お食い初めの歴史は古く、平安時代から始まったとされています。
その子が一生食べ物に困らないようと願いを込めて行われたのが始まりだそうです。
そこで、今回は、お食い初めの基本的なやり方などについてまとめてみました。
1.食べ物に一生困らないよう祝う儀式
お食い初めは、赤ちゃんにご飯を食べさせるまねをして、一生食ベ物に困らないよう祈る儀式です。
お祝いする時期は地方によって異なりますが、100日が一般的です。
祝い膳を用意し、祖父母や親せきの長老が「養い親」になり、ひざに赤ちゃんを抱えて食べさせるまねをするのが正式です。
赤ちゃんが男の子なら男性、女の子なら女性が、この役を務めます。
2.祝い膳を用意、招かれた人はお祝いを持参
お食い初めの儀式を行うときは、祝い膳を用意して、双方の祖父母や両親のきょうだいなど、ごく身近な人を招きます。
祝い膳に用いる食器は漆器が正式で、母方の実家から贈るのがしきたり。
男の子の場合は朱塗り、女の子の場合は内側が朱で外側が黒の漆器を使い、赤ちゃんの姓の家紋を入れます。
しかし最近は、お祝いの後でも使えるよう、離乳食用の食器も人気です。
しきたりにこだわらず、自分たちのやりかたで、ごちそうを用意してもかまいません。
お食い初めに招かれたときには、お祝いの品を持参します。
贈り物には、ベビー用食器や離乳食の本、または、ケーキや果物などが適しています。
贈り物に迷ったときは、お祝い金を包んでもよいでしょう。
3.祝い膳
祝い膳は食器を用意し、尾頭付きの焼き魚、煮物、香の物、汁物に、赤飯か白飯の一汁三菜に、紅白のもちを5個添えた二の膳をつけます。
4.ポイントの整理
○赤ちゃんに食べさせるまねをする養い親は、祖父母などが務める。
○祝い膳のほかに、実際に赤ちゃんがロに入れられる白湯なども用意する。
●お貪い初めのご祝儀
【水引】
紅白のちよう結び
【表書き】
「祝御食初」
「祝御初膳」
【金額の目安】
5,000~10,000円程度
※お食い初めに招かれた人のみ贈ります
最後に
なかなか今の時代に食べ物に困るといったことは少ないと思いますが、大切な赤ちゃんです。
是非お祝いしましょう。
赤ちゃんには、これから元気にすくすくと育ってほしいものですね。
ご参考にしていただければ幸いです。
ところで、赤ちゃんの必需品である「よだれかけ」ですが、お店では「ビブ」と表示されていたり「スタイ」と表示されていたりしますよね…。
「ビブ」と「スタイ」、なぜ2通りの呼び方があるのか、徹底的に調査した記事があります。
もしよかったら、下の関連記事をご覧ください。