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表示と表記の違いはこれだ!例文を使って分かりやすく解説!

更新日:

 
「表示」と「表記」。

なんとなく、意味がまぎらわしいですよね。

漢字も似ているし…。
 
 
「名前を表示してください」

と言われた時はどうしたらいいのか?

「名前を表記してください」

と言われた時と対応は違ってくるの?
 
 
ということで、今回は「表示」と「表記」の意味の違いや使い分けなどを解説します。
 

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1.「表示」と「表記」の違いのポイント!

最初に、「表示」と「表記」の違いを端的にお伝えします。

「表示」とは、見せることです。

「表記」とは、書き表すことです。

 
一言であらわすのであれば、「見せる」と「書く」の違いですね。

また、「表示」は誰かに伝えることを目的に見せるのですが、「表記」はが誰かに伝える目的があるとは限りません。
 
 
それでは、「表示」と「表記」が含まれる例文を2つ紹介しますね。

「A氏は、参加者募集のポスターに自分の情報を表記し、それを表示した」

「B氏は、自分専用の覚え書きを表記した用紙を持ち歩いているが、絶対に他人に表示することはなかった」

なんとなく伝わりましたでしょうか?

A氏は、自分の情報を他人に伝える目的で「表記」し、そして他人に見せるために「表示」したのです。

つまり、「表記」も「表示」も他人に伝えることが目的ですね。

ですがB氏は、自分の覚え書きを「表記」したものの、「表示」はせず他人には公開していません。

要するに、「表記」つまり「書き表す」ということは、他人に伝えることが目的とは限らないということなのです。
 
 
かなりザックリと説明しまたが、こんなイメージですね。

まだまだ掴み切れないと思いますので、さらに詳しく「表示」と「表記」の意味の違いや使い方などについて例文などもまじえながら解説していきますね。

書く1
 

2.「表示」の意味とは!

最初に「表示」の意味から詳しく説明します。

【表示】

①はっきりと表し示すこと。

②図表にして示すこと。

③きざし。兆候。

 
意味が3つあります。

ですが、最も使われているのが①ですね。
 
 
まずは①から。

この「表示」は、外部に向けてはっきりと表し示すことです。

「表示」の「表」はさまざまな意味がありますが、「おもて」「外部」「外側」「そと」「前面」「表面」といった意味があります。

「表示」の「示」は「示す」で、相手に伝えることを目的に「見せる」「指す」「教える」という意味です。

つまり、相手に伝えるためにはっきりと文字などを使って見せるということですね。

「スーパーのお刺身には、産地が表示されていた」

こういった使い方をします。

また、この「表示」は必ず文字や記号というわけではありません。

ランプやネオン、道路のラインなど様々な方法が当てはまります。

「新装オープンしたお店の名前をネオン看板で表示する」

といった使い方をします。

ネオン

そして②です。

この「表示」は、図や表などにして示すということです。

①の意味と似ているのですが、相手にわかりやすく伝えるために、文字以外の「図」や「表」などにして見せるという意味になります。

たとえば、以下のような使い方をします。

「プレゼンで相手の理解を得るには、図などを積極的に表示することは重要だ」
 
 
最後は③です。

この「表示」は、きざしや兆候といった意味です。

つまり、何かが起こりそうな気配といった意味ですね。

普段はあまり使わない意味ですが、こういった意味もあります。
 


 

3.「表記」の意味とは!

続いて、「表記」の意味を詳しく説明します。

【表記】

①おもてに書きしるすこと。おもて書き。

②文字・記号などを書き表すこと。

 
こちらも、意味が二通りあるのですがどちらもよく似ています。
 
 
まず①の意味です。

この「表記」は、手紙や書物などの表面に書き表すという意味です。

また、その書かれたものという意味もあります。

「表記」の「表」は前項でも紹介しましたが、「おもて」「外部」「外側」「そと」「前面」「表面」といった意味があります。

「表記」の「記」は、「書きしるす」「記録」といった意味があります。

ですから、表面に書き表すということですね。

具体的な使い方は以下のとおりです。

「封筒に住所を表記する」

これは、封筒の表面に住所を書くという意味になります。

「表記の住所へ返信してください」

こちらは、手紙の表面に書かれた住所に送り返してください、という意味ですね。

手紙

そして多く使われる②の意味です。

この「表記」は、文字や記号などを書き表すという意味です。

①の意味と似ていますが、こちらはおもて、つまり表面に限らず全ての物に対して書き表すということです。

たとえば、こういった使い方をします。

「答案用紙には、記号で表記してください」

答案用紙には、文字ではなく記号を書いてくださいという意味です。

「必ず平仮名で表記してください」

こちらは、必ず平仮名で書いてくださいという意味になります。

また、「書き表す」という行為は、ペンによる手書きとは限りません。

パソコンなどで、キーボードで文字などを打ち込む場合も「表記」です。
 


 

4.「表示」と「表記」の違い!

では、「表示」と「表記」の違いを整理します。

「表示」は、相手に伝えるためにはっきりとあらゆるものを使って見せること。

「表記」は、文字や記号などを書き表すこと。

違いは、大きく2つあります。

①目的の違い!

まず、違いの1つ目は目的です。

「表示」は、誰かに伝えることが目的。

「表記」は、他人に伝えることが目的とは限らない。

「表記」は誰かに伝える目的の場合と、そうでない目的の場合があります。

たとえば、自分だけしか読まない文字を書き表すことも「表記」といいます。

②方法の違い!

そして2つ目の違いはあらわす方法です。

「表示」は、あらゆる手段で見せること。

「表記」は、書き表すこと。

つまり、「見せる」のか「書く」のかの違いですね。

もちろん、キーボードで文字などを打ち込むことも「書く」と同じ「表記」です。

また、「表示」が見せるものは文字や記号だけとは限りません。

ランプやネオン、道路のラインなどあらゆるものが「表示」の対象になります。

所2
 

「書きあらわす」のが「表記」ですが、「書き記す」といった意味の「明記」という言葉があります。

そして、「明記」に似た意味で「記載」や「掲載」という言葉も存在しますが、それぞれの違いをご存知ですか?

もしよかったら、下の関連記事を覗いてみてください。

「明記」「記載」「掲載」の違いを解説!意味や使い分けは?

 
 

5.「表示」と「表記」の使い分け!

それでは、「表示」と「表記」の使い方を、例文を使って紹介します。
 
 
【「表示」の使い方】

・野菜の産地がわかりやすく表示されているから安心だ。

・パスワードは他人バレないよう絶対に表示してはいけない。

・新幹線のトイレは、使用中を知らせるランプが表示される。

・彼は何も食べていないが、食事が欲しいとの意思表示を絶対にしなかった。
 
 
【「表記」の使い方】

・この本は難しい漢字の表記が多く、子供には向かない。

・インターネットサイトを外国人向けに英語表記でつくった。

・試験問題にしたがって、規定の図形を表記した。

表記の住所へ返送してくださいますようお願いします。
 

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ところで、「表記」といえば同じ読み方で「標記」という言葉もあります。

「表記」と「標記」の違い、ご存知ですか?

下の関連記事では、「表記」と「標記」の意味の違いを詳しく解説していますよ。

表記と標記の違い!あるポイントを押えると使い分けが簡単!

 
 

まとめ

以上が、「表示」と「表記」の意味の違いや使い分けなどについてでした。
 
 
「表示」は、相手に伝えるためにはっきりとあらゆるものを使って見せることです。

そして「表記」は、文字や記号などを書き表すことですね。

誰かに見せるのが「表示」、文字などを書き表すことが「表記」です。

「見せる」と「書く」の違いですね。
 
 
ただし、書き表したものを見せる場合があります。

こういった場合は以下のようになります。

「自分で表記したものを、全員に見せるために表示した」
 
 
あと、伝える目的があるのが「表示」、伝える目的がない場合もあるのが「表記」です。

「書きあらわす」のが「表記」ですが、「かく」という字にもいろいろな漢字があります。

「書く」「描く」「画く」、3種類の違いをご存知ですか?

詳しくは、下の記事をご覧ください。

「書く」と「描く」の違いを解説!「画く」は?意味と使い分けは?

 

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