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「元」と「基」の使い分けを解説!「下」との意味の違いは?

      2018/11/15

「~をもとにして…」

「~のもとは…だ」

といったように「もと」という言葉は日常的にかなり多く出てきます。

その分、漢字も数種類存在しますよね。

特によく使われるのが「元」と「基」。

ほかに「下」もあります。

なんだかまぎらわしいですよね。

ということで、今回は「元」と「基」と「下」の意味の違いや使い分けについて解説します。
 

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1.「元」と「基」と「下」の使い分けのポイント!

最初に、簡単に「元」と「基」と「下」の使い分けのポイントについてお伝えします。

「元」は、物事の「始まり」「始め」「起源」「原因」という意味です。

「基」は、建物や物事の「基礎」「土台」という意味です。

「下」は、物のした、また上の立場から下の立場に対する力の影響の範囲のことです。

ですから、使い分けは「始まり」は「元」、「土台」が「基」、「した」が「下」ということになります。

ですが、まぎらわしいものや、どちらにも当てはまるような言葉がたくさんあります。

それでは、「元」と「基」と「下」の意味の違いについて、さらに詳しく例文を使いながら説明しますね。

基礎
 

2.「元」の意味とは!

では、「元」の意味です。

【元(もと)】

①根もと。(本とも書く)

②物事のおこり。起源。根源。

③原因。「争いの―となる」

④原料。材料。「豆腐の―」(素とも書く)

⑤もとね。原価。

⑥もとで。資本。「―も子もない」

⑦以前。むかし。はじめ。「―大臣」

 
ということで、全部で7種類の意味があります。

ですが、全てが「物事の始まり」的な意味があることは共通しています。

では順番に説明しますね。

意味①の「元」は、植物や柱などの根もとのことです。

この「元」は、「本」とも書きます。

植物や柱など、上に向かって立つ物の「始まり」ということですね。

意味②の「元」は、物事のおこりのことで起源や根源のことです。

「時間がかかったが、元どおりの姿に戻った」

といった使い方をします。

これも、「始まり」の姿に戻ったという意味があります。

意味③の「元」は、原因のことです。

「あなたの発言が元で、事態がおさまらなくなった」

といった使い方をします。

つまり、たった一言の発言が「始まり」で収拾がつかなくなるということです。

意味④の「元」は、物の原材料のことです。

この「元」は、「素」とも書きます。

「カレーはターメリックなどのスパイスが元になっている」

といった使い方をします。

これも、カレーを作り「始める」にはスパイスからということです。

ターメリック1

意味⑤の「元」は、もとね、つまり原価のことです。

「こんなに安く売ってしまっては、元も取れない」

といった使い方をします。

商品を売り「始める」ための仕入れ値のことですね。

意味⑥の「元」は、もとでのことで資本金です。

「本の売上金を元に、新たな事業を始める」

といった使い方をします。

事業を「始める」ための資本金という意味ですね。

意味⑦の「元」は、「むかし」や「はじめ」といった過去のことです。

「元知事の経験をいかして、国政に出る」

といった使い方をします。

「昔は」あるいは「始め」は知事だったということです。

とういことで、7種類の意味がありますが、だいたい「物事の始まり」「始める」「始め」といった意味合いで共通しています。
 

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3.「基」の意味とは!

続いて、「基」の意味です。

【基(もと)】

①基礎。土台。

②根底。物事の根本。「国の―をつくる」

 
意味が2種類あります。

意味①の「基」は、建物などの基礎や土台の意味があります。

「強い地震だったが、被害がなかったのは基が頑丈だったおかげ」

といった使い方をします。

この「基」はそのまま「基礎」や「土台」に置き換えることができます。

基礎

意味②の「基」は、物事の根本という意味です。

ですから、建物以外にも使います。

「検査結果を基に判断する」

といった使い方をします。

この「基」は、建物に限定しているわけではありませんが、そのまま「基礎」や「土台」といった言葉に置き換えることができます。

つまり、「基」とは元々は建物に使われていた言葉だったのです。

それが転じて、建物以外の「基礎」や「土台」的な意味合いで広く使われるようになりました。

この「基」が付く「基準」や「基本」という言葉が示すとおり、まさに「基礎」「土台」のことなのですね。
 

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4.「下」の意味とは!

次は「下」の意味です。

【下(もと)】

①物の下。また、そのあたり。

②支配する力や影響の及ぶ範囲。「親の―におく」

 
この「下」も、意味が2種類あります。

意味①の「下」は、その字が示すとおりある物の下やその周辺という意味があります。

「青空の下で運動するのは気持ちがいい」

といった使い方をします。

この「下」は、「もと」を「した」に置き換えることができます。

意味②の「下」は、支配下のこと、力の影響が及ぶ範囲のことです。

「課長の下で仕事ができるのは幸せです」

といった使い方をします。

この「下」は「課長の支配下」でという意味で、この「もと」も「した」に置き換えることができます。

つまり、「下(もと)」は元々「下(した)の方向」、「下方」のことなのですね。

それが転じて、「下方」の意味のほかに、上から下に対する力の影響範囲をあらわす意味で広く使われるようになりました。

ですから、「もと」をそのまま「した」に置き換えても全く違和感がないのですね。

協創
 

5.「元」と「基」と「下」の違い!

ということで、「元」と「基」と「下」の違いを整理します。

「元」とは、物事の「始まり」「始め」「起源」「原因」という意味です。

「基」とは、建物や物事の「基礎」「土台」という意味です。

「下」とは、物のした、また上の立場から下の立場に対する力の影響の範囲のことです。

簡単に言ってしまうのならば、「始まり」は「元」、「土台」が「基」、「した」が「下」ということになります。

ですがこの使い分け、どちらにも当てはまる場合がたくさんあるのです。

では、そういったまぎらわしい使い分けについて、例文を使って説明しますね。

概略1
 

6.「元」と「基」と「下」の使い分け!

実際にまぎらわしい使い方について例文で説明します。

①「足元」と「足下」の違い!

【足元】

これは、人が立った状態の一番下の部分のことで、つまり立った状態だと一番の始まりの意味があります。

「自分がどんなに努力しても彼の足元にも及ばない」

といった使い方をします。

「足元にも及ばない」つまり、彼には全く追いつくことが不可能ということです。

【足下】

これは、人の足の下の場所のことを指しています。

「暗くなって足下が見えない」

といった使い方をします。

つまり、下の場所が暗くて見えないという意味です。

 

②「受け継いだ店舗を元に」と「受け継いだ店舗を基に」の違い!

【受け継いだ店舗を元に】

これは、人から受け継いだ店舗を「発端」にという意味になります。

つまり、そこから「始める」ということです。

【受け継いだ店舗を基に】

こうなると、人から受け継いだ店舗を「土台」にしてという意味になります。

この場合は、その店舗を「基礎」にしてさらに発展させたい場合などに使います。

ネオン
 

③「法の下」と「法の基」の違い!

【法の下】

この場合は法が上にあり、その下に国民がいるという意味です。

たとえば「法の下の平等」となると、国民は全て法律上平等でなくてはいけないということです。

【法の基】

これは、法が基礎になっているという意味です。

たとえば「法を基に訴える」となると、法律に基づいても納得できないことから訴えを起こすということです。

つまり、法律を「基礎」「根拠」に置いて、という意味ですね。
 

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まとめ

以上が、「元」と「基」と「下」の意味の違いや使い分けなどについてでした。

「元」は物事の「始まり」「起源」「原因」、「基」は建物や物事の「基礎」「土台」、「下」は物の下(した)また上の立場から下の立場に対する力の影響の範囲のことです。

使い方を迷った場合は、それぞれの言葉を置き換えてみましょう。

「始まり」「原因」→「元」

「基礎」「土台」→「基」

「した」「支配下」→「下」

ですが、どれにも当てはまるケースはたくさんあります。

わからない時は、ひらがなで書きましょう。

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