。
ところで、雷が落ちるとよく起きるのが停電です。
電気がつかない場合の対応方法をまとめた記事がありますよ。
よかったら下のリンクからご覧ください。
電気がつかない原因は色々あります。
まとめ
以上が、雷でテレビが壊れるのを防ぐ方法と壊れた時の対処法についてでした。
雷サージからテレビを守るには、電気の通り道を遮断しましょう。
簡単なのが、雷ガード機能付きの電源タップなどを使う方法。
これだと、何もする必要がありません。
もし、テレビが映らなくなった場合は、まずは「リセット」。
それでも復帰しない場合は、メーカー補償か加入している保険を確認してください。
ところで、テレビやパソコンなどの液晶画面ですが、どういった方法で掃除していますか?
実は、使ってはいけないものがありますよ!
液晶画面の掃除方法を解説した記事がありますので、下のリンクからご覧ください。
★液晶テレビの画面を掃除する方法!絶対に使用してはいけない物とは?
それから、DVDなどの光ディスクの保管方法に関する記事もありますので、こちらもどうぞ。