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「現況」と「現状」の違いを解説!意味と使い分けは?

      2018/05/29

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「現況」と「現状」どちらも「現在の状況」という意味で勝手に解釈していたのです…が、えっ!違う?
ところで、この二つ、二番目の漢字を組み合わせると「状況」になりますね。
なんだかどれも似たような意味の言葉ですが、実は微妙な違いがあるのですよ!
ということで、今回は「現況」と「現状」の意味の違いや使い分けなどについて調べてみました。
 

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1.「現況」と「現状」の意味の違いと使い分けは?

まずは広辞苑を引いてみます。

【現況】
・現在のありさま。現状。「企業の現況」

【現状】
・現在の状態。現況。「現状維持」

 
現況の意味に現状と書いているし、現状の意味に現況と書いているということは、まあ同じ意味と理解してもよいということです。

ですが、広辞苑以外のものをさらに調べてみたところ、やはり両者には微妙な違いがありました。

「現況」とは物事の現在のありさまなのですが、どちらかというと対象となる物事の周囲の様子をうかがい見ているといった状況です。

つまり、自分自身は含まれていないケースが多いことから、その「現況」を自分の意思で変えることが困難である場合が多いです。

【「現況」の具体的な使用例】
・現況分析
・現況を語る
・現況調査
・生産現況

 
「現状」は対象となる物事自体の現在の状態です。

その「現状」には自分自身も含まれていることもあり、その場合は状態を変更できることが多いです。

【「現状」の具体的な使用例】
・現状維持
・現状打破
・震災の現状
・苦しい現状

 
「状況」と「状態」の言葉で説明しましたが、「状況」と「状態」の違いについては別途解説していますので、もしよろしかったら下の記事を覗いてみてください。

【関連記事:「状況」と「状態」の違い!】

それから「現況」の「況」と、「現状」の「状」は当然ですが意味が違います。

ということでここからは、「況」と「状」の漢字の意味から紐解きます。

「現況」の「況」の字には「おもむき。ありさま。ようす。」という意味があります。

「さんずい」に「兄」で、「さんずい」は水、つまり兄が水を飲む様子を表した漢字です。

「現状」の「状」の字には「かたち。すがた。ありさま。なりゆき。」という意味があります。

「犬が耳を立てている」様子を表した漢字で、「姿」の意味があります。

「況」の特有の意味が「おもむき。ようす。」ですので「風情」や「気配」といったニュアンスがあり、「状」の特有の意味が「かたち。すがた。」ですので姿形がはっきりしています。

ということで、「況」と「状」の意味の違いからわかることは、「現況」にくらべて、「現状」のほうがよりはっきりとしていて具体的ということになります。

現況1
 

2.「原状」と「現状」の意味の違いと使い分けは?

「原状」とは「もとのままのありさま。以前の形。はじめにあった状態。」という意味です。

つまり、「現状」の元々の状態が「原状」です。
 

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「原状」が時間の経過や何かの事情や作用によって「現状」に変化するということですね。

「原状」と「現状」は、読み方は同じなのですが、意味は「元々の形」と「現在の形」ということで全く違います。

【「原状」の具体的な使用例】
・原状回復
・原状に戻って
・原状に復す

 
「原状」と「現状」は同じ読み方で意味が違う言葉ですが、似た言葉で「実情」と「実状」にも違いがあります。

別途解説していますので、もしよかったら覗いてみてください。

【関連記事:「実情」と「実状」の違い!】

現況2
 

まとめ

以上が、「現況」と「現状」の意味や使い分けなどについてでした。

「現況」と「現状」では、現状の方がはっきりとした姿です。

また、「現況」には自分自身が含まれない場合が多く、変更が困難なことが多いです。

「現状」では自分自身が含まれる場合が多く、「現状を変える」とか「現状維持」という使い方をするとおり変更が可能なケースが多いです。

また、「現状」が現在の形なら「原状」は元の形のこと。

「現状回復」は間違い!「原状回復」が正しいので間違いないでくださいね。
 

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