ナッツってクセになりますよね。
おいしいナッツは色々ありますが、その中でも人気なのが「ヘーゼルナッツ」と「マカダミアナッツ」、どちらも堅い殻に包まれたナッツで、見た目も似ています。
ところでこの二つ、どういった違いがあるのでしょうか?
ということで、今回は「ヘーゼルナッツ」と「マカダミアナッツ」の違いについて調べてみました。
1.「ヘーゼルナッツ」と「マカダミアナッツ」の違いは?
「ヘーゼルナッツ」と「マカダミアナッツ」はどちらも、外側の殻が非常にかたい果実、つまり堅果のグループに入るナッツです。
だから、見た目が似ているのですね。
見た目は似ていますが、ヘーゼルナッツとマカダミアナッツは別々の種類のナッツです。
①ヘーゼルナッツ
ヘーゼルナッツは、世界三大ナッツの一つ、主な産地はトルコです。
日本に輸入されるヘーゼルナッツのうち、実に95%はトルコからの輸入品です。
皮無しで、ローストしたものも売っています。
上の写真のとおり、見た目は「どんぐり」にそっくりで、なんといっても上品な香りが特徴です。
さらには高い栄養価も特徴の一つ。
抗酸化作用のあるオレイン酸が、非常に豊富に含まれています。
オレイン酸が豊富に含まれているということは、老化防止や生活習慣病予防に効果があるということ。
また、食物繊維やミネラルも豊富で、便秘や骨粗しょう症の予防、美肌にも効果があるのです。
ヘーゼルナッツは皮をむいてそのまま食べたり、煎って食べてもおいしいですが、製菓用に使われることが多いですね。
チョコレートやアイスクリームに入っています。
ちなみに、ヘーゼルナッツのカロリーは100gあたり684キロカロリー、1粒(1.5g)あたり10キロカロリーです。
あの小さな1粒で10キロカロリーか……食べ過ぎには要注意ですね。
ちなみに、このヘーゼルナッツ。
自分で育てることもできますよ。
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②マカダミアナッツ
一方のマカダミアナッツはオーストラリア原産のナッツ、殻をむくと白くて丸いナッツが出てきます。
皮無し、しかもローストの塩味でも販売されています。
マカダミアナッツも、殻をむいてそのまま食べることもできますし、煎って塩で味つけして食べてもおいしいですね。
生で食べると、マカダミアナッツの特徴であるクリーミーな舌触りをより強く感じることができます。
マカダミアナッツの特徴は、バターのような独特の風味と甘味です。
塩付きも美味しいのですが、塩なしだとよりマカダミアナッツの特徴的な味を感じることができますよ。
マカダミアナッツは、ヘーゼルナッツ同様にオレイン酸が多く含まれており、老化防止や生活習慣病予防に効果があります。
また、食物繊維やミネラルも豊富で、便秘や骨粗しょう症の予防、美肌にも効果があるのです。
ヘーゼルナッツと似ています。
マカダミアナッツは製菓用としても人気、マカダミアナッツのチョコレートはハワイの人気のお土産ですよね。
マカダミアナッツのカロリーは100gあたり718キロカロリー、1粒(2g)で14キロカロリーです。
こちらもなかなかのカロリーですね。
そういえば、スーパーで売っているマカダミアナッツのチョコレート、カロリーを見た後でそっと棚に戻したことがあります(笑)
2.「どんぐり」とは?「ヘーゼルナッツ」との違いは?
前項で説明した「ヘーゼルナッツ」は、見た目が「どんぐり」にそっくりです。
とういことで、ついでに「どんぐり」についても紹介しますね。
「どんぐり」とは、ブナ科の「カシ」「ナラ」「カシワ」などのコナラ属樹木の木の実の総称です。
ですから、樹木の種類が違うことから、「どんぐり」といっても様々な種類が存在するのです。
そして、どんぐりもヘーゼルナッツやマカダミアナッツと同じ堅果です。
ヘーゼルナッツと実の形が似ているのですが、どんぐりとヘーゼルナッツは別々の種類の木の実です。
どんぐりというと、縄文人が食べていたという「どんぐりクッキー」が有名ですが、現在の日本ではあまり食べる機会はありませんよね。
どんぐりにはタンニンなどの渋み成分が多く含まれているため、ヘーゼルナッツやマカダミアナッツのように、殻をむいただけ、煎っただけでは食べられないものがほとんどです。
食べることができないのですが、実はヘーゼルナッツやマカダミアナッツと同じ堅果で栄養価も豊富なのです。
ですから、冬眠前のクマはこういった栄養豊富などんぐりをたくさん食べるのですね。
まとめ
以上が、「ヘーゼルナッツ」と「マカダミアナッツ」の違いについてでした。
ヘーゼルナッツとマカダミアナッツは堅果なので、堅い殻を持っていますが、種類の違うナッツです。
食感や香り、味なども微妙に違いますが、両方とも栄養価が高いのが特徴です。